アメリカ大陸最古のコロニアル都市グラナダ~マサヤ
グラナダに着いてまずは宿探し。
相変わらず情報が乏しかったので、観光案内所に入っておススメの宿を聞きます。
セントロから歩いてすぐの場所に素敵なホテルを発見。
「Posada del sur」とても静かで緑があふれていて、部屋も広くて清潔。
スタッフの対応も良くてしっかりしています。プールもついて1部屋1泊45ドル。
二人で割れば2000円未満。ここでゆっくりしよう。
グラナダはスペイン人がアメリカ大陸を発見して最初に作った町だそうで、古めかしくも由緒ある雰囲気が漂う町です。
ニカラグアの中でもレオンと並んで観光客がよく訪れる場所とあって、外国人が好みそうなカフェやレストランも多くあります。
しかし一歩町の中心地から離れると、ニカラグアの典型的な集落が広がっており、観光地とは程遠い人々の暮らしを感じさせます。
グラナダから各地への路線バスが出ており、セントロ付近のバス乗り場から近郊のマサヤへと行くことができます。
マサヤは火山の火口ツアーの拠点となる町でもあるわけですが、大きな民芸品市場があるのでも有名。
ニカラグアに来てからちゃんと買い物もしてなかったし、行ってみることにしました。
アメリカのスクールバスを改造したオンボロ路線バスでのんびりと1時間ほど。
ゴミが散乱するマサヤのターミナルにつきました。
ダイレクトに行くミニバスなら20分くらいでつくらしいが、それも定かではないです。
ターミナルはゴチャゴチャしてて汚くて印象がすこぶる悪い。
これでは観光客も近付かないのではと思ってしまう。
人に聞きながら民芸品市場を目指す。
地元の人が利用する市場はターミナルに隣接してるのですが、観光客が行くべき民芸品市場へは案内表示もなく分かりづらく、そして結構遠かった。
ようやく民芸品市場にたどり着き、めぼしい商品を探し歩く。
しかし…どの店も似たり寄ったりで目を引く商品もほとんどない。
良さそうな品を見つけても「Nicaragua」と余計な文字が入っているのはNG。
文字が入ってない品物もたまにありましたが、あろうことか油性マジックで誇らしく「NICARAGUA」と記してあったのには驚きを通り越して呆れてしまう。
民芸品には必ず地名が入ってないとだめなんだぞ、なんて誰が教えたんだろう。
ちょっと残念な結果となりました。
収穫もなくバスターミナルへ引き返す途中、何気なく町の人の写真を撮りました。
その時は気付かなかったけど後で見てみたら中指を突き立てているのが分かった。
これには正直がっかりだ。
こういう町の人の行動一つをとっても、このマサヤというところに観光地としての自覚というか向上心を感じることが出来ないのは残念でした。
地域、人々、個人単位で観光産業を活発にして行こうという意識があんまり感じられない。
こんなんじゃー発展していかんぞ、ニカラグア!
ゴミを当たり前のように道路へ投げ捨てたりするのもどうにかならないものか。掃除する人もいないんじゃ汚れていく一方だ。
こういうのって根本にある教育をちゃんとしていかないとどうしようもないよね。とスズキと話しながらグラナダへ戻ることにしました。
しかしグラナダではとても感じの良いカフェに出会うことができました。
ろうあ者の方たちが働くカフェで、店の壁などには手話のイラストが。
コーヒーを持ってきてくれたウェイターの方は言葉を話すことが出来ないけど、表示されていた手話で簡単な会話をしました。なんだかとても癒された気分。
このカフェは「Cafe de Sonrisa」笑顔のカフェとでもいいましょうか。
機織りなどで素敵なバッグなどを販売していたので、いくつか購入。
その収益の一部は、こういった障害を持つ人々のために役立てられるのだとか。
こういうお店もあるんだよな~
悪いところばかりじゃない。
ホテルに戻って、夕方また散歩。
ツーリストゾーンから離れた場所に古いけど感じのよい教会を発見。
ちょうど鐘が鳴り響く時間で動画を撮ってみました。
近くには大きな湖もあり、朝の散歩で行ってみましたが、閑散としていてさみしい雰囲気でした。
時間があればボートに乗って湖に浮かぶ島まで行ってみたかったけど、そろそろ旅も終盤だ。