スタンディングデスクにしてから4年経過。「立ちPC」はどんな人に向いている?
椅子に座ってパソコン作業をしているとや腰や尻が痛くなったり眠くなったりして何かと効率が悪い。
大きなデスクとオフィスチェアがあると場所を取るし、無駄にスペースが取られるのもいやだ。
そこで、4年前の夏に「スタンディングデスク」を導入。別名「立ちPC」。
最初の数週間は馴染めず足が疲れて逆効果かと思われたけど、慣れてくるとこれがやめられない。
健康面でも作業の集中面でも、省スペースという観点でもいいことだらけのスタンディングデスク。
立ちPCを続けた4年間を振り返りながら、そのメリットとデメリットを考えていきたいと思います。
4年ほど前は全然メジャーじゃなかった
「座りっぱなしだと健康に悪い」だとか「大手企業も続々導入」とか。
最近はいろいろとスタンディングデスクについて取り沙汰されるようになりました。
参照
僕の場合はそもそも、なんとなく立ってパソコンしたら場所も取らないし健康にも良いかなーと思って始めたのがきっかけです。
今ではネットショップでスタンディングデスクと検索すると山のように様々な「立ちPC」関連商品がずらりと表示されますが、僕が始めた4年前は検索してもブログの紹介記事が数えられるほどしかヒットせず、関連商品もごくわずか。
最初はアメリカなど海外で話題となり、世界のオフィスシーンに広がっていきました。
インスタで検索してもいろいろ出てきます。
オフィスで立ったままPC作業。いい姿勢です。
押し入れや本棚を活用するのも一つの手。
手作りっぽいスタンディングデスク。でも少しディスプレイの位置が下すぎかな?姿勢が崩れそう。
スタンディングデスクをアシストする装置なんかも今ではいろいろ出回ってますね。これは便利そう。
僕の歴代のスタンディングデスクは全部手作り
一番最初に立ちPCを始めたのは4年前の夏。
前回のブログで書いたように「そこらへんにあるものでなんとかする」という気持ちがあったので、この時も余ってた木材や板をのこぎりでカットしてネジなどで固定してあっという間に出来上がり。
今の家に引っ越す前は6畳位の部屋をまるまる自宅オフィスとして活用していたけど、その後2畳くらいのクローゼットに移動。
引っ越しをして現在の家に移動する頃には「オフィス部屋」という概念もなくなり、リビングの一角にスタンディングデスクをこしらえました。
ミニマリスト化する自分。作業部屋、作業スペースも徐々に縮小傾向
現在の家に引っ越した当初は幅90cm×奥行き50cmほどの比較的大きめなサイズの板を使ってましたが、徐々にそのサイズが小さくなり、現在は幅50cm×奥行き30cmほどのスペース(反対側の出っ張りの部分も含めると奥行きは53cm)となりました。
このサイズであれば15インチのノートPCとマウスを置くのに困らず、必要最低限のサイズで不便な感じもなくむしろ満足の行く大きさです。
ミニマリスト的視点を突き詰めていったらこのようになりましたが、かなり満足しております。
「起きて半畳寝て一畳」という言葉がありますが、現在は「起きて四分の一畳」くらいの省スペースで十分な感じです。
スタンディングデスクで気をつけなければいけないこと
基本、直立して背筋を伸ばし、画面を見る目の角度を適正な位置に合わせることが大事と言われてますね。
キーボードやマウスに伸びる手の高さや角度なんかも人それぞれ違うと思いますが、自分にあったポジションというのがあります。
最初に決めたポジションでも、なんだか違和感があって、肩や首など体のどこかに負担が出るようなら角度が合ってないのかもしれません。
高さ調整は、いらない本や板っ切れを置いたりして微調整。キーボードや画面の高さを確認しながら最適なポジションを探っていきます。そのうちに「ここだっ!」というポジションが分かってくるかと思います。
