今までやっていたことをやめることで得る自由
去年は断捨離がテーマでいろいろなものを捨て、手放したりしました。
さらには「今までやっていたことをやめる」と言う意味でも考えが変わって来た1年だったかなーと思います。
例えば、以下に挙げるようなことを意識して「やめて」みようとしました。
- 気乗りのしない飲み会などに行くこと
- たいして興味のない音楽を聴くこと
- たまにしか会わない友人と無理に会うこと
- いまいちピンと来ない仕事でも引き受けてしまうこと
これらに共通していることといえば「この領域に踏み込めば何か得るものがあるかもしれない」という根拠なき期待のみ。
結果、万一得られるものがあったとしても「興味が薄い」「気乗りがしない」中でのことなので、ある種の苦痛が伴うんですよね。
要は、
- 「なんだかなー。でも我慢してやればいいことあるかも」と猜疑心にさいなまれる自分に鞭打ちながら行動すること
- 「お金にもならないし時間もかかるけど、楽しいから。興味あるから」って思って直感で行動すること
どちらを取るかという選択を迫られた時、後者を取ることが多くなったという話です。
気乗りのしない飲み会などに行くのをやめる
あんまり酒飲むの好きじゃないって最近気付き始めました。
何がいやだって、ビール1杯とかですぐ酔っ払うし、体調良くないとすぐ頭痛くなるっていうフィジカル面での理由が一つ。
飲むと車移動できず、混雑する電車に乗らなくてはいけないという理由が一つ。
そしてもう一つの大きな理由は「酔っ払い」の相手をするのが面倒臭いということ。
酔っ払ってまともな思考じゃない相手と話す会話って中身ないことがほとんど。それが初対面の相手とかならなおさら。
飲んで性格が変わる人は最悪です。もっと飲めと酒を無理に勧めてきたり、触れられたくない話題に触れようとしたり、そういうのは飲みの席とは言えうんざりです。
ただし「気の合う仲間と少人数で、自宅もしくは近場でおいしい食事をしながら飲む酒」は好きです。
知らぬ相手より知った仲。大人数より少人数。遠い場所より馴染みある場所。飲めない酒よりうまい料理。
これらの条件が揃う飲み会は今後も楽しんでいきたいと思います。
たいして興味のない音楽は聴かない
自分のiTunesに入ってる音楽をざっと眺めたところ、今はほとんど聴かない曲が8割方占めていました。
学生の時に好きで聴いていたジャンル、図書館とかで借りたCDアルバム、妻のiTunesに入っていたのをコピーした曲など・・・
でも今現在興味がわかない曲は結局ほとんど聴かないんですよね。
なのでiTunesの中のそれら「聴かない楽曲」はプレイリストごと一斉に削除。
日常で聴くiPhoneの中はかなりシンプルになり、データの管理もだいぶ楽になりました。
最近はApple MusicとかAmazon Prime Musicとか、格安月会費で音楽聴き放題!なサービスが一般化しつつあります。
ボーダーレスな音楽好きには夢のようなサービスですが、僕みたいな「聴きたい曲以外は聴ききたくない」人にとってはそれほどグッとくるものがない。
膨大な音楽の海に埋もれて時間を消費していくより、限られた時間で好きな音楽だけをピンポイントで突き詰めていく方が結局幸せなんじゃないかと思っております。
たまにしか会わない友人とは無理に会わない
時が変われば人の興味や考え方も変わってくるものです。
昔よく遊んだ仲間や学生時代の友達も、結婚して子供が生まれ、仕事も変わったりとかしてだいぶ状況が昔と違ってきます。
そうなると興味の対象に伴って話す内容にもズレが生じてきます。
そういう友人たちと久しぶりに会っても、どこか話がかみ合わないというか、ぶっちゃけ面白くない。
それより今現在自分が興味ある世界にどっぷり浸かっている人と会って話す方が断然面白いわけです。
かつて毎週のように会っていた遊び仲間に久しぶりに会っても、なんだかぎこちなく会話もはずまない。
これって無理に会わなくてもメールでの近況確認くらいでいいんじゃね?と思ってしまうんですよね。
付き合い悪いと言われるかもしれないけど、昔は昔、今は今なんです。
話の合わなくなった人と無理に会う時間より、今を一緒に楽しめる人と過ごす時間の方がメリット満載です。
いまいちピンと来ない仕事は引き受けない
WEB制作の仕事をしているといろんな話が舞い込んできます。
で、よくあるのが「ホームページ安く作ってくれない?」というディスカウント前提の制作依頼。
えーっと、こっちも商売でやってるんですけどね。ラーメン屋入って「ラーメン安くしてくれない?」と言ってるのと同じなんよ?
という思いをグッと飲み込み、「引き受ければこの先何か別の仕事くれるかもしれないし、何かつながりができるかも」というこれまた根拠なき期待を胸に安易に引き受けてしまうこれまでのワタクシ。
そうしてあまり気乗りのしない仕事を安請け合いしたことも少なからずあったわけです。
確かに、どんな仕事でも我慢して受けたことでつながりが生まれ、枝分かれ式に新規の仕事につながったこともあります。
だけどそんなテンションだだ下がりの仕事を受けるより、ランサーズやクラウドワークスなんかで幾らでも確実な仕事を見つけることができる時代。
あるいはいやいや受けた仕事をダラダラやるより、空き時間を利用してブログ書いたりアフィリエイトで副収入を得たりする方が断然効率的です。
それに去年の初めに生活レベルを落として毎月のコストもだいぶ削ることができたので、がんばってお金を稼がなくても生きていける状況が続いています。
- 余分なことをそぎ落とし、自分のやりたいことをメインにすえた生活
- 淡い期待の元にたいしてやりたくない仕事に支配される生活
これって圧倒的に前者の方が気が楽ですよね。
悶々としながら仕事をしていた時間が自由になり、その分自分のやりたい旅や音楽に時間を割り当てることができるので、現状満足しております。
今回のケセラセラ
他にも「やめてみて良かったこと」が幾つかありますが、キリがないのでこの辺で。
形あるモノだけを断捨離するのじゃなくて、生活習慣や日常で当たり前と思っていたことの中にも断捨離できることはいっぱいあります。
少しずつでもそれらを意識して「断ち」「捨て」「離す」ことで物理的にも精神的にもスッキリしていくこと請け合い。
今までやっていた何かをやめることって勇気がいることかもしれませんが、思い切って吹き飛ばしてみるといいことがあるかもしれません。
・・・と、なんだか自己啓発本みたいな流れになってきましたが、この本とかは参考になると思いますので最後に紹介しておきます。