ヌワラエリヤからバスを乗り継ぎダンブッラへ。有名な石窟寺院に入れなかった件

ダンブッラ黄金大仏

スリランカ茶の名産地として有名なヌワラエリヤを早々に後にし、次に向かったのは石窟寺院で有名なダンブッラという町。
ヌワラエリヤからはまずキャンディにバスで戻り、キャンディのバスターミナルからさらにダンブッラ行きのバスに乗り換えることになります。

ヌワラエリヤからキャンディへのバス

▲ヌワラエリヤ周辺はしばらく山間のカーブの多い道が続きます。

ヌワラエリヤからキャンディへのバス

▲ヌワラエリヤ周辺には有名なマックウッド・ラブーケリー社以外にも幾つかお茶生産工場があります。少し離れた郊外にあった「Blue Fields」というお茶工場を通り過ぎるところ。

ヌワラエリヤからキャンディへのバス

▲割と頻繁に停車し、その度に乗客が入れ替わります。乗客は観光客ではなくて地元に住む人々の割合が断然上です。

バスがパンク

▲キャンディに到着する手前でバスがまさかのパンク(もしくは空気抜け?)
やむなく足止めを食らう羽目となりましたが、町の整備工さんがものすごい速さでタイヤ交換をやってのけ、ものの15分ほどで無事走行再開。うーん、いろんな意味でアジアのパワーを感じました。

キャンディのバスターミナルで食事

▲無事キャンディに戻り、バスターミナルに軒を連ねていた食堂に入ってお昼ご飯。うまい!

キャンディのバスターミナルからダンブッラ行きのバスに乗り換えて目的地へ。(一人107ルピーでした。)

Sponcered Link

ダンブッラで泊った宿

ダンブッラの石窟寺院のほぼ目の前にある小さなゲストハウスです。

オアシス ツーリスト ウェルフェア センター(Oasis Tourist Welfare Center)
オアシス ツーリスト ウェルフェア センター(Oasis Tourist Welfare Center)

オアシス ツーリスト ウェルフェア センター

外国人のお姉さんが経営しているらしいです。値段も手頃でバックパッカーに喜ばれそうな気楽な宿でした。

オアシス ツーリスト ウェルフェア センター

▲いたずら子猫さんもいて癒されます。日本から持ってきた餌をあげたら異常な興奮っぷりでした。

ダンブッラの石窟寺院への道

翌朝、さっそく寺院へ行ってみることにしました。

お寺の敷地に入るとまず目に飛び込んでくるのは黄金の大仏!

ダンブッラの黄金大仏

そして大仏の台座部分のド派手な建物は博物館となっているようです。
この黄金大仏の奥にそびえる丘の上にユネスコの世界遺産にも登録された石窟寺院があります。

妻は最初から「岩山登るの大変そうだし暑いから下で待ってる」とやる気なしモード全開だったので、一人で行くことに(トホホ)。

ダンブッラの黄金大仏

▲たくさんの巡礼者が寺院の敷地内で腰かけて休んでいました。ゆったりとした雰囲気だにゃー。

チケットオフィスは分かりにくい

事前情報として黄金大仏の敷地内の社務所みたいなところで入場チケットを購入することを知っていました。
ところが、このチケット売り場がどこだかわからない!
「Ticket Office」みたいな表示があるのかなーと思っていましたが、そういうのは見当たらず。

ダンブッラの黄金大仏

▲・・・っぽいところはありましたがチケットという文字は見当たらず。まあこの窓口で聞いてみれば良かったんですがね。

だけど正直なところ、入場料も安くないし、どうしても中に入りたいというかいうと、それほどでもない。
心の中で「ま、チケット買わずに行けるところまで行けばいっか」という気分に早々とチェンジし、大仏の左側にある階段を登っていきます。

寺院への山道は裸足で

お寺の中ではマナーとして靴やサンダルを脱がないといけません。
日陰の中を裸足で歩くととても気持ちいいのですが、日なたは地面が熱せられてまともに歩くことができません。

途中で何やら子供たちが花を配っています。

IMG_6629

お金をせびられるのかなと思ったけど特にそういうこともなく、観光客も仏様に花を捧げてほしいという純粋な思いがあるようです。

上へ登るまえに黄金大仏の真下に行って花を捧げてきました。
周りにはたくさんのスリランカ人がお今日のようなものを唱えながらお祈りしています。

IMG_6664

▲とても優しい空気が流れていました。

大仏の左側の小道をさらに登っていきます。
外国人はここではサンダル履きでも許されるのかもしれませんが、あえて裸足で突き進みます。

猿多し

ところでこの石窟寺院への山道、やたらと猿が多い!
野生の猿はキャンディの街中とかでも見かけましたが、ここのお猿さんたちは観光客をまったく恐れもせず隙あらば食べ物を奪い去っていく悪党ばかりです。
子供が持っていた花を奪い去りムシャムシャ食べるのも目の前で見ましたが、なかなか強引です。

ダンブッラの石窟寺院

ダンブッラの石窟寺院

そうかと思えば道端で日向ぼっこ。なかなかユーモラスな彼らですが、食べ物を持ち歩いている場合は注意しないといけませんね。

寺院への入り口。チケットなしで門前払い

さて、ようやく坂道を登りつめ、石窟寺院の入り口へ。

ダンブッラの石窟寺院

ここでチケットを見せて中に入るわけですが、持っていなかったので何食わぬ顔でスルーしようとしたところ、案の定係りの人に呼び止められて門前払いと相成りました。

僕のようにやる気なしの旅行者は「ま、いっか」で済まされますが、中にはチケット売り場がこの場所にあるものと思って登ってきた外国人もおり、ここへ来て「チケットは下で買ってこい」と言われるのも酷な話です。実際僕のすぐ後に来た欧米の男性がそのトラップに見事はまったようで、なすすべなく残念がっていました。
麓のチケット売り場をもう少しわかりやすい状態にしたほうがいいんじゃないの?と持ってしまいますが、ここはスリランカ。いろいろ仕方ありません。

寺院に入れなくても周辺の景色はなかなかの絶景で、しばらくボーッと佇んでから下山しましたとさ。

ダンブッラの石窟寺院

今回のケセラセラ

肝心の石窟寺院には入れませんでしたが、やる気のない観光旅行者としてはまあ上出来だったのではないでしょうか。
裸足になって巡礼者に交じって寺院への山道を歩けただけで満足してしまいました。