変わりゆく町並みを感じる。モウラミャインの市場歩きと裏道散歩
2016/02/15(月)
ミャンマーのモウラミャインという町に滞在しております。
ブリーズゲストハウスという安宿の一番安い14ドルの部屋に泊まりましたが、人の声でうるさく部屋もなんか変な匂いがしてベッドも硬くてちょっとコスパ悪い感じがしたので移ることにしました。
妻の体調が戻らず、もう一泊モウラミャインでゆっくりしようということで、Agodaで宿を検索。
南に2kmちょっと行った場所にある「タンルウィンホテル」に宿を移しました。
そして翌日の夜にさらに南部のベイ(Myeik)の町まで行くバスに乗るため、チケットを購入しておきました。
タンルウィンホテルの周辺はタイ資本の大型デパートがオープン準備をしていたり、民主化へと舵を切ったミャンマーの未来を少し垣間見た気がします。
ミャンマーでツイン14ドルは底値レベル?
ミャンマー、特にヤンゴンのホテルの値段が意外と高いと言われています。
確かにこれまでミャンマーで泊まったいわゆる「安宿」はツインで15から25ドル(1700円〜2600円)くらいの範囲でした。ちなみにヤンゴンで泊まった安宿「Ocean Peral INN」は1泊2500円くらい。しかもシャワー・トイレは共同。
ちなみに安宿天国のインドの場合は300円から1000円も出せばシャワー・トイレ付きの部屋に泊まれることを考えれば、やっぱりミャンマーはちょっと高い気がします。
それらのことを考えればモウラミャインで1泊したブリーズ・ゲストハウスの14ドル(シングルだと7ドル)は底値レベルかもしれません。
▲ 07:28 ブリーズゲストハウスのブレックファーストは2階の海を見渡すバルコニーで。
ファンキーなタナカを塗った女の子が給仕してくれました。
▲ 08/07 コーヒーorティー(どちらもミックスパウダー)、食パン、ジャム・マーガリン、ゆで卵、バナナという献立。この場所での朝食は気持ちよかったです。
妻は白湯をたくさん飲んでたら段々お腹の調子が良くなってきたと言ってました。お湯サイコー!
▲ 10:52 ブリーズゲストハウス14ドル部屋の様子。お世辞にも快適とは言い難い・・・値段的に仕方がないのか。
体調を万全に戻すためAgodaでもう少しランクの上の宿を探しオンライン予約。ブリーズは1泊でおさらばすることにしました。
活気に沸くセントラルマーケットで特産フルーツ「ショウッティ」を味わう
ゲストハウスをチェックアウトし荷物を預かってもらって少し散歩してみることにしました。
▲ 11:05 モウラミャインの横を流れるタンルウィン川の河口。向こう岸はビルー島という大きな中州の島。そこへ渡る船があちこちに見られました。
▲ 11:05 しかしこのゴミの山はなんとかならんかね。人々のゴミ捨てへの意識が変わった時点から先進国への道を歩みだすのではないのでしょうか。
▲ 11:12 セントラルマーケット付近は仕入れと思われるトラックが所狭しと並んでいました。from Japanのトラックが至る所で大活躍!
▲ 11:15 セントラルマーケットの建物付近。
▲ 11:17 中に入ると商品や荷物でごった返しています。
▲ 11:22 周辺には野菜やフルーツのマーケットもたくさん。
▲ 11:23 モウラミャイン特産のみかん「ショウッティ」を見つけたので買ってその場で食べてみました。値段は1個700チャット、70円。
▲ 11:23 日本の文旦みたいな粒の大きな甘みのある味わい。これはうまかった。
▲ 11:43 マーケットのやや南側にモスクがあり、その通り沿いにもいろいろお店がありました。
▲ 11:44 モスクの前で手作りヨーグルトを売るおじさんを発見。早速買って飲んでみることに。砂糖と氷を入れてくれようとしましたがどちらも無しにしてもらいます。値段は1000チャット、100円。
▲ 11:48 少し酸味があってドロドロした感じ。お腹の調子改善にもヨーグルトは大事!おじさんありがとう。
▲ 12:12 お昼にしようと近くの食堂に座っていたらゴミ収集車が。各家庭、商店などで出たゴミを回収していきます。回収というより住民がゴミ箱を持って捨てに行くという感じでした。ちゃんとゴミ収集来るんだからポイ捨てやめようよーー。
▲ 12:16 その食堂でのランチ。野菜チキンごはんはやたらしょっぱい、ヌードルスープは一口で味の素とわかる味。残念ながら残してしまいました。
▲ 12:51 口直しに先ほどのモスクの前にあった肉まんやへ。このようにたくさん出されたものから食べた分だけ清算。しかしこの肉まん・あんまんがアツアツじゃなくて冷めたものだったので食べませんでした。暑い国なので冷めたものを出すのがおもてなしなのか・・・?残念。
川沿いの中級ホテル「タンルウィンホテル」へ。周辺の開発が進むエリアを散策
モウラミャインでの2泊目の宿はAgodaで予約した「タンルウィンホテル」。タンルウィン川を望む中級ホテルです。ツインで1泊3500円ほど。これにサービス料だの税だの加わり4100円でした。
そろそろ手持ちのチャットがなくなってきたのでクレジットで前払いできるAgodaは助かります。
ブリーズゲストハウスで荷物をピックアップし、オートタクシーで2000チャット。タンルウィンホテルに着いてチェックインを済ませ、とりあえず部屋で休憩。
▲ 13:56 さすが中級ホテル。部屋はきれいで設備も整ってます。もちろんシャワー・トイレ付き。
お腹調子悪かった人もようやくくつろぎモードに。
日も沈んで暑さも和らぐ時間に外を歩いてみることにしました。
その前にホテルのフロントでモウラミャインから出るバスについて聞いてみました。
迷った挙句、やっぱり南に進んでいこうということになり、明日の夜にベイ(Myeik)へ向かうバスに乗ることに決めました。
フロントスタッフがバス会社に電話で確認を取ってくれ、その場で予約をしてもらうことに。
料金はモウラミャインからベイまで1人20000チャット。約2000円。一気に持ちチャットがなくなりました。明日両替しに行かないと・・・。
▲ 16:40 ホテルの前にこんな看板が。これは!スタッフ募集!?
