それ本当に必要?自分の身の丈に合わないモノは手放す

スリランカ、コロンボの線路

ブエノス・ディアス!

突然ですが、大事だと思っていたものを失くしたり壊したりしてしまった時ってどう思いますか?
失くしたり壊してしまった瞬間は「しまった!なんてこったい!」としばし途方にくれるかもしれませんが、どうにもならない時、僕の場合「自分には縁がなかった」「自分が所有する器じゃなかった」と意識を変えて、すぐ諦めることにします。

実は先日の北海道旅行で4万円くらいしたサングラスを失くしてしまいました。
レイバンの度付き&偏光レンズのサングラスで、数年前に購入して一生大事に使おうと思って持っていたものです。
レンタカーに置き忘れたのかホテルに忘れたのか。それぞれ問い合わせをしてみましたが見つかりません。
安物のサングラスならまだしも4万円ですからね・・・。

しかしモノの価値をお金に変換するからいけないのです。
そのモノが自分にとってどれだけの価値があったのか、どれだけ愛を持って所有していたのかと考えると、「仕方がない」と判断せざるを得ません。
そのサングラスを購入してすぐにケースを失くし、その後は純正ではないソフトケースに突っ込んで、真夏の暑い車内などに放置していたりしました。
はい、その時点でこのサングラスを「一生大事にする」なんて意識がないですよね。

それに普段はサングラスをするわけじゃなくて、旅行などどこか出かけたときにオシャレ目的で手に入れたということを認めざるを得ません。
つまり、「4万円もするレイバンだぜー。どうだ、すごいだろー!」という見栄や虚栄心がうっすらと根底にあったということ。

自分の身の丈に合っていなかった」とも言えます。
結果、今回こうしてサングラスが僕の元を離れて行きました。
それだけの価値のシロモノだったということです。深追いはしません。失くしてしまったものは仕方ないとアッサリ諦めることにしました。

いくら高価なものであっても自分の身の丈に合わないもの、本当に必要としていないものは最初から所有しなければいい
と、そんな風に割り切るようになりました。

もうちょっと若いころだったら、購入した時の金額の方が気になって何が何でも探し出そうとしたことでしょう。

時間が進むにつれ、人生において何が必要で何が必要じゃないかが