コロンボの空港から市街地へ。町の様子は優しいインド風

コロンボ空港バス

スリランカのコロンボ・バンダラナイケ空港に降り立ち、両替とSIMカード購入&セッティングを無事済ませ、いよいよ町へ向かいます。

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コロンボ市内中心部へは路線エアポートバスで移動

空港ターミナルを出ると出迎えの車やミニバスなどがたくさん停まっております。
僕ら旅行者は市街地へのバスに乗り場を目指して、建物を背にして左の方向へひたすら進んでいきます。

コロンボの空港を出たところ

建物の屋根が途切れて道路にぶつかって右側のあたりがバススタンドとなっており、ここに市内行きのバスが停留しています。

「バス・トゥ・シティーセンター?」
とそこらへんにいる人に尋ね歩けばすぐに見つかるはずです。

コロンボ空港からのバス

赤色のバスはスリランカ国営バス。
エアポートバスはしっかりした作りのエアコン付きのバスでした。

コロンボ空港バスのチケット

▲料金はバスの中で支払います。一人110ルピー。約100円。安い。
座席に座ってからそれほど待たされずに出発しました。

行き先はコロンボ中央駅(コロンボフォート)。空港はコロンボの町から北に30kmほど離れたニゴンボという町の近くにあり、約40分ほどのバス旅となります。

コロンボ空港から市街地へとつなぐ高速道路は日本の企業が作った?

スリランカの高速道路はコロンボから最南部のマータラまで高速道路がつながり、その建設には日本のゼネコン、大成建設が大きく貢献したことで知られています。

こんなかっちょいーアニメもCMで流れていたんですね〜。

TAISEI CORPORATION CM – Colombo–Matara Expressway, Sri Lanka (eng sub)

でも空港からコロンボ市内へつながる高速道路(Colombo–Katunayake Expressway)は中国のゼネコンが受注してオーストラリアの建設会社が設計などを担当し、スリランカの建設会社が建設を請け負いました。
ちなみに総工費2億9200万USドルも、そのほとんどが中国からの資金提供だそうです。
参考:Colombo-Katunayake Expressway Project (CKE), Sri Lanka

空港からコロンボまでの高速道路も日本の企業が作ったー!!といろいろなブログで見かけましたが、実際はそうではないみたいですね。ちょっと気になったので調べちゃいました。

スリランカの町の第一印象(完全主観的)

高速道路から一般道に入るとコロンボ中心街に近づき、街並みもざわついてきます。
人の量も交通量も増え、お隣の国インドの雰囲気に似て来ます。
だけどやっぱりインドの雰囲気とは違った空気を感じました。

コロンボの町の印象

▲コロンボフォート近くの市場横をバスが通っていきます。人も多く活気づいております。

偏見もあるかもしれないけど、インドと比べたスリランカの第一印象は以下の通りです。

道にゴミがあまり落ちていない

インドではどこでも誰でもゴミをポイっとしちゃうのが残念だったのですが、スリランカでは皆無じゃないにしてもそういう場面は少ないように感じました。

コロンボの町の印象

▲町の雰囲気はインドに似てるけど、ゴミが落ちてなくて綺麗な印象。

道端に牛がいない

インドではヒンドゥーの神様である牛があちこちに放たれており、比例して路面の牛糞量も盛りだくさんでしたが、基本仏教国のスリランカではそんなことはなく、路面もきれいでした。

バイクに乗る人たちはみんなヘルメットかぶってる

インドに限らずタイなどの途上国ではノーヘルがそれほどうるさくないのか、よく見かけましたが、スリランカではしっかり規制されているようで、ノーヘルのライダーはまったく見かけませんでした。安全第一!

コロンボの町の印象

クラクションの音がそれほど聞こえてこない

インドはこれひどいですよね。ちょっと神経にさわるほどのざわつきを感じますが、スリランカではそこまでひどくない印象でした。

コロンボの交通整理警官

▲信号のない交差点などにはちゃんと警察官が入って交通整理をしてくれていることも。

車やトゥクトゥクなどがガツガツしてない

インドでは「我先に」精神が強くて横入りや強引な追い抜きなど当たり前。信号もあってないようなもの。よく路上で喧嘩が起きたりします。
しかしスリランカでは、そもそもインドほど人口も車の量も多くなく、割と余裕のある交通量でガツガツした感じも薄い印象でした。

道行く人と目があうとかなりの確率でニッコリと挨拶してくれる

なんと言ってもこれが一番印象的。スリランカ人の国民性なんでしょうか。いかつい目つきの悪いおっちゃんも、こちらが挨拶すると口角を上げてニッコリしてくれます。道行くほとんどの人がそんな感じなので自然とスリランカの町の印象が良くなります。
人の印象ってほんと大事ですね。

笑顔のスリランカ人

以上、完全な個人的見解なのでインドに対する偏見があるかもしれませんが、印象的にはインドより優しく柔らかいのは間違いありません。
インドのようでインドでない。スリランカは「優しいインド」くらいに捉えるといいかもしれません。あくまで主観ですが。

今回のケセラセラ

コロンボの空港を出てから町への移動、そして初めてスリランカの町を見た印象をツラツラと書いてみました。
繰り返しになりますが、町の人たちがニッコリ挨拶してくれるのが何より好印象!
これはこの後いろいろな町を訪れた時も同様でした。スリランカってどんな国?と聞かれたら「笑顔の国」と答えてもいいくらいです。

初めての旅先なので最初は少しナーバスでしたが、町の雰囲気と人々の笑顔に癒され早くも気分がユルユルです。このままユルユルと3週間、スリランカ各地を巡っていきます。