キューバのメシ

肉やシーフードが多かったアメリカやメキシコの料理に比べて、キューバのメシは野菜と穀物が中心。
今の自分らの食生活に合っていて、質素ながら、どれもこれもおいしいものばかりでした◎

最初に食べた夕食がこれ。
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野菜のスープと魚を炒めて塩を振ったもの、そしてご飯。
味付けは至ってシンプル。
余計なスパイスや過剰な味付けなどはなく、薄味志向の日本人の舌にも良く合います。

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ハバナの同じ宿で。別の日の夕食。
コングリというキューバの代表的家庭料理。というか主食のご飯ですな。
豆と米を一緒に炊いたもの。適度な塩気。
そしてふかし芋。ジャガイモとは少し違う種類の芋でした。

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定番はインゲンのサラダ。茹でたものを冷やして、トマトやキューリなどと一緒に。
ドレッシングはオリーブオイルとビネガー、そして塩だけ。

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更に別の日の夕食。
魚をほぐしたものにトマトソース的な何かを混ぜ合わせた物。これがメチャウマ。
芋をふかしたものと紫色の謎の野菜。ほんのり甘みがあってみずみずしく、食べやすい。名前を聞いたのだが忘れてしまいました。
そして豆のポタージュスープ。

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トリニダーの宿で作ってくれた夕食。
パンもあるが、主食はやはり米。
エビと芋だかバナナだかのてんぷら、黒豆のスープ、サラダ。
味付けは塩だけ。

続いては、ビニャーレスという町でお世話になったカルメリータおばさんの宿の食事。
前回のブログでも少し触れましたが、ここの食事は、まさにアメージング・ディナー。
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最初の夕食は魚のムニエル、黒豆スープ、野菜サラダ、ふかしバナナ、フライドポテト、フルーツ各種。
左端にあるのはタマールというトウモロコシを使ったキューバの伝統的家庭料理。

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ふかしたバナナは初めて食べたけど、ほんのり甘酸っぱいお芋みたいでおいしかったです。

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2日目のディナー。
前日と似たようなものでしたが、スープがかぼちゃか何かのポタージュになっていました。
前日にタマールがとてもうまい!と伝えたらこの日は多めに作ってくれました。
そういう細かい心遣いをしてくれるのです。
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トウモロコシと粉を練り合わせて、細かい野菜などが刷り込んであります。
それをチマキのように葉っぱか何かで巻いて蒸した物。たぶん。
通常は肉が練りこんであるらしいのですが、自分らは食べないということを伝えたら、カニか何か魚介を練りこんで作ってくれました。
これがまた絶妙な味わいで、すこぶるマイウー。

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イサベリータさんのところは朝食もワンダフル。
パンや卵焼き、そしてチーズサンド。
フルーツジュースとマンゴーやパパイヤ、パイナップル、スイカなどフルーツ各種がてんこ盛り。
作りたてのエスプレッソコーヒーが飲み放題。

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毎日のようにアマーいマンゴーがたらふく食べられる幸せ。

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インドやモロッコなどでも見られましたが、キューバではいびつで不ぞろいで色も悪いが味はサイコーなフルーツが市場で売られています。
農薬を撒き散らして形や色が不自然に整った野菜を大量生産する必要がないため、と何かの本に書いてありました。

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キューバでよく飲んだ飲み物。
ビールとコーラ。
コーラはアメリカのコカ・コーラではなく、キューバ独自のブランド。

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トリニダーのレストランで「カンチャンチャラ」という飲み物を飲みました。
ラム酒の水割りに蜂蜜とライムを注入。
素焼きのつぼに入れてかき混ぜて飲みます。

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夜は毎日のようにミュージックバーに出かけて、キューバ音楽を聞きながらモヒートとクバ・リブレを飲む。
モヒートはラム酒の水割りに砂糖とミントの葉を入れたカクテル。
クバ・リブレは日本でもおなじみ、ラム酒のコーラ割り。

キューバでは、街中にあんまりレストランとか無くて、小さな屋台やファーストフード的なお店でちょっとしたピザやホットドッグなどを食べることができます。
しかしせっかくキューバに行ったのだから、カサ・パルティクラール(民宿)のおばちゃんが作ってくれる家庭料理を是非味わっておくべき。
今回はそういう意味で、各地で地元の美味しい料理を味わうことができて、大満足でした。