ギター弾きの旅人の心を刺激!ネック取り外し式トラベルギターJourney Instruments購入レビュー

海外の旅に出る時は極力荷物を減らし、ミニマルな装備で出かけます。
ギターを持って行くとかさばるし移動の妨げにもなります。なので旅にはいつも楽器は持って行きません。
だけど旅先で無性にギターが弾きたくなる時があるんです。
小さくコンパクトに運べて移動の際も邪魔にならないギターがあればなーっとネットを眺めていたら・・・
あったんです!いいのが!

それが今回購入したJourney InstrumentsのOC520というトラベルギター
日本ではまったく知られておらず当然販売もされておりません。そのため海外の販売元から直接購入し送ってもらうことにしました。
今回はこのトラベルギターの購入方法や実際に持ち運んだり弾いてみたりした感想をレポートしたいと思います!

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事の発端〜旅先でギターロスとなる寂しさ

旅に出る時はなるべく身軽な格好で行きます。
小さめのバックパック一つで必要最低限の荷物だけ詰め込んで数週間から1カ月ちょっとの期間で海外に行ったりします。
身軽でいいのですが、旅の間にできなくなることが一つ。
それは

ギターが弾けない!

ということ。

ワタクシ日本では曲がりなりにも音楽活動をしておりまして、暇さえあればギター(主にナイロン弦のギター)をいじって遊んでます。
しかし旅に出るとギターを置いて行かざるを得ず、その期間はギターロスとなります。
(旅先の宿やカフェなどでギターが置いてあると弾いたりしますが。)

なら旅にギターを持っていけばいいんじゃない?とよく言われます。
ですよね〜。それが1番の解決策。
しかしいかんせん

かさばる!

弾いてない時以外は邪魔以外の何物でもなくなるのが最大のデメリットでした。
それに飛行機乗る時には機内に持ち込めないため預け荷物にするしかないのですが、その手続きなども煩わしいことこの上ないです。

旅行用のミニギターという選択

ネットでいろいろ調べると旅用のギター、トラベルギターと名のつくものは結構見つけられます。

▲ググるといろいろ出てくるが…

でもネックの長さがネックになって(いやマジで)、どうしても長さが出てしまいかさばり加減が半端ない。飛行機の手荷物にも向きません。
なんかこう、ネックがポキっと折れるようなやつないかな〜と探したら海外のサイトなどでそれっぽいのがいろいろ見つかりました。
英語で「折りたたみ」のことをfoldingというのですが、「travel folding guitar」で検索するとあれこれ出てきます。

そうそう!こういうの!

数少ないナイロン弦の折りたたみギター

Folding Guitar(折りたたみ式ギター)はいろいろと検索で見つけられたのですが、スチール弦のピック弾き向きのギターがほとんどなんですよね。
僕は普段フラメンコギターをジャカジャカ弾くスタイルなので、ナイロン弦のガットギターを探していました。

そこで注目したのが「Journey Instruments」というメーカーのクラシックタイプのギター。

▲Journey InstrumentsのOC520という型番のギター。

ネットで検索しまくってもまず日本語では皆無。
そして英語で調べてもこのJourney Instrumentsしか扱ってないようです。

数ヶ月どうしようか悩みましたが、ネタにもなると思ったので購入することにしました。

購入方法、いくらかかったか

Journey Instrumentsのサイトからオンラインで購入できるようになってますが、アメリカ国内向けのようです。
そこでサイト内のコンタクトフォームから国外発送は可能かどうか聞いてみました。

翌日すぐにメールで返事が返って来て、「もちろん日本にも送れるよ!」とのこと。
送料がいくらかとか到着まで3−5日かかるということも。

また支払いはクレジットカードかPayPalで可能なので、インボイス(品物を送るときに税関への申告、検査などで必要となる書類)を作るために住所と電話番号を教えてね!
とのこと。

簡単な英語メールのやり取りで、とくに煩わしいことはありません。
名前、住所、郵便番号、電話番号を伝えると、翌日にはすぐにインボイスを発行してくれ、支払い用のPayPalのリンクURLも別途届きました。