▲ 16:56 とりあえず海の方へ散歩。井戸を発見。夕日を背に撮った一枚。
▲ 17:00 夕日と海辺と漁師。iPhoneで撮影したんだけど結構良く撮れてる。
海辺の散歩の後、そのまま内陸の方向へ向かって歩きました。
モウラミャインは19世紀に25年間イギリス領ビルマの首都だったこともあり、当時建てられた英国コロニアル調の建物が今尚幾つも残されています。
それらの建造物を大事に保存する一方で老朽化による取り壊しも進み、民主化による発展に伴い新たな街づくりが進み出す時期なんじゃないでしょうか。
・・・タンルウィンホテルの裏通りを歩いて町の風景を見て、そんな風に思ったりしました。
▲ 17:12 コロニアル調の建物を解体している最中でしょうか。築100年以上と思われる建物の歴史が閉じられようとしています。
▲ 17:17 もともとあったコロニアル建造物の正面を木材などでカスタマイズし住居として使っている・・・のかな?とても古くて味のある外観。宣伝広告が残念。
▲ 17:25 海辺の道から一本中に入った大通り「Upper Main Road」に出ると、何やらミャンマーらしからぬ現代風の建物が。Oceanというタイ資本の大型ショッピングモールで、現在建設中で間も無くオープンするようです。
▲ 17:26 その大通り沿いにあったFive Star。タイのファーストフードチェーンです。タイは隣国ですが、今後その他の海外資本のお店がどんどんオープンしていくんでしょうか・・・。
▲ 17:28 こんなきれいなマンションが。Google Mapをみるとアカデミーのマークが。学生寮か何か?
▲ 17:33 このエリアはまだ外国人の姿が珍しいのか、僕らが歩く姿をジーっと見てくる人が多かった。子供達にガン見されてちょっと引いた。
▲ 17:35 側道をきれいに補修する作業員。しかしコンクリ塗りたての上に猫が歩いてたりして笑った。何にせよショッピングモールのオープンに合わせて周辺の道路も整備が進みます。
Upper Main Road沿いのおすすめハンバーガーショップ「New Taste」
Theik Pan ストリートに入るT字路の辺りにミャンマーでは珍しいハンバーガーショップを発見。
少し時間が早かったのですが夜ご飯はそこで食べることにしました。
薄暗い店内に恐る恐る入るとハンバーガーなどの写真がわかりやすく貼り付けてあり、いろいろなメニューがあることがわかります。
▲ 17:50 メニューの1ページ目。チキンバーガー、フィッシュバーガーともに1500チャット、150円。安い!ハンバーガーだけじゃなくて他にもいろいろなメニューがありました。
▲ 17:56 10分ほど待ってでてきました。フライドポテトもついてお得。マヨネーズが少し甘かったのですが、とてもおいしく頂きました。
▲ 18:19 オーナーの女性は顔つきが外国人っぽいのですが普通にミャンマー人でした。ここ欧米人にはまだ知られてないんでょうしょうか?絶対流行ると思います。
▲ 18:20 店の外観。チェーン店じゃ無くて手作りの個人店というところがステキです。
▲ 場所は赤ポイントのあたり。駅からもそう離れておらず、今後周辺の開発が進むとこのエリアは旅行者の新たな拠点になるかも。
▲ 18:32 タンルウィンホテルに戻ってきました。ハンバーガーショップから歩いて5分くらい。
今回のケセラセラ
モウラミャインの見所として地球の歩きかたなどには近くの島や郊外の名所などが紹介されてたりします。船やタクシーで数時間かけてそういうところに行くのいいですが、徒歩でモウラミャインの街の知られざるエリアを歩くのもなかなかいいものです。
モウラミャイン駅にも割と近いタンルウィンホテル周辺は今後海外資本のデパートなどもできて大きく様変わりするエリアなんじゃないかなと思います。変化を遂げる前にまだまだ素朴さの残るこのエリアをゆっくり歩くことができて良かったと思います。
モウラミャインはまた機会があったら来てみたい町でした。古いものを残しつつも今後どう変化していくか楽しみです。