僕は前述の通り自分でカスタマイズできるような自家製スタンディングデスクを使用しており、高さが合わない時は角材を数センチカットあるいは付け加えたりして微調整しておりました。
スタンディングデスクに最適な高さや位置を自動計算してくれる便利なサイトもありますので、活用するといいでしょう。
姿勢の乱れに注意。呼吸を意識しクンバハカを実践
ピンっと背筋を伸ばして作業していても、気づけば片足を変に曲げていたり腰が妙な角度に傾いていたりして姿勢が崩れることがよくあります。
そのたびに「はっ!いかんいかん」と再び姿勢を正すわけですが、この悪い姿勢をそのままにしてクセがついてしまうと体の一部分に負担がかかり不調を来す場合があります。
立ちPCが実は体にはよくないという記事を近年見かけますが、そういうところを指摘しているようですね。
まず姿勢を正す。そしてメリハリをつけて定期的に休憩を
姿勢の乱れから体の不調につながる場合があります。そうなるとスタンディングデスクも何もあったもんじゃありません。
左右の足を30~40cmほど開き、肩の力を抜いて背筋と首をスッと伸ばし、肘の角度を90度に近い状態に持っていきましょう。
作業に熱中すると呼吸が止まりがちになるので、常に腹式呼吸を意識するのもコツです。
僕は気づいた時に「お尻を締める」ことを意識してます。心身のエネルギーである「気」を高めヨガでは「クンバハカ」と呼ばれる方法です。お尻を締めることで良い姿勢を維持するのにも役立つし、集中力を高めるのにも役立ちます。
ちなみにクンバハカは不調だった体調も改善させる効果もあり、続けていくと人生が好転するなんていうことも言われてます。まあそれは大げさかもしれないけど、立ち仕事をしてる時もキュッとお尻を締める癖をつけると何かいいことがあるかもしれません。
また、30分に1回くらいのペースで休憩を入れ、座ったり歩いたり寝っ転がったりしてリラックスしたいところです。
なんでもそうですが、特に立ちPCに関してはメリハリが大事だと思います。
スタンディングデスクが向いてる人・向いてない人
スタンディングデスクを続けるとこのようにいろいろなメリットあるいはデメリットな部分が見えてきます。
4年続けて来て、スタンディングデスクはどんな人に向いてて、向いてない人はどんな人かを考えてみました。ミニマリスト的視点も含めかなり個人的な見解です。
向いてる人
- 姿勢を正して体の負担を少なくしたい。そのためのエクササイズは厭わない
- 多少ツラいと思って体が慣れるまで続けることができる
- 最適な高さ・画面の角度など、度重なる微調整を厭わない
- 常に省スペースを心がけ、余計なものを置きたくない
- 身の回りが散らかってるのが嫌だ
- 余分な家具を置きたくない、できれば椅子すら不要と思ってしまうほどのミニマリスト
- 作業環境の模様替えやレイアウト変更が割りと好き
向いてない人
- 立つのも億劫。ずっと座ってダラダラしたい
- 体にいいと言っても疲れるようなことはしたくない
- パソコン周りは色々ものが置けるように広々使いたい
- モノが散らかっていた方が落ち着く
- 作業環境のレイアウト・模様替えに興味がない
他にもいろいろありそうだけどとりあえずこの辺で。
今回のケセラセラ
何度か椅子に戻ったのですが、やっぱり腰やお尻が痛くなるし、ついダラダラしてしまいがち。
なにより椅子があることで場所が取られるのが嫌だったので、結局オフィスチェアーは処分してしまい、現在はスタンディング一択です。今後もたぶん続けていくでしょう。
一度スタンディングに慣れてしまえば、仰々しいオフィスデスクやチェアなども不要。すっきりした環境でコンパクトに、そしてミニマルにPC作業をすることができます。
不向きな人もいるので100%おすすめっていうワケじゃないですが、一度試してみるとよいかもしれません。
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