菜食主義になった理由とその効果
宮崎県で口蹄疫が問題になってますな。
感染の疑いのある牛が大量に殺処分になり、畜産農家や関係者方々の悲壮感や無念さは半端ないと思います。なにより、まだ元気かも知れない動物たちが人間の手によって大量に殺処分されていくのが何とも悲しい。
ところで、かつてヨーロッパでも口蹄疫が流行った時があり、それが発端となってベジタリアンが増えたという記事があります。ちょっと古いけど。
ワタシもベジタリアンというほど大層なものじゃないですが、一応菜食志向なんで、理由はどうあれ、そういう傾向が日本でも広まればいいなと思っています。
※ ※ ※
ワタクシ、肉食をやめてかれこれ2年ちょっとが過ぎようとしています。
小学校の時の文集に、好きな食べ物:トリ・ブタ・ウシの肉 と書いていたほど肉好きだったこのワタシが肉食をパッタリとやめたのには幾つか理由があります。
2年前、食い過ぎによる消化不良を起こし、断食を強いられ、その結果大食いはやめることにしました。
そんときのブログ↓
https://www.luisaq.com/235.html
病院に行きたくなかったので、消化不良について自分であれこれ調べました。
消化力には個人、または民族の遺伝的特徴によって差があり、たとえば、すい臓から分泌されるリパーゼやトリプシンといった消化酵素は脂肪やタンパク質を分解するが、日本人はもともと農耕民族で穀物が主食だったため、肉を主食としていた欧米人よりもこの働きが弱い傾向にある。日本人が肉や脂分を多食するようになったのはここ数十年の話。現在の肉中心の食生活に内臓機能が遺伝的に適応するまでには、まだ3~4世代はかかるという説がある。
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肉はあんまり食べないほうがいいな、と思うようになりました。
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肉をあまり食べなくなって、ベジタリアン的な世界に興味を持ち、いろいろ調べました。
⇒ベジタリアニズム
全て正しいとは限らないけど、菜食主義の言い分にだいたい納得。
⇒ベジタリアンFAQ
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さらに、食肉がどんな過程を経て食卓にあがるか調べてショックを受けます。
⇒映像がとらえた屠殺のシーン(注・ショッキング映像)
⇒いのちの食べかた
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完全に肉食はやめ、菜食志向へ。
うちの妻も誘われるように菜食になり、食卓には肉が一切並ばなくなりました。
ちなみに白米もやめてなるべく無農薬な玄米を日常的に食べるようになりました。
一時期、完全なベジタリアン(⇒ヴィーガン)を目指そうと思ったけど、それだとちょっと大変なので、魚は普通に食べる。卵や乳製品はたまに食べる。無理ない程度にベジライフを楽しんでます。
その効果かどうか分からんが、幾つか利点が。
・内臓脂肪が消滅し、体重が8kgほど減った。
・風邪を一度もひいていない。
・異常に高かった尿酸値が平常値に戻った。
・毎日快便。快腸。
・寝つきがよくなった。
・あんまり疲れなくなった。
・あんまり怒らなくなった。
外食したり豪華な食事にしたりする時もあります。だけど、ほぼ完全に肉は食べないようになりましたね。
日本ではまだ多くないけど、ベジメニューがある店に行ったり、そうでない店でも肉を一切使わない料理があったりするとうれしくなります。
インドに行ったときは、ベジかノンベジかはっきり分かれていて(インドの宗教的な理由で)、食事には困らりませんでした。カレーばっかりだけど。
日本でももっと菜食志向が広まって行けばいいなと密かに思っています。
そんなわけで、このブログでもいろいろ菜食について書いていきたいなと思ってます。
ベジフードやベジレストランのネタとか、あれこれ書いていこうと思います。
楽しいベジライフ、みなさんもいかがですか?
ディスカッション
コメント一覧
そういえば、富士山から下りて、さっそく
焼き肉を食べに行ったLuisは今どこへ。
「疲れ切っている体には、ソバやうどんのほうががいいよ~…」と
意見した私を完全無視して、肉を焼いていたね!
人は変われば変わるモンだ~☆
まだ肉を振り切れる生活には至れないけれど、
ワタシも肉より魚より、野菜が好きなので、
新カテゴリ「ベジライフ」の今後に超期待するぜ!
そうねー、富士山の後は焼肉ってお決まりコースだったなー。
そんな時もあったなーと思いつつ、肉を食べない生活、案外楽に入り込めたよ。
自分の周りにもそういう志向の人が増えたように思う。
世の中全体が「食肉」と「人間」の関係について再確認する時期が来てるんじゃないかと、昨今の口蹄疫のニュースを見て思った次第だ◎