フリーシャワーに寝そべりスペース。満足度世界一の仁川空港は噂通りの快適度

仁川国際空港

25日間のスリランカ旅行に出発。と、その前に韓国。
今回は大韓航空を利用したため、韓国の仁川国際空港を経由しました。
国際空港評議会という団体が実施している空港サービス・クオリティ・アワードほぼ毎年のように一位を獲得(大型空港部門とアジア太平洋部門で)している仁川国際空港。
乗り継ぎのため4時間ほどの滞在でしたが、満足度世界一というのもうなずける!快適なエアポート体験をちょろっとレポートします。

参照 : Wikipedia “List of Airport Service Quality Award winners"

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癒しのスリーピングスペースが充実

53カ国173都市をつなげる、名実ともにアジア最大級のハブ空港!すごいですね~。
さて、空港に到着してトランジット客用のコンコースを進むと、乗り継ぎの間にダラダラできそうな様々な暇つぶしスポットが用意されています。
広すぎて正確な場所を把握できなかったのですが、エスカレーターを上った上階部分に広大な休憩スペースが用意されており、そこでしばらく骨抜きなることにしました。

おお、これは!
仁川国際空港

至る所に観葉植物とゆったりとしたベンチが設置され、どこでも寝ることができます。まるで健康ランドの雑魚寝スペースみたいなのが延々と続いています。

仁川国際空港

リクライニングシートやマッサージ機がズラリと置いてある場所があり、「9時10分」ほどに開いたゆったりシートでぐっすり眠ることだってできます。
これってお金取られないよね?と最初はビクビクしましたが全然そんな気配はなし。周りを見てもみんな自由に、まるで自宅のようにくつろぎまくっています
電気が消されたエリアもあり、普段眠りが浅い人も爆睡間違いなしです。

ノンストレスなネット接続

各所にインターネットコーナーがあり、もちろんこれも無料で使い放題。
僕はMAC Bookを持ってきていたので空港のWIFIでつないでみることにしました。

仁川国際空港

空港のWifiって何か登録しなくちゃいけなかったり、長々とした利用規約を読んで同意ボタンを押したりしなくちゃいけなかったり、ひどい時は有料だったりと、なかなかアクセスしづらいイメージがあります。しかし仁川空港の場合はそういうストレスは皆無でした。
Airpot Wifiというネットワーク名を選んで、一旦接続確認の画面が出ますが、その後すぐにネットにつなげることができました。呆気にとられるほど簡単につながり、そして速度も速い!メールを書いたりブラウザで調べ物をしたり、ブログを書いたりなど、ほとんどストレスなく行うことができました。

これをやってみたかった。空港でシャワー浴

そして仁川空港最大の目玉!(と勝手に言ってるだけです。)
それがシャワールームです。

仁川国際空港

何気なく「Free Shower」などと書かれていて、思わず二度見をしてしまいました。
これは浴びない手はないですね。

OPENが7:00、CLOSEが21:30で、この時すでに21時15分を周っていたので恐る恐る中に入ってみると、元気なお姉さんが「ハロー!!」と言いながら現れました。すみませんね、閉店間際に。
シャワーは掲示通り無料、そしてタオルも無料で貸してくれると!
自前の手拭いがヌレヌレになるのを覚悟していたのでありがたいことでした。

個室のシャワールームに入ると、これが意外にしっかりとした設備。
洗面台やドライヤー、シャンプーなんかも常備されていました。

仁川国際空港

▲ドライヤー完備!

仁川国際空港

▲借りたタオルを手に。いざシャワータイム!

水圧も文句なく、快適に汗を洗い流すことができました。

仁川国際空港

▲ドアの内側にこんな注意書きが。
韓国人は日本語を話す時なぜか濁音気味になりますが、それがうまく表現されています。

追記(2019年5月)
シャワー利用の際は受付で搭乗券をチェックされます。
フリーシャワーはトランジット(仁川空港を経由)の人のみ無料で利用でき、それ以外(韓国国内旅行など、出発地が仁川の場合)の人は3,000ウォンが必要です。

フードコートやホテル、キッズルームも充実

さっぱりしたところで夜ごはんを食べに行きました。
旅客ターミナルの3階30番ゲート近くにある「Food Capital」というフードコートに行ってみました。
料金は前払い制で、レジには分かりやすいメニュー表が掲げてあって、言葉の分からない人でも指差しで選ぶことができます。
もちろんクレジットカード払いも可。

仁川国際空港

注文したのはユッケジャンクッパとビビンパ。お味は普通でしたがおいしく頂きました。

仁川国際空港

▲食べ終わった後なのに名残惜しそうにメニューを見つめる人。

出発ラウンジ内には他にホテルやキッズスペース、韓国民俗芸能のライブが楽しめるスポットなどがあり、施設の充実度としてはかなりのものです。

仁川国際空港

▲乗り継ぎ利用者にうれしいトランジットホテル。時期と部屋タイプにもよりますが1泊7000円くらい~2万円くらい。そんなに安くはないですね。
ちょっとお財布に余裕のある人は空港内のベッドでひと眠りっていうのも乙ですね。

仁川国際空港

▲割としっかりしたキッズゾーン。子供が遊ぶアスレチックや授乳室などがあります。このルームのそばにリクライニングシートやマッサージ機などがあったので、子供を遊ばせている間に大人は癒しの間でゆったりするのもいいかも。

今回のケセラセラ

シャワーも浴びてご飯も食べて、スリランカへの乗り継ぎもスムーズ。
リラックスできたおかげで飛行機に乗ったらぐっすりと爆睡してしまいました。

空港で足止めを食らいしばらくターミナル内で暮らす羽目になった男性を描いたトムハンクス主演の映画がありましたが、このインチョン空港はそんな羽目に陥っても快適に暮らすことのできるクオリティーです。
施設の充実度だけじゃなくて、出入国時にかかる時間や荷物の処理ミス率の低さ、空港職員の英語を話す率、市内へのアクセスのしやすさなど、どれをとっても不満を言う人はそんなにいないと思います。

参考:25 Reasons Incheon International Airport is the Best Airport in the World

4時間だけの滞在でしたが満足度世界一というのも納得のすばらしい空港でした。
トランジット客がどうすれば満足するのかっていうのが随所に練られており、「好きなところでくつろいでね」という気楽でフリーダムな空気がとても居心地良かったです。