メルズーガの砂漠 3~全行程ラクダの旅も終了。フェズを目指す
ようやく今夜の宿が見えてきた。
ぽくぽく見える低木の合間にぽつんとテントがはってあります。
あそこが今日の宿。
テントに荷を下ろすとニャンコ先生がお出迎え。
「にゃー、ようこそ。砂漠の宿へ!」
他にも子猫が2匹いて夜も朝も元気に遊んでいました。
あなたがた、癒されます。
さっそくお茶の時間です。
また、すごいところに絨毯を敷いてくれました。
甘いミントティーを飲んでそのまま倒れこむと、見えるのは砂丘と流れる雲だけ。
心地よい風が体をなでる。
この日のおかずは、、、やっぱりタジン!
ナスがメインのまろやか風味。
うますぎて涙が出ました。
このような場所で食べる食事は一層ありがたみを感じてしまう。
食べられる幸せ。水を飲める幸せ。
普段は感じられないことが砂漠にはたくさんあります。
夜はまたしても大スペクタクルな星空を堪能。
天然のプラレタリウムだ。
そして気味が悪いほど流れ星が見えました。
西の空から東の空へ。ゆっくりと進む彗星。。。
見えてから消えるまで約1分くらい。
え、流れ星ってあんなゆっくり進むものなのか??
まさか・・・?
でもそういうのが2回は見えた。
うん、宇宙は神秘の世界だ。
・・・夜は更けまた朝が来る。
早朝に早起きしてまた朝日を拝みに。
砂丘に上る上る。
相方が顔洗ったりしてのんびりしてたので、おれが先に登ってやろうと急な斜面を無理やり突き進みました。
しかし、行けども行けども足が砂に埋まって身動きとれず。体力が奪われるばかり。まさに蟻地獄。
そうこうしているうちに相方が遠くのなだらかな斜面をのんびり着実に上って来ました。結局僕もそっちから後を追うことに。
トホホ、実写版うさぎとかめみたいだ。
そして今日も日が昇る。
太陽よ、ありがとう!
朝焼けに染まる砂の王国。
人間なんてほんとちっぽけだ。
また水のCMみたいですが、ボトルの水の角度からもわかるとおり、実際はかなりの急斜面で撮影。
遊んでるうちに朝ごはんの支度ができたようです。
おはよう、モロッコ。
今日もいい朝だ。
そしてご飯、否、パンがうまい!
この日は早くに出発予定。
その前にラクダが3匹?いたので撮影。
今日もらくだに揺られて。
あとはスタート地点のオーベルジュに戻るだけ。
砂の滑らかな曲線が美しい。
しばらくすると砂丘を抜けて平地に出ました。
このあたりは黒っぽい石っころがゴロゴロしているため「ブラックデザート」と呼ばれてます。
途中ですれ違った砂漠の民。
おでかけですかー?
ようやくオーベルジュに到着。
ラクダを降りる前に記念撮影。
一緒に旅したラクダとキャメルマンともここでお別れです。
楽しい旅をどうもありがとう!
オーベルジュで軽くシャワーを浴びさせてもらって、休むことなくすぐ出発。
車で砂漠の入口の町、リッサニへ。
この町から次に向かう町、フェズまで夜行バスが出ています。
砂漠ツアーも終り、今回の旅のメインディッシュが済んでしまったような切ない気分。
赤く染まる夕焼けを眺めながら、砂漠で感じた様々なことを深く噛みしめ心にしまう。
さて、旅もいよいよ終盤です!
・・・続く。
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