石づくりの町、世界遺産モレーリア散策
メキシコに戻ってきて実質3日ほど時間があったので、モレーリアという町に行ってみることにしました。
DFの西方面バスターミナルはとても広い建物の中にたくさんのバス会社のカウンターがあり、各方面へのバスチケットを買うことが出来ます。
僕が利用したのは「ETN」というバス会社。
このバスがもう、とにかくすばらしかった。
メキシコでもトップクラスのサービスを誇る会社らしいが、それも納得。
チケットはコンピュータを使い、座席なども確認しながら取れます。
バス乗車前にお姉さんがレセプションしてくれて、なんとお弁当とドリンクもついてくる。
バスの座席は3列シートでゆったり。エアコンもきつすぎず適温。ありがちなキズや破損なども見受けられずとてもきれい。
それぞれの座席には映画などを楽しめるモニターとヘッドフォンがついています。
トイレは2つあり、2重の扉でにおいも気にならない。誰かが入っているとランプで表示してくれます。
こりゃ、ヘタな飛行機よりよっぽど快適だよ。
ニカラグアのバスみたいに満席にならないと発車しないなんてことはないし、うるさい物売りが入ってくることもない。
メキシコってこんなすごい国だったっけ?と思わせるくらいの快適なバスでした。
モレーリアに着いてタクシーでセントロへ移動。
この街は旧市街が情緒あふれる石造りの町になっており、世界遺産にも登録されています。
適当にホテルにチェックインしてさっそく街歩き。
んー、うわさ通り、すてきな町だ。
スペイン植民地時代に建てられたと思しき重厚な石造りの建物をそのままホテルや商店などが使用し、違和感なく溶け込んでる。
マックやケンタッキーなどの店もありますが、看板を控えめにして景観を乱さないようにしています。
センスの無い自己主張ばかりして景観もへったくれもない日本の町々は見習うべきですね。
ちょうど土曜だったためか夕方の涼しい時間になると人々が夕涼みに出てきて思い思いに暮れゆく時間を楽しんでいました。
カテドラルの前では大道芸のパフォーマンスが。
夜のライトアップも美しい。
翌朝、日曜日のためか、閉まってる店も多くのんびりしたムードが漂っていました。
大通りは歩行者天国、というか自転車天国みたいになってました。
いつものように歩きに歩いて、気持のよいカフェを見つけて一休み。
大きくて長い水道橋もこの街の名物。
地図も持たずに歩くと面白い発見があったりします。
地元の人しか来ないような市場を見つけたので潜入してみる。
危ない雰囲気ではなく、ここもとてものんびりしたムードでした。
チープだけどかわいらしい雑貨やバッグなどがあったのでちょっと購入。
たまには買い付けもせんと。
さらに当てもなく歩いてランチの時間。
感じのよいレストランがあったのですかさず入ってみました。
一人の時はレストランに入りづらい気持ちになってしまうが、このレストランはちょうどいい感じでした。
フリホーレスのスープ。おいしかった。
ギターのおっちゃんが流し演奏してて、カップルが曲をリクエストして、その曲を聴きながら熱いBesoを交わす二人を激写。
一人だったけどなんだかうっとりしちゃったよ。
モレーリア、いい町でした。
夕方バスでDFに帰還…のはずが途中で事故渋滞にはまり1時間ほど足止め。
でもバスが快適だったので全然苦じゃなかった。
なんとこのバスはWifiが飛んでて自分のPCでインターネットも楽しめちゃう。
結局1時間遅れでDFに到着。めでたし。