ニカラグア国立工業大学を視察~建築中の新校舎を見学
マナグアで泊ったホテル(Hotel Beneficial Managua Las Palmas)のスタッフはとても感じがよかったです。
朝食はスタッフのホセさんが作ってくれた。もともとどこかのクルーズ船でコックをしていたといいます。
さて、マナグアに来たもう一つの目的。
先日レオンまで車で送ってくれたイシドロがニカラグア国立工業大学(Universidad Nacional de Ingenieria:通称ウニ)で講師をしているため、構内のファクトリーを見学させてもらうことになっていました。
タクシーでウニに着くと秘書らしき女性が迎えに来てくれました。
構内を進みイシドロが仕事をしている部屋に案内され、再会を果たしました。
その後大学のいろんなお偉いさんを紹介してくれました。
みんな身なりがピシッとしていて、ヨレヨレのTシャツ姿だったうちら2人はちょっと浮き気味でした。
何人かの講師を引き連れ、学内のファクトリーを見学させてもらう。
何らかの工業部品を加工するマシーンの説明を受ける。
しかしほとんど理解不能でした。
マシーンはイギリス製の古い型のものばかりでした。
ニカラグアでは日本や欧米諸国などから経済援助を受けて成り立っているような国で、自国の産業は非常に乏しい状態。
そのため多くのニカラグア人がアメリカや隣国のコスタリカに出稼ぎに出ているという。
コスタリカは自然やエコなど観光産業が発達しているので、ニカラグアもそういう路線でやることは出来ないのかと聞いたところ、今は難しいがいずれそうなることを期待しているとのこと。
国レベルで見ると貧しいかもしれないけど、このようなすばらしい大学もあり、優秀な人材も数多くいる。
経済的な援助も大切だけど、このような発展途上の国々の産業を活性化するようなシステム、教育体制の充実化への補助なども先進国の役目の一つかと思います。
…などと上から目線でモノ言う資格など僕には皆無ですが、実際それが現実。
だいたいニカラグアという国がどこにあるのかすら知らない日本人はたくさんいます。
まずはその存在をはっきりさせて、興味を持たせることから始めないといけないなと思ったりしました。
昼飯はマナグア一の商業施設「セントロ・メトロ」へ。
タイのバンコクにあるショッピングモールみたいにきれいで店舗も充実してます。
フードコートもでかくていろんな店が出店してました。
これにも非常にびっくりだ。
ニカラグアという国を少々見くびっていた感があります。
続いて案内されたのは大学構内の新校舎建設現場。
特に頼んでもいないのですが、なぜか連れて行ってもらいました。
日本では関係者以外立ち入り禁止的な場所なんですが、イシドロのお偉いさんっぷりを見せたかったのだろうか。
でも貴重な体験なのでありがたく拝見させてもらうことにしました。
ヘルメットをかぶって建築中のビルへ進入します。
6階建てくらいだったかな。
当然フェンスも何もなく、危険なところがいっぱいありました。
ちょっとしたアトラクション気分で階上へ。
ここの責任者らしき人が付き添ってくれて、いろいろ説明してくれるんですが、専門用語も多くてほとんど何を言ってるか分らなかった。
屋上からはとてもきれいな景色を眺めることができました。
マナグアには他に観光名所がありますが、こんなところを訪れる観光客はまずいないだろうな。
現場のすぐ下にある設計事務所まで通してくれました。
完成予想図はこんな感じ。
とても立派な建物になりそうです。
機会があれば完成後も訪れてみたいと思ったりしました。
その後バスで再びレオンへ。
マヌエル家でゆっくり。