あちらの世界へ思いを馳せる
先日、とても悲しいことがありました。
まったくもって予期せぬ出来事でした。
普通の死に方じゃなかった。
突然人生の道を断たれた形となり、本人も不本意だったことでしょう。
しかしどんな形であれ生きてるものはやがて死ぬ。
そんな当たり前のことを普段はなかなか意識できないものです。
身の回りで親しい人が亡くなるたびに、改めてそのことを意識せざるを得なくなる。
自分が今こうして生きてることが不思議でありがたく感じてしまいます。
ところで、亡くなった人に対して、その人がどういう亡くなり方をしたか、どんな背景があって亡くなったかなどはあんまり重要じゃない。
その人がどう生きたか―。
それこそが大事なことだと思います。
これまで身内も含め、友人、知人など何人かの人が既にあちらの世界に旅立ってしまいました。
しかしたまに彼らのことを心に浮かべて思い出すことがあります。
その時はたぶん、彼らが自分のそばにふっと身を寄せている瞬間なのだと思うのです。
目の前にいないからと言って記憶を消し去るのではなく、こんなふうにたまにふと思い出してあげることが大事。
自分の知る限りで亡くなってしまった全ての人に。
心の中で存在している記憶をたどって。
親しい人と久しぶりに会うのはとてもうれしいこと。
忘れられたと思っていた人から連絡が来るとうれしいもの。
こちらの世界からあちらの世界へ思いを馳せる。
そうすればきっと彼らもうれしいに違いない。
・・・と、そんなことを思う今日この頃。
夏はまだまだ終わらないね。
入道雲がとってもきれいでした。
近所の畑から。
マシュマロマンみたいな雲だなー。
角度を変えて。
※ 2015.7月 追記
ほとぼりが冷めてきたので追記しますが、僕の苗字と「原宿」というキーワードで検索するとこの事件についてニュースが出てきます。
彼女は僕の従姉妹でした。いまでもあの時のことが忘れられません。どうしてあんな風になっちゃったのか。
うまくいってなかったのなら相談してほしかったなー。もっと違う人生があったのかも。
・・・と、いろいろ言っても過ぎたこと。
たまに彼女と息子さんのことを思い出して手を合わせています。