予定は未定!京都吉水の女将と巡る西日本ドライブ旅行

せっかく日本に住んでいるのに日本国内をちゃんと見ていない!ということに最近気づき、今後は事あるごとに国内の旅をして行こうと決めました。
そこで先日1週間くらいかけて関西の方に車で行って来ました。

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夫婦でしっぽり高野山のはずが京都ドライブツアーに変更。そのワケとは?

もともと夫婦水入らずで高野山の宿坊に泊まる計画を立てていたのだけど、ついでに京都方面にも足を伸ばしてみようかという話になりました。
妻が京都に訪れたのは修学旅行以来だというので、幾つか観光名所も訪ねてみようかと・・・。
ところがそんな計画を立てていたところ、地元大磯在住であり「あやべ吉水」の女将でもある中川誼美さんから興味深いお誘いを頂きました。

「あやべ吉水」とは京都綾部にある茅葺き屋根の古民家を改装したお宿。水源の里奥深くにあり、杉林に囲まれたその場所はまさに日本の原風景といったところ。

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この場所を「自然、農、食を学べる学校」にするという構想が中川さんの中にあり、そのためのWEBサイトやパンフレット制作を依頼されたのがきっかけとなり、実際に泊まりに行ってみることになったのです。

そして女将も車に同乗していろいろと案内してくれるというから旅のスパイスが一気に濃くなることとなりました。
もちろん断る理由など無い。これも一つの流れ。逆らわずに行きましょう。

そんなわけで、「夫婦でひっそり高野山への旅」が、「あやべ吉水の女将と巡る関西ドライブツアー」にタイトル変更となりました。

多動症的リーダーかもしれない人

中川誼美さんのプロフィールをちょっと紹介すると、

1970年代に結婚と同時に米ウッドストックに暮らし、ヒッピー文化全盛の町でオーガニックライフを学ぶ。
日本帰国後も自然にやさしい暮らしを実践し続け、1998年に京都に「お宿吉水」、2003年「銀座吉水」、2008年「あやべ吉水」を開業する。(銀座は2011年に閉鎖。)
“ちょっと前の日本の暮らし”を提案する著作活動、講演活動、「50度洗い」と低温調理を中心とした命が喜ぶ料理教室など、日本中を飛び歩く多忙な日々を送る。

主な著作は下の三つ。

当人のことを知っている人は納得しまくりだと思いますが、中川さんのバイタリティーは生半可なものではなく、アラセブ(Around Seventy)の御齢ながら自分で車を運転して日本全国どこへでも行ってしまう行動力、そして限られた時間の中でミッションを次々こなしていく実行力に驚かされます。
考え方と行動が突拍子も無いけど、常に周りに人がいて、引っ張られていく。
こういう人を「多動症的リーダー」と呼ぶのかもしれませんね。

イケハヤ氏のブログ参照。
「多動症的リーダー」が持つ力

少し前の日本の暮らしを提唱する中川さんの考えに共感

本当の豊かさとはお金じゃなくて心の豊かさだと叫ばれる昨今。
経済優先の世の中に疑問を感じ、自然にも地球にも、そして心身ともに優しい暮らしや食生活を目指したいと思っている僕ら夫婦は中川さんの考え方に共感するところがあります。

彼女と初めてお会いしたのは昨年(2014年)初めのこと。
大磯で廃墟となっていた電気部品工場をリノベーションして、地元の人たちが集うコミュニティーセンターにしようというプロジェクトにかかわっていた時のことです。
経済発展する前の日本はモノはないけど人々の暮らしは豊かでした。そんな「少し前の日本の暮らし」を提案してこれからの日本の未来につなげて行く。
そんな考えの元発足したプロジェクトです。

無事リノベーションも終わって、現在はカフェ・食堂を主体としたお店に生まれ変わりました。
今古今

僕ら夫婦は途中でこのプロジェクトから外れた形になり、それからしばらく中川さんともお会いしてませんでしたが、今回こうして一緒に車で旅をすることになったのは何かの申し合わせなのでしょうか。
流れに身を任せて、この新たな流れを楽しんでみたいと思います。