あの日あの時あの1秒。1年の締めくくりを動画で振り返る
早いもので大みそか・・・!
っていうフレーズを毎年言ってる気がしますが、年齢とともに時間の流れが速く感じるということは心理学的にも説明がつくことらしいです。
19世紀のフランスの哲学者ジャネーさんが説いた「ジャネーの法則」といのがあります。
主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという現象を心理学的に説明した。
この法則によると、
例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどであるが、5歳の人間にとっては5分の1に相当する。よって、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たることになる。
賛否両論あるようですが、この法則は年齢とともに少なからず作用していると僕は思います。
僕は今年で40になったので、4歳の時に比べると10倍のスピードで時間が経過しているという計算になります。マジか・・・!?
4歳のおれ、どんだけスローな時間感覚だったんだ、という話になりますが、昔のことは昔のこと。
今は今で毎日楽しく過ごさせてもらっているので、時間が速かろうが何だろうが前を向いて生きて行くのみです。
ビジュアルで残る日記をつけよう
しかしこう時がスピーディーに流れて行くと昨日のこと、先週のこと、先月のこと・・・どんどん忘れて行ってしまいます。
そのために日記をつける人もいることでしょう。
しかし3日坊主で続けられなければ意味がない。
そこでビジュアルで残る日記をつければ楽しさが増して続けられるかもしれない。
そう思って一昨年くらいから始めたのが「動画日記」。これです。
今年2015年はこんな感じで流れて行きました。1日1秒動画、ご覧ください。
↓
あの日あの時あの1秒(1 SECOND EVERYDAY )2015
リアルな知人・友人の顔もちらほら。身に覚えのある方、あの時撮っていたのはコレのためです。
全体的にやはりバンド活動かどこか海外をフラフラしてるか地元大磯でのんびりしているか、いずれかの場面が多い感じですね 笑。
しかしこうして動画にして振り返ってみると、これってもっと前のことかと思ってたけど今年の出来事だったのかー!とびっくりすることもあります。
これこそまさに冒頭の「ジャネーの法則」が作用しているってことなんですかねー。しみじみ。
ちなみに前回(2013年の途中~2014年)の動画はこちら
↓
1日1秒動画 1 SECOND EVERYDAY
1日1秒動画の元ネタ
ニューヨークに住むクリエーター、Cesar Kuriyama氏が始めた「1 Second Everyday(1日1秒動画)」に共感し、Daily Mailの記事を読んだ後、すぐやってみようと思いました。
KuriyamaさんはTEDにも出演し、このプロジェクトについて語っています。
楽しかった1日、何でもない1日、不運な1日、いろんな日があります。
でも人生は山あり谷あり。
例えそれが最悪な1日でも淡々と撮り続け記録に残すことで順調に行っている時に感謝することができる、とKuriyama氏は語っています。
人様の日常なのに、その人の人間模様が感じられてなぜか見ていて飽きないんですよね。
これおもしろそうだな、自分でもやってみようか、ということで僕自身も始めてみたワケです。
1日1秒動画作成はどうやる?
Kuriyama氏は、「1日1秒動画」のすばらしさを伝えるため、自身のアイデアを元にスマホアプリを作ってしまいました。
iPhoneとAndroid版それぞれあるようです。
その名の通りスマホで撮影した動画を編集して毎日の1秒動画が作れてしまうというアプリ。
最近はバージョンアップしていろいろ他の機能も加わってしまったようです。
かく言う僕はこのアプリは使用せず、いちいちパソコンに撮影した動画を取り込んで動画編集ソフトで1秒ずつ切り抜いて365日分重ね合わせると言う面倒なことをやってます。
なぜならスマホだけじゃなくてデジカメ(一眼レフやコンデジ)など、複数のデバイスを用いているため。
ある日はスマホで撮って、またある日はデジカメで撮影した映像を・・・なんてことをやってるのでごちゃ混ぜ状態なんです。
わざわざパソコンの動画編集ソフトで編集作業をするのは最初は面倒だなーと思ってましたが、習慣化してくるとなんてことはありません。
ノートに日記を付けていた頃を考えれば楽なものです。
「日記」というには「1秒」だけというのは端折りすぎなのかもしれません。しかしその日の映像をチラ見しただけで「ああ、この日はこんなことしてたんだよなー。」とじんわり記憶を呼び戻すことができます。
だからこれは1秒で十分なんです。
この動画を始めた当初は5秒ずつとか3秒ずつとかも試してみたんですが、なんか間延びする感じで冗長感が出てしまいます。
なので1秒でテンポよく毎日が移り変わっていくのが結局ベストだと思いました。
今回のケセラセラ
このプロジェクトをやり始めてから「毎日何かおもしろいことをやろう、行動を起こそう」と意識して日々過ごすようになりました。
しかし、やっぱりダメな日はダメ。まったく何もやる気が起きない日だってあります。
でもそれはそれで長い人生の中のちょっとした期間にすぎません。
頑張れる日は頑張って、頑張れない日は休めばいい。
と、最近はいい意味で力を抜くことを覚えました。(ちょっと脱力しっぱなしな時もありますが・・・)
なにはともあれ、来年もこんな感じで毎日1秒ごと記録していくつもりです。
リアルな友人の方々、僕がスマホやデジカメを向けた時「あ、今日の動画撮ってんだな」と心の中で察して頂けると幸いです。
これを10年20年続けて行って、いつかは10年分、20年分つなげた動画も作ってみたいと考えてます。
来年も楽しく意味のある1年でありますように。