今回かかった金額は以下の通りです。

  1. 商品価格:584.99ドル(約66,417円)
  2. 送料:130ドル(約14,759円)
  3. 税金・手数料など:7,156円

合計:約88,332円

PayPalでの支払いは上記の1と2(商品代金と送料)のみ。
商品到着時に運送業者に3の代金を支払います。

商品代金は定価645ドルなんですが、少し割引してくれてちょびっと得した気分でした。

商品到着まで6日間

支払いを済ませて、念の為メールでその旨を伝えました。
すると「Hi!今日中に発送するよ!」とアメリカ人らしい短い返答が来ました。

軽いな〜と思いつつ大丈夫かいな?と少し不安になりつつも到着まで待つことにしました。
それからしばらく何も連絡が無かったのですが、5日後にメールが来ました。商品の輸送状況に関しての連絡で、佐川の国際便のお問い合わせ番号とともに、荷物お問い合わせページURLが記載されていました。

佐川国際便のお問い合わせページにアクセスすると中国語の怪しい雰囲気でしたが、ちゃんと輸送が行われていて、すでに通関も済んで地元の営業所まで届いていることが判明。

▲商品到着する日にこの画面送られてもな〜と思いつつ、無事に届いていることが分かって一安心。

その日の午後に佐川さんが届けに来てくれて、税金や手数料など7156円を支払って無事受け取り完了!

ネック取り外し型・折りたたみギター

前置きが長くなりましたが、商品のレビューを書いていこうと思います。

動画にも開封〜組み立て〜試奏などレビューをまとめました。

箱から取り出すと黒いカバン(バックパック)が入ってます。

バックパックのサイズは、高さ22インチ(約56cm) x 幅14インチ(約35.5cm) x 奥行き9インチ(約23cm)。
これは飛行機の機内持ち込みサイズに適合します。

重さはバックパックとギター本体合わせて3.6kgほど。まあまあと言った感じでしょうか。

このサイズのバッグにギター1台が入ってるなんてちょっと信じがたいところですが、中を開けてみましょう。

▲ボディーとネックが離れ離れになっている状態で収納。

弦がバラけないようにマジックテープで固定され、ネックは別のコンパートメントに収納されております。極めて合理的な作りですね。

ではネックを取り付けてみます。

▲ネックの下の部分をボディの結合部に合わせ、ヘッドの先の方を持ってぐいっと引き寄せます。

初めてやるときは弦が引っ張られてブリッジ部分が壊れちゃったらどうしようと不安になり、弦をかなり緩めた状態にしてセットしました。
だけど弦が張られた状態(チューニングされた状態)のままセットしても問題ありません。

ネックを取り付けるとカチッという音がしてボディと一体化します。

続いて裏側にあるノブを回してネジを締め、完全に固定された状態にします。

これで完成!

最初はドギマギしましたが、慣れるとほぼワンアクションで組み立てられるのでとても簡単です。

分解するときは組み立てる時の反対の手順で、まず背面のノブを緩め、黒いボタンを押します。

▲軽く押すだけですぐに外れるので非常に楽です。

ちなみに結合部はこんな感じ。先っぽがカギのようになって引っかかるようになっており、さらにネジで回して固定できるようになってます。

▲シンプルだけどよく考えられた作りですね。

ネックを取り外したら元のようにバッグに収納してフィニッシュ。
アメリカで生まれた楽器ですが、アメリカらしく合理的で無駄がなく、かつ非常に実用的なギターだと思います。

弾き心地や音色は?

ナイロン弦のクラシックタイプのギターで、ボディーも厚めなので、音色は深みのあるこもったサウンドです。
僕は普段フラメンコギターでジャカジャカ弾くスタイルなので、軽くてエッジの効いたジャキッっとしたサウンドが好みなのですが、それとは少し異なる音の響きですね。

クラシックギタリストが奏でる動画もいくつかアップされています。

ネックは少し重たい感じがしますが、通常のクラシックギターってこんな感じなのかな。
普段使っているフラメンコギターが軽すぎるのでそう感じるだけなのかもしれませんが。

フラメンコ仕様に少し改造

ジプシールンバでジャカジャカやりたいので、少しサドルを削ることにしました。

▲カッターで弦の当たる部分だけ削っていき、仕上げに紙やすりで滑らかにします。

試し弾きをしながら好みの高さになるまで削り、こんな感じになりました。

また、フラメンコ奏法で多用するゴルペ(ボディを指や爪で叩く奏法)対策のため、市販のゴルペ板を購入。

Journey Instrumentsのギターは通常のクラシックギターより少し小さめサイズなので、ちょうど良いサイズにカットし、ボディに貼り付けました。

結果・・・

▲わかりますかね? 気泡がたくさんできてしまいました(ToT)

この貼り付け具合は性格が出ると思います(汗)
貼る際は慎重にやりましょう。

ストラップもつけられるし音響にもつなげられる

このギター、本当にユーザーのことがしっかり考えられています。
立って演奏する時のことを考えてギターストラップを取り付けることも可能。

また、ライブなどで演奏することも踏まえ音響にも繋げられようにラインアウトが可能です。

ピックアップは低音部と高音部をしっかり拾える3つのピエゾヘッドが備わっているタイプが取り付けられてます。

▲これと同様のタイプ。(source:K&K ケイアンドケイ ピックアップ Pure Mini ピュアミニ アコースティックギター用

まだライン接続して弾いてませんが、機会があったら試して音色を確かめてみたいと思います。問題なさそうならバンドのライブでも使いたいけど音にこだわるメンバーからは何か言われそう(^^;)

ギターもいいが付属のバックパックが超いい!!

以上はギターのレビューでしたが、付属のバックパックがいい感じなのでこれも紹介したいと思います。
何がいいって、荷物を運ぶ人のことをちゃんと考えて作られているということ。
Journey Instruments(旅の楽器)とはよく言ったもので、旅先に持っていくことを想定して作られている感じがします。

先ほどの画像をもう一度。

▲ギターボディー収納部の上部にスペースがあり、ここにいろいろ物を詰められる。

ギターの周囲にもスペースがあり、ここにも物が入ります。
なんならギターのホールにモノを詰め込めば、ギター自体が収納スペースとなるわけです。
ミニマルバックパッカーのワタクシとしてはイマジネーションが掻き立てられてワクワクしちゃいます。

さて、背面を見ますと割としっかりしたショルダーストラップが。

また上部と側面に持ち手があって、どんなシチュエーションでも手にとって持ち運ぶことができそうです。

実際に背負ってみるとショルダーストラップがしっかりしているせいもあり、あまり重さを感じません。

▲背負ってチャリに乗ってみた。の図。

パソコンやらカメラやら荷物を詰め込んだ状態でどんな風になるのか、また今度レビューしてみたいと思います。

レビュー動画をもう一度。

日本ではブルーオーシャンな折りたたみ式トラベルギター市場

今回購入したJourney Instruments OC520ですが、結論からいうと、めっちゃ気に入りました!
こんなに素晴らしいものが日本で全く知られておらず、どこにも売ってないことが不思議です。

冒頭でも書いたように、検索しまくっても出てくるのは海外のサイトばかり。
日本で委託販売してるところすらないんですよね。
日本人にはあんまりウケないのか・・・?

いや、このギターを手にすると誰しもめっちゃ気にいると思います。

Journey Instrumentsさんではこのクラシックタイプのギターの他、スチール弦ギターカーボンボディのギター4弦のベースなど、あらゆるタイプが販売されており、プレイスタイルや好みに応じたチョイスができます。

最近はニューバージョンを開発中とのことで、Kickstarterでプロジェクトが立ち上がってます。
バックパックにキャスターがついてゴロゴロ転がせるようになるみたいですね。

これ日本で売ったらマジで売れると思うんだが・・・。
(海外取り寄せだと送料と税金がかなり痛いので)

・・・以上、ネック取り外し型折りたたみ式トラベルギターJourney Instruments OC520のファーストインプレッション+レビューでございました!
ご興味ある方、ぜひ販売元にコンタクトしてみてください。