富士登山 2005

05072704今年も富士山に登ってきました。
タイミング悪く台風7号が接近しており、一時は取りやめになりました。
しかし台風の進路が変わったという予報を見てやはり決行。


前日の夜のうちに御殿場五合目まで車で移動しました。
今回のメンバーは4人。この前の河津の海へ一緒に行った連中です。みんなノリがいいのでどうなることかとても楽しみでした。


夜中に五合目に着いてしばし休息。
今回は広い車で4人だったので寝るのにも充分でした。


翌日、快晴!思ったとおり台風一過で頂上のほうを見ると雲ひとつない青空が広がっていた。


午前8時登山開始。
この御殿場口というのは一番キツイコースと言われているが、毎年いつもこのコースを選んでいる。
なぜかというと人がほとんどおらず、車もずっと停めていても問題ないから。
他のコースは観光客でごった返していると言います。


05072701今回初めて登るメンバーもいましたが、最初はやはり余裕。
飛んだり跳ねたり楽しんで登りました。
しかし途中から口数が少なくなり、みな一人歩きになりかけた。


これじゃいかん。
今回の目標は「楽しく登る」ということだったので思い直してみんなで固まってゆっくりと楽しみながら登ることにしました。
みんなで歌を歌ったりしゃべったりふざけあったりしてのんびり登ることにしました。


さすがに高度が上がってくると歌う者にとってはしんどい。
しかし楽しんで登れば意外と距離を感じないものです。
休憩ポイントをいくつか挟み、午後4時ごろようやくこの日の目標ポイントである七合五勺の小屋にたどり着きました。
こんなに時間をかけて歌を歌いながら登る登山者も珍しいことだろう。
しかしおかげで肉体的疲労はさほどなく、気分はよかったです。


小屋で一泊。いつも夕飯は自分達で調理したりするのですが、今回は小屋で作ってくれるカレーを食べることにしました。
宿泊代に1000円上乗せするだけでめちゃくちゃうまいカレーライスが食べ放題なのがうれしい。
こんなことなら毎年そうしていればよかった。


寝床で4人でトランプをしてアホみたいに盛り上がってまるで子供の修学旅行状態でした。


そこへ後発隊の3人がたどり着きました。
毎年一緒に登っているY隊長とその友人達。
事情があって前日五合目入りできずに当日の午後から登り始めたと言います。
何はともあれ無事に会うことができてよかったです。


食後、少し寒くなったが風もそれほど強くなく、星が恐ろしくきれいに見えました。
悪だくみ4人組は小屋の裏の明かりのないところに寝っころがって流れ星が来るのを待っていました。
この星空にそれぞれの願いをこめて。


 


05072702翌朝。待ち望んでいたご来光を拝むことが出来ました。
これほど天気がいいことも珍しいと小屋のおじさんが言っていました。
相模湾や江ノ島はもちろん、横浜のランドマークタワーや千葉の房総半島まで見ることが出来ました。
これはとてもラッキーでした。


準備をして重い荷物を小屋に残して山頂を目指します。


持ってきたトランシーバーを駆使して離れて歩いても通信することができました。
しかしほとんど遊びに使ったようなもの。
サザンの「今何時?」「まーだ早イー♪」の掛け合いを富士山九合目でトランシーバーを使って実践する人間もあまりいないだろう。


こうして楽しみながら約1時間半の登山を終え、ようやく富士山頂に到着!
少し風があったがすばらしい景色が待っていました。
観測所のある頂上付近で昼寝をしたり写真をとったりしてゆっくりすごし、そのあとはひたすら下山。


再び七合五勺に戻り、荷物をまとめて一気に下山。
まるで砂場の下り坂、砂走りを駆け下りていく。ここでもテーマは「楽しく」。


夕方ごろには五合目まで戻ることが出来ました。
帰り際に温泉に入り、焼肉を食い、消費したエネルギーとカロリーを復活させました。


05072703今回の富士登山は何かいつもと違っていました。
いつもは修業のような気分なのだが、今回はハイキングかピクニック。
一緒に登ったメンバーのノリがそうさせたのかもしれないし、4回目の富士登山ということで慣れも出てきたのかもしれない。


ともあれ天気にも恵まれきれいな景色と美しい星空を堪能することが出来て大満足の富士登山でした。