カレーを毎日食べるインド人はハゲないのか?実際インドに行ってみて分かったこと

以前にこんな記事を読みまして
「インド人が主食としているカレーのスパイスに秘密があります。さまざまにミックスされた香辛料、スパイスの作用で体内の代謝がよくなる。特にターメリック、サフラン、ナツメグなどには育毛効果があることが知られているのです」
「発毛や育毛のポイントは、新陳代謝がよくなることであり、血流をよくすること。カレーのスパイス、特にカプサイシンは全身の血行を促進させるので、頭皮や毛根、毛乳頭の働きが活発になります」
インド人って本当に薄毛が少ないのか?
今回のインド旅でそんなことを意識しながら男性の頭髪を密かにチェックしておりました。
その結果ある結論に行きつきました。それについて今回は書いておこうと思います。
実際インドの若者で薄毛の人はいなかった
今回インドを旅しながら、行く先々でインド人の頭髪の様子を見てみました。
意識してみると、確かに、若い男性で禿げている人はほとんどいない。
年配の男性はたまに薄毛の人を見かけましたが、これは加齢による脱毛であくまで自然現象。
日本で若い男性(20~40代)が気にする、いわゆる「若ハゲ」っぽいインド人は実際皆無でした。(もちろん統計的には分からないしあくまで僕が見てきた感想)
インドの街でなんとなく撮った写真を見ても、頭がさみしい人はなかなか見つけられず。
みなさんしっかり黒々してますね。
もちろんこういうお父さんもいます。
▲Google Photoが勝手にGIFアニメを作ってくれた 笑
加齢により新陳代謝が弱まり薄毛になるのは仕方ないですが、問題は若くして毛が薄くなってしまうこと。
以前に某カツラ企業が調査した結果によると、日本は世界で14番目に薄毛率が高いとの報告もあります。(ちなみに1~10位は全部欧米諸国)
日本の他アジア各国もランクインしており、先進国ほどその傾向があるみたいに見えますね。
そしてインドはランキング外。実際世界ランク何位か分からないけど、結構下の方に位置するんじゃないかと見てます。
そもそもなぜ薄毛になるのか
髪の毛が薄くなる原因は幾つかあって、例えばこんなのが挙げられます。
- 遺伝
- ヘアケアを全くして来なかった(日焼けとか睡眠不足とか)
- 心や体に受ける激しいストレス
- ホルモンバランスの崩れ
- 栄養不足
- 環境汚染
- アレルギー
などなど
社会に出て日々忙しく暮らしてればなんらかの原因が当てはまりそうですな。
うちの父親とその父(故祖父)が若ハゲ&老年期は波平さん状態。僕も遺伝で若くして薄くなっていくんじゃないかとビビっていたので30代後半からは頭髪には特に注意を払うようにしてました。
幸いにも今のところ大変な事態には陥ってないからホッとしてるけど、今後も油断大敵。
そこで冒頭で紹介した記事を読み、インドで何かハゲ対策を見出すことができないかと考えたわけです。
インド人は子供の時からずっとカレーばかり食べている
「カレー」と言っても日本のトロッとしたカレーライスじゃなくて、いわゆるスパイスを元にしたインド料理ですね。
インド料理は基本的に化学調味料などほとんど使わず、スパイスと塩分だけで調理されるのが一般的。
インド料理に含まれているスパイスを調べてみると、これがどれも体にいいとわかります。
ニンニク、ショウガ、クミン、ターメリック(うこん)、サフラン、クローブ、ナツメグ、カルダモン、フェンネル、コリアンダー、そして唐辛子、などなど。
これらのスパイスは体の調子を整えるための様々な効能があります。いわば薬膳。
カレーの種類によって使い分けてミックスして料理に使われるため、インド人は意識せずとも毎日薬膳料理を食べているって考えてもいいかもしれません。
中でもターメリックは適度に摂取すると消化を助けたり、肝臓の働きを良くしたり、傷の治療薬として使用され、インドの伝統医学アーユルヴェーダでも古くから重宝されているハーブです。
ターメリックに含まれるクルクミンという成分が有効成分として力を発揮しているようで、これが育毛にもかなり効果を示しているという研究結果もあります。
参照
ターメリックは独特な黄色でインド料理には必ずと言っていいほど使われてますよね。
▲ターメリックで黄色に染まったインド料理。
こういうのを子供のころから毎日食べてるインド人はさすがに薄毛の人が少ないのもうなずけます。
唐辛子に含まれるカプサイシンも発毛有効成分
インド料理は意外とマイルドでそれほど辛くない場合が多いのですが、たまーに激辛なカレーにあたったりします。外国人じゃなくて地元の人が多いレストランなどは辛い料理が出ることがあるので注意が必要です。
辛さの正体は唐辛子に含まれるカプサイシンという成分ですが、これも髪の毛の発育に有効な成分と言われてます。
この本をちょろっと読んだのですが
カプサイシンが胃腸の神経を刺激して、その刺激情報が脳を経由して全身へ伝えられ、毛根でIGF-Iが増加する
IGFなんちゃらっていのは体内の血流を良くする物質らしく、これが増えると育毛につながるっていうお話です。
巷のインド人は割と辛いカレーも平気でペロリと食べちゃいますが、そのたびに胃腸が刺激されて血流が良くなり、髪の毛も元気モリモリという構図が見え隠れします。
先進諸国で薄毛が多いのは食習慣も一つの原因?
インドでは宗教的な理由もあってアルコールや肉をあまり食べない他、ストレスを解消するための喫煙、コーヒー、紅茶、ケーキなどの甘いもの、脂っこくて塩っ辛い食べ物、ジャンクフードなど添加物の含まれた食べ物をやけ食いするなんてこともあまりありません。
日本や欧米などの先進国は逆にそういう傾向ありますよね。
偏った食生活で栄養バランスが乱れ、その結果ホルモンバランスがおかしくなり頭髪にも影響を及ぼしている。そんな風にも考えられます。
完全にインド人みたいな生活は無理なので、せめて毎日の食事だけは肉やアルコールは控えめにバランスのとれた食事を心がけたいと思った次第でございます。将来の髪の毛のためにも・・・。
今回のケセラセラ
食事と、あとはストレスをためないことですかねー。日本人は何かとストレスためがちなので、もっと発散していかないとますます薄毛大国になってしまいます。
ちなみにインド人の生活習慣や食べ物なんかはアーユルヴェーダから多くのヒントが得られます。
なので最近はアーユルヴェーダの本をいろいろ読んでうっすらと知識を蓄えてます。
薄毛に悩んでるあなた。
インドに行ってカレーを食べまくれば何か光が見えてくるかもしれませんよ!
なんちゃってね!
ディスカッション
コメント一覧
私の知り合いのインド人は上手く髪の毛を使って寂しいところを隠してますよ。多分しっかりと頭上から見ないとなかなか見破れません。
あと記事でもありましたが薄毛に困ってる人はターメリックなどのスパイスなどで作ったペーストを毛穴に刺激を与えてから塗っていますね。これが結構滲みるみたいですよ。
コメントありがとうございます。
インド人はみなさん巻き毛の天然パーマなので薄いところも隠しやすそうですね。
刺激を与えてからのスパイスペーストは確かに滲みそう><