今夏二登目!目指すは富士山山頂

今週月曜~火曜、今年2度目となる富士登山に行ってきました。

今回は初めて御殿場口以外のルート(須走ルート)から行ってみることにしました。
例によって前日夜に登山道入り口となる五合目まで移動しておき、車中泊。
お盆も過ぎたし平日だし大丈夫かなーと思ったけど駐車場は既に満杯で、入りきれなかった車が路上駐車しまくっていました。
うちらもだいぶ下ったところに泊めざるを得なかったけど、周りはとても静かでぐっすり眠ることができました。

翌朝、空は曇っていたけど雨が降るような天気ではなかったです。
準備を整え、まずは五合目入り口まで舗装道路を登っていきます。

御殿場口と違ってこちらはだいぶ賑やかな雰囲気で、お店やレストランなども幾つか並んでいました。
これから登る人、下りてきた人、それぞれ入り混じって賑やかでした。

適当なところに腰を下ろしてコンビニで買ってきたおにぎりをパクつき、持ってきたコンロで湯を沸かして味噌汁を作りました。
お店で杖を購入。ついでにトイレも貸してもらいました。(公衆トイレは使用料200円)

いよいよ登山開始。
御殿場口は最初っから砂利道でいかにも富士山らしい山道が延々と続くのですが、ここ須走口はだいぶ様子が違う。
最初に神社の参道のような道を通り、森の中に入っていく感じ。
しばらく樹海特有のウネウネした木々の中を歩いていき、徐々に視界が開けてきます。
自然のバリエーションに富んでいて、登山というよりハイキング気分を楽しむことができました。

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幾つかの山小屋を越えて、いよいよ富士登山らしくなってきました。
3つ目くらいの山小屋で昼飯タイム。
持参してきた玄米おにぎりを食べてパワーアップ!
天気も晴れてきて気温も上がってきました。しかし雲の動きは早く、風が吹くと一気に冷え込む。

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さらに上を目指します。
徐々に草地も少なくなり、砂利と石ころの世界が広がっていきます。

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それにしても山小屋が多い。
御殿場口は距離が長いのに山小屋はほとんどない。
それに比べて須走ルートはなんて親切なんだろう。

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七合目付近にある「太陽館」で休憩。
おやつを食べようとコーヒーを沸かしていたら小屋の人に注意されてしまいました。
こういうところではガスや火はいけないんですね。
ゴミを捨てない、持ち帰る、というのと一緒でルールは守らないと、と反省。

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疲れも取れたところで、更に上へ。
日も傾きかけたところで、ようやく今日泊まる本七合目の「見晴館」へ到着。
うちらは予約しておいたから良かったけど、そうでない人は宿泊を断られ、更に登っていかなくてはいけない。
ちなみにこの上の八合目の宿も二つほど数日前に予約しようとしたけど、既に満杯でした。
やはり夏休みシーズンは山小屋の事前予約は必須です。

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見晴館。その名の通り、見晴らしは最高。
天気も抜群で、空も雲も輝いて見えました。

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山小屋の広間でくつろぐ人、外に出て景色を楽しむ人、それぞれ。

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やがて晩御飯の時間。
カレーライスは山小屋の定番だけど、ここのはキャベツとキュウリの浅漬けがつき、福神漬けとラッキョウは食べ放題。
小屋の人の対応もよく、とても気持ちが良かったです。

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食後に外に出ると、影富士と月のコラボレーションを見ることができました。
こんな景色めったに見られるものじゃない。
天気が良いとこんなにも違うものだなーと前回の登山とつい比べてしまう。

やがて夜も更け、早々に床につくことにしました。

事前に翌朝の出発時間を客に確認して、寝床の順番もちゃんと考えられていました。
うちらはのんびり組だったので、一番奥の寝床に。
こういう細かい気配りもうれしい。

すぐ真横に知らない人が寝てるのでちょっと緊張気味でなかなか寝付けなかったけど、持ってきたiPod(インナーイヤーのヘッドホン)を耳栓代わりにして眠りにつきました。

翌朝。
5時ちょっと前に起床。
外へ出てみると、アッパレな日本晴れ。
上空には雲ひとつない。

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ほどなくして太陽が昇り始めました。
赤々とした陽の光が徐々に雲間から見え始め、すぐに雲の上へと顔を出しました。
いつも地球を照らしてくれる太陽。こうして見ると一層そのありがたさが見に染みます。
(なんだか知らんがデジカメが故障して、ここからは携帯での撮影。)

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こんなに天気がいい富士登山も久しぶりな気がします。

朝食も山小屋で出してくれた。
ご飯と味噌汁と、佃煮三種。それに沢庵と梅干。
ご飯はおかわり自由というから、感動ものです。
また須走ルート来るときは是非利用したい。

準備を整えて、荷物を半分小屋に置かせてもらって、朝の6時半ごろ出発。

充分な休息をとり、高山病にも悩まされず、気分よく出発。
しばらくするとなんだか人の数が増えてきました。

富士山の4つのルート中、一番人気がある吉田・河口湖口のルートと途中で合流したためです。

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頂上でご来光を浴びた人が次々と下ってきます。
登山道と下山道が一緒のところもあり、かなりの混雑っぷり。
下山してくる人とはよく挨拶を交わしていたけど、ここらへんではそれどころじゃない。

しばらく歩くと下山ラッシュもやみ、再び落ち着いて登っていくことが出来ました。

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空は相変わらず青空。
風も弱くて登山には最適な気候となりました。

頂上に近づくにつれ、不思議なことにだんだん元気になってきました。
パワースポットなんちゃらとか、安易には考えたくないが、そういう自然のエネルギーというのもあるのかもしれませんな。

九合目の鳥居を抜けて、ついに頂上到達!

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いつも頂上は強風が吹き荒れていて寒くてウインドブレーカーを着るんだけど、今回はその必要なし。
こんなに条件がいい日は初めてかもしれない。

今まで過酷な御殿場口を登って下りるだけだったので、今回はせっかくなので頂上をぐるっと一周するお鉢巡りをすることにしました。

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まずは最高峰の剣ヶ峰にある気象観測所へ。
ここは御殿場のゴールに近かったので毎回登っていたけど、いつも強風にあおられ大変でした。
今回は風もなく気楽に最高地点3776mの高みへ。

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最高峰、剣ヶ峰からの眺め。
何度見てもすばらしい景色です。

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観測所の横にある展望台からの眺め。
雲の王国。

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さらに歩を進め、富士山火口をぐるりと一周。
万年雪の場所もちらほら。
手間に小さい小屋があるけど、その奥は大内院という火口の最下部。
幽宮ともよばれ、人が入っては行けない禁足地とされています。

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無事お鉢巡りも済んで下山開始。

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下山道に限っては御殿場ルートより須走ルートの方が大変だったような気がします。
砂走りの下り道も大きな石ころが多くたまにつまずきそうになる。

砂走りが終わったら再び森の中へ。
そして無事元来た神社でお礼参りをしてから五合目入り口まで帰還。
食堂でキノコうどんを食べて車へ戻りました。

富士山は他の山と違う独特な魅力があるため、何度も登る愛好家がたくさんいます。
中には真冬に登っちゃう人や山頂からスキーを楽しむ人、軽装で短時間でマラソン往復する人など、検索するといろんな超人を見つけられます。
僕はとてもそんな真似はできないけど、富士山に一度ならず何度も登る人は共通してみんなこの山が大好きなんだなーと思います。
ま、せいぜい一夏に1~2登山でいっぱいいっぱいだけど。
来年もまた登るぞー!