旅の思い出 ~ ボリビア・La Paz で偶然の出会い

lapaz世界を旅をしていてたまにすごい事に出くわすものです。
今までで一番すごいと思ったのは、大学時代に旅行で訪れた南米ボリビアの首都ラパスの安宿で、なんとの同じクラスの女の子と偶然に出くわしたことです。


ブラジルの国境からボリビアに入り、サンタクルスやコチャバンバなどの観光スポットをバスで訪れ、ようやくラパスに到着しました。
ラパスは世界で一番標高の高い首都で、ちょうどすり鉢のような形をした、例えるなら富士山の火口の中にあるような町です。首都の一番低いところでもすでに標高4000mあり、一番高い「El Alto」と呼ばれる場所は5000m以上あるといいます。
そんなわけで到着した当初は高山病に悩まされたものです。

宿は日本人が経営するという「トキ・ゲストハウス」(現在は閉鎖してしまったらしい。)に泊まることに決めました。
すり鉢の中腹にあるため、たどり着くまでは結構大変でした。
息も絶えだえやっとのことで到着し、チェックインを済ませて食堂のようなところでくつろいでいました。
すると何人かの日本人旅行者も次々入ってきて、お茶を飲むなり、語らうなり、それぞれの時間を過ごしていました。

で、僕も一人で暇だったので、たまたまとなりに座っていた女の子に話し掛けてみました。
「今日ついたばかりで、いきなりスキーに行って来た。」
とその子は話していましが、どこかで見たような顔だと思いました。
その時はたいした話もせずにお互いの部屋に戻ったのですが、あとで別の日本人から「あの子は大学でスペイン語をやってるらしいよ。」と話し掛けられました。
「え?おれも大学でスペイン語やってるんだよー。どこの大学なんだろね?」
「K大学らしいよ。」
「えーー!?俺も同じ大学だ。名前はなんて言うんだろ?」
「えーと、確か○○さん…かな?」
「何ーー!知ってる。っていうか同じクラス…。」

という経緯です。
これにはびっくり仰天!まさか広い世界のこんな場所で知ってる人に出会うなんて。
偶然と言うものはあるんですねー。

…ということで再びその女の子と話をしました。
「えー!どこかで見たことあると思ったんだよね!こんなところで何してるの!?」
「うおー!それはこっちのセリフだー!」
・・・あとは大学の先生の話とかゼミの話とか・・・。普段学校で話している会話と変わりないやん!
まあ、そういう具合でした。

ちなみに同じ日の夜にこの宿に入ってきた男性も、僕の大学の後輩の田舎における友達だったらしく、これまたちょっとした偶然でありました。
いやはや旅というのは何が起こるかわかりませんな。