1日1回は凛とした食事の時間を。我が家でやってる玄米の炊き方、食べ方
4月前半から始まった自粛生活もようやくひと段落。
この2ヶ月間、旅行はもちろん自由に出歩くこともままならない状態が続いていましたが、それだけ空白時間ができたということです。
普段の生活の見直しややりたかったことを再認識するのにはちょうどよかったなと思ってます。
日々の食事にも変化がありました。
ここ1ヶ月ほどですが、我が家ではお昼ご飯はほぼ毎回玄米を炊いて食べるようになりました。
不定期に食べていた玄米を毎日1食に
これまでも日常的に玄米を自宅で精米して食べてましたが、たまに玄米そのままを炊いて食べることもありました。
玄米を食べるときはおかずも玄米に合うものを選ぶため、いつもとは違う「特別感」が味わえます。なんだか食事という行為がとてもありがたく素敵なことに感じるのがメリットです。
ただ日々忙しいと食事に対して心の余裕が持てません。
しかしこの自粛期間中は時間がいやってほどあったので玄米食もさほど苦にはならず。
これまで1ヶ月に数回だったこの「玄米食」を、ほぼ毎日一回やってみたら、それがなんとも心地よかったので今後も出来る限り続けていこうかなーと思ってます。
圧力鍋または炊飯器を使って玄米を炊く方法
圧力鍋があると玄米を栄養そのままに美味しく炊くことができます。
この辺のことは「玄米がうまい!圧力鍋で2合の玄米をふっくら炊き上げる最適の時間配分」をご参考に。
玄米をしっかり発芽させるため浸漬(お米を水に浸けておくこと)は必須。
夏は6時間〜半日、冬は半日〜1日ほど水につけてしっかりお米に水を含ませて発芽を促します。
玄米は電気炊飯器でももちろん美味しく炊けます。
我が家では20年ほど前に買った小さな炊飯器が現役で活躍していますが、最近は玄米もこの炊飯器で炊くようにしています。
浸水時間と炊く時の水の量、炊飯後の蒸らし時間などによって
玄米の量の1.5〜2倍を目安にしましょう。 おおよそ、玄米2合に対して水は約600mlです。
最近の炊飯器は「玄米モード」なる機能があるみたいなので、ポチッと活用してみても良いかも。でも普通の炊飯器でもコツがわかれば美味しくできます。
浸水時間・炊飯時の水の量・炊飯後の蒸らし時間をいろいろ試してみて、「これだ!」という割合が見つかると思います。
ほんとに美味しい玄米が炊き上がったときは嬉しくなっちゃいます。
玄米の美味しい食べ方・我が家のオリジナル作法
作法っていうと大げさですが、玄米の時に気をつけていたことが、いつしか習慣化しちゃった!というお話を二つほど。
NO BGM もしくは静かな音楽で
テレビのあるお宅ではついテレビを見ながら食事なんてこともザラかと思います。我が家はテレビがない代わりにiPadで動画を見ながら・・・ってことが日常化しておりました。
だけど毎日玄米食を始めたら、食べ物に向き合う、食べることに集中する、という行為がメインとなり、自然と動画を見ないようになりました。
外から聞こえてくる音だけで基本は無音。二人で食事しているのでたまに会話しながらの食事となります。
気分によっては当たり障りのない静かめのジャズなどをBGMにすることがあります。
これが慣れてくると、玄米じゃない時も画面を見ながら食事することに違和感を感じてしまいます。
動画を見ながら、画面を見ながらの「ながら食べ」は食事への集中力低下となり、姿勢も崩れ、噛む回数も減り、消化にも悪いです。そして会話も少なくなり、団らんも減ってしまいます。
食べているときは食べることに意識を注ぎなさいよ、と玄米が教えてくれました。
玄米を食べる時の注意…とにかく「よく噛む」
白米と違って玄米はコシが残ったままで固い印象です。普段白米を食べている人がいきなり玄米を食べると消化不良でお腹を壊すことがあるようです。
なので玄米を食べるときは必ず「よく噛む」、これにつきます。
よく「30回は噛め」とか言われますが、そこは適当で、玄米が口の中で「粒」を感じなくなる程度まで噛めればOKかと思います。
これが慣れてくると玄米じゃない時も噛む癖がついてしまい、どんな食事にも応用できます。体にとっても消化吸収の働きがよくなり、かなりおすすめです。
ただしそれだけ食べる時間が長くなるため、食事に割く時間に余裕を持たせる必要ありです。
普段かっこむように早飯をする人は最初はストレスを感じるかもしれない。でも慣れてくると、食べ物をよく噛まないで飲み込むことに違和感を感じちゃうので不思議なものです。
これも玄米食を始めて得た「気づき」と言えるかもしれません。
玄米に合うおかずの例
白米は和洋限らずいろんなおかずにマッチしますが、玄米に合うおかずというのは限られてきます。
玄米自体も味がします。噛めば噛むほど甘みが増し、それは白米とはまた違った「味」を感じます。
この玄米の味を邪魔しないおかずが望ましいです。
玄米が美味しすぎて気づけば他の料理に手をつけるのを忘れていた、なんてこともあるので、極端に言えば塩や梅干しだけでも十分。
だけどそれだと食事もつまらないので、最近我が家で食べた料理などをちょこっとご紹介します。
プチビュッフェスタイル・・・おかず数品+付け合わせを一皿に
主菜や副菜などはとりあえず大皿のままテーブルに置き、それぞれ自分の皿に盛り付けていくのが最近のブーム。
ここでいかに綺麗に見栄え良く盛り付けていくか、それを楽しむのも乙です。
このスタイルで食べたおかずの例をいくつか挙げていきますよっと。
玄米自体の素朴な味わいを損なわないように、市販の調味料などはあまり使わず、塩、しょうゆ、味噌、そして塩麹などで味付けしています。
なかでも塩麹は我が家の定番で、最近はほぼ毎日何かしらの料理に使っています。
魚や肉などをあらかじめ塩麹に漬け込んでおき、あとはオーブンでじっくり焼くだけなのでとても楽だしおいしいです。
味噌汁も濃いめの赤色の味噌を使うと玄米に合います。
最近は秋田味噌にはまっていて、毎日のように味噌汁に使ってます。
ネットでも買えますが近所のスーパーでもよく見かけるので助かってます。
玄米はできるだけ減農薬を通販で購入
米どころ新潟をはじめ日本全国の農家さんから減農薬の玄米をネット購入できます。
精米しない玄米を食べるとき、残留農薬が気になるところ。こだわるなら化学肥料や農薬不使用のお米を選びたいところですが、品数も少なく値段も高いのが玉にきずです。
完全無農薬じゃないけど減農薬にしっかり取り組んでいる農家さんはたくさんあるので、そういったところを選んで購入してみると良いでしょう。
最近購入したとこで、おすすめは以下の二つ。
↓あいちのかおり・30kg ・減農薬玄米
↓広島県産のコシヒカリ、棚田で栽培〜無農薬を目指した米を自然農法で育成
毎回30kgをまとめ買いするのですが、エレベーターのない団地4階まで宅配便の方に運んで頂いてるのにも感謝です。
玄米食べたいけど家族が反対→分搗き米も視野に
精米しない玄米は食べ慣れるまで時間がかかるかもしれません。
うまく消化できずお腹を壊してしまっては大変です。
また、自分は玄米を食べたいけど家族が反対していてなかなか食べる機会がない、という人もいるかと思います。
そんなときは分搗き米(ぶつきまい)にして徐々に慣らしていくのをおすすめします。
上記で紹介した通販のお米も玄米そのままはもちろん、3分・5分・7分、そして10分(白米)と希望に応じて精米して発送してくれます。
まずは白米に近い7分づきから始めてみて、慣れたらつく割合も減らしていき、やがて玄米デビューという流れも良いかと思います。
我が家では家庭用の精米機があるので、基本は玄米ですが、料理や気分に応じて分搗き米にして食べています。
玄米デメリットもこれで解消!家庭用コンパクト精米器で簡単ぶつき米ライフ
玄米食は一つの選択肢。1日一回、凛とした時間を
玄米大絶賛の記事となってしまいましたが、毎食玄米だと疲れます。
うちも朝は適当にパンとコーヒーとかザラだし、夜はうどんやラーメン、パスタなど。お昼もたまに外食する際はガツンと脂っこい中華を食べに行ったりもします。
玄米は素晴らしいから毎食必ず食べよう!なんて頑張りすぎちゃって、飽きちゃって、嫌になっちゃうのはよくあるパターン。たぶん。
なので、負担にならない程度の割合で玄米食にすると良いかと思います。
我が家ではそれが最近は1日一回、お昼の食事を玄米食が心地よいので続けています。
玄米を食べるときは、なんというか凛とした気分になるというか、体が喜ぶ食事にガッチリ取り組んでいる感があり、好きです。
こういう凛とした気分になれる時間って、日々の生活に大切なんじゃないかとも感じています。
体と心をいたわりながら、心静かに自分が喜ぶことをする。
玄米を炊いておかずを丁寧に作り、音を消して静かに食事に向き合う。そんな時間が心地よく、体も喜んでいる気がします。
玄米食に限らず、そういう時間が1日のうちに一回や二回あると、心の静養にもなります。
瞑想だったり、森林浴だったり、写経や習字など、なんでもいいですが、凛とした気分でのぞむ玄米食も選択肢の一つとしておすすめです。
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