人々はみな笑顔。デモの悲劇から復活したバンコク

またバンコクへやってきました。
タイという国が好きでこれまでも旅行で何度となく訪れました。
旅行もいいけど、せっかくだからなんとか仕事という名目で来られないかなーと考えた結果、あるきっかけで輸入雑貨屋を始めることに。商品仕入れは現地で直接買い付け。まさに思い描いていたような流れだ。
まだまだお店の利益はトントンという感じだけど、そんなことはさて置き、とにかく定期的にタイに来られるようになったのはとてもラッキーなことです。
きっかけを作ってくれた皆様へ感謝です。
徐々に買い付けのコツなども分かって来て、常連のお店なども幾つかできました。
そのうち仕入れの規模も拡大したり、現地でオリジナルの商品を作らせたり~などなど夢は広がる。

今回もそんな感じで楽しくバンコクの街中と市場を練り歩きました。
この時期のタイは乾期の始まりで、夏のようなジメーっとした蒸し暑さはなくて、とても過ごしやすい。
気温は相変わらず高いけど、汗をジャンジャンかくこともなく、毎日快適に過ごせたと思います。
移動はバスやタクシー、たまにトゥクトゥクで。
あとはひたすら徒歩移動。
ケータイに万歩計が付いてるのだけど、ここ数日毎日2万~3万歩は確実に歩いています。重い荷物を持ちながらなので、結構いい運動にもなっているんじゃなかろうか。

写真で軽くレポートしますー

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今年の初夏に赤シャツ隊のデモ騒動で燃えてしまったCentral Worldデパート。
一部はまだ燃え跡が残っていて、再建工事が進められていました。

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クリスマスの装飾などで、破壊されたところはあまり見えなくなっていました。
いつものタイの街並みが戻っていてホッとした。
あの事件のニュースを見た時は、もうしばらくタイに来られないんじゃないかと思ったけど、街中のタイ人たちはそんな心配はどこ吹く風。
「そんなこともあったねー、でも今が大事」みたいな様子でいつも通りのバンコクでした。

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卸売市場のど真ん中にある宿に泊まって、毎日買い付け三昧。
週末はウィークエンドマーケットへ。
土曜だけ行く予定だったけど、結局日曜も出陣。歩きに歩きました。

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バックパッカーの安宿街「カオサンロード」へは路線バスで移動。
カオサンの近くには王宮があるのだが、その周辺の大通りの様子にびっくりたまげた。
クリスマスのイルミネーションか!?と思ったけど、どうやら王様の誕生日が近いらしく、そのお祝いらしい。
タイでは国王の人気は絶大。政治的な闘争も国王の鶴の一声で解決したこともあるくらい。
国民はみな心の父のように王様のことを慕っている様子があちこちでうかがえますね。

12/5はいよいよ国王の誕生日。
そのお祭り騒ぎを楽しむべく王宮前に行ってみました。
カオサンで買い付けをしていたが、花火が打ちあがりまくっていて道路に人や車があふれ、落ち着いていられなかったです。
行こうとしていたお店も早々に閉まってしまい、もうこの日は純粋にお祭りを楽しむことにしました。

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夜空を見上げると、無数の淡い光が。
これは紙でできた熱気球の光。
王宮前の広場に行くと、たくさんの人が熱気球を飛ばしていました。

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みな願いを込めて光を空に託す。
王様の健康と国の繁栄を願っているのだろうか。
人々はみな一様に笑顔で、部外者の我々もなんだかとても幸せな気分になりました。
よく見ると、お祭りにありがちな酔っ払いやチンピラみたいのは全然見かけず、ただただ平和な空気が漂っていました。
(コンビニなどでもお祭りの時間帯には酒類の販売を禁止したりして、飲酒を自粛しているようでした)

騒動の時はカオサン付近でも死者が出るほどの戦闘があったわけですが、その時に比べてこの状況がどんなにありがたいことか、身にしみてわかる気がしました。

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帰り道は大変だった。
日本みたいにちゃんと交通規制をしてるわけじゃなく、道路一面に歩行者があふれ、思うように進めない。
歩行者天国ではなく、普通に車やバイクが走ってくる。
バスは往路の渋滞で足止めを食っていて、復路にはまったくと言っていいほど走ってこない。
かなりの距離を歩いたところで、やっとトゥクトゥクを捕まえて宿へ帰還~

狙ってきたわけじゃないけど、こんなイベントに遭遇できて幸運でした。

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関係ないが、毎回タイに来てはいつもタイポップスのCDを買っています。
今回はこの6枚をゲット。ラブソング系のポップミュージックだけど、結構クオリティー高くて、言葉は分からないけどいい曲がそろっているんだよなー。
Calories Blah Blahというデュオがタイでも人気のユニット。おデブなお兄ちゃんがボーカルだけど、歌がうまくてききやすい。