肉類を使わない料理がうれしい!プノンペンの「The Vegetarian」
僕ら夫婦は日常的に肉を食べないが旅先でもそれは一緒。
なので海外にいる時もベジかシーフードの店を探して入ることにしています。
タイもそうですがカンボジアも「肉中心」なお店が多く、探すのにちょっと苦労することもあります。
台湾に行った時も「素食」が当たり前と思っていたのに意外とそうではなく、肉業界が幅をきかせていました。そんな時はネットでベジな店を探し、無事にお目当ての食事にありつくことができました。
プノンペンでもそういう店はないかとネットで検索してみると結構いろんな店がリストアップされています。
そのうちの一つ、その名も「The Vegetarian」というレストランに行ってみることにしました。
宿泊していたホテルから歩いて20~30分ほど。閑静な住宅街にその店はありました。
店内に入るとテーブル席が幾つかあるだけのシンプルな作り。
メニューは表面に写真と番号、裏に番号と英語の料理名の記載があった。シンプルで分かりやすい。
注文したのはサモサ、ソイハム、きのこ炒め、かぼちゃスープ、デザートに豆乳バナナ、ゴマ団子汁。どれもとてもおいしくそして安い!
フルーツジュースとご飯を含めても2人分で12ドルしないくらい。
デザートの器の大きさが意外とでかく、かなりの満腹となりました。
スタッフの対応も良くてとても丁寧でした。
Tシャツにはこんな文字が!
店の外観は木立に覆われて良く分からなかったです。
まだあんまり日本人には知られていないレストランのようです。ベジじゃない人でもおいしく安く食べることのできるレストランということでオススメです。
* * *
ところで・・・トゥールスレンに行った後だからかな。
人間は殺しちゃダメで動物はなぜいいのか、なんて野暮なことを考えてしまいます。
キリングフィールドで罪もない人が殺される時はどんな思いだろう、しかしそれは動物も同じなんじゃないか…。
ある人のブログで興味深い考察があったので貼っつけておこうと思います。
僕が肉を食べなくなった理由と通じる部分もあります。
久しぶりにテレビニュースを見たら、放射能汚染された牛肉が・・・って。
繋がれた牛たちが画面に登場する時は、たいていはこんな話題だ。
彼らは金属の枠で首を固定されて、身動きが取れない状態で太らされていく。
放射能汚染も深刻かもしれないけれど、僕の関心は違う所にいってしまう。牛に生まれた彼らは、命ではなく「肉」なのだ。
やがては撲殺され、逆さに吊るされ、皮をはがれされる。
それを食肉加工と言うそうだ。動物愛護?
動物って、どこからどこまでだろう。彼らを救いたいと思うのは、綺麗ごとだろうか。
このような話になると、植物も命だし、魚も命だし、結局は何かの命を食べるのだからと言う人がいる。そりゃそうだ。
そもそも良い悪いなど存在しないし、なんでも食べたいものを食べたらいい。
しかし人間は理屈だけで生きているわけではない。感性がある。
人が人間を食べないのは、正義感というよりは感性や美学の問題だろう。
親から「食べてはいけない」と教えられたわけではない。その感性をどのラインに持ってくるのか。
動物なのか、魚なのか、植物なのか、木の実なのか。しかし、感性で判断するためには、まずは事実を知らなければならない。
どのように殺されていくのかを知らずに、スーパーのビニールパックの肉だけを見ていても感性は働かない。
都合の悪いものを見ないようにする態度は、敵国に爆弾を落とす時に、その国にも同じように一家団欒を大切する家族がいることを見ないのと似ている。しっかりと現実を直視して、さてどうするか。
あなたはどう思う?