楽しい過積載。大型バイクでギター2本とバッグを運ぶ方法

横浜近辺でライブがあったのでバイクで行くことにしました。
事情があってギターを2本持っていかなくてはならなかったけど、なんとかなるだろうとバイクのリアキャリアにがんじがらめにくくりつけました。
リュックも背負わないといけなかったけど、物理的に不可能でした。
ただし前後逆に背負う(と言うか抱きかかえる)ことでなんとかクリア。


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こんな風にしてシートに座るような状態。
この後、何年かぶりに立ちゴケしました。


気を取り直して出発。
茅ヶ崎から横浜まで。1時間くらい。
走り出すと、体がオイルタンクとギターの間にうまくフィットして意外と安定感があるんです。
リュックを前に抱えているため風を腹に受けず、防寒対策にもなります。


しかしかなり前のめりな体制でニーグリップがきかず、首も容易に動かせず後方の安全確認もできない。
また、歩道から車道に出る時、バイクの全長が突き出たギターの分長くなり、歩行者の進行の妨げになっていたりもしました。


まあ、こんな荷物の時は車か電車で行けと言われそうです。


が、インドやベトナムなどの途上国におけるクールな過積載っぷり(つまり、もの凄い荷物を何事も無かったかのようにバイクや自転車で運ぶ余裕っぷり)にある種の憧れみたいのがありました。
また、「何事もやればできる」的な偏った使命感を抱いてしまった結果のことでもあります。
それで今回ギター2本の運搬と言う機会に恵まれ、実行するに至ったわけです。



しかし良く考えてみるとインドやベトナムの人々は、せいぜい100CCくらいの機動性ばっちりのミニバイクや自転車で過積載になるわけで、こんな小回りのきかない大型バイクで大荷物を運ぶのは見たことがない。さらには高速道路を80キロくらいで走行するようなこともしないだろう。


そんなわけで、あまりの身動きの取れなさ加減に途中で疲れてしまって、やっぱりバイクはノビノビ楽な体制で快適に乗りたいよなーという結論に達しました。


しかしいつか小型のカブとかで楽しく過積載してみたいものです。


余談だけど、車で使ってるETCカードをバイクでも使うことができるので、こんな風にカウルのところに洗濯ばさみで固定して、料金所でおじさんにカードを渡して精算してもらう。
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イチイチ小銭を取り出すわずらわしさが軽減されて便利です。
(バイク用のETC機械取り付けも検討したけど、値段が高いので断念しました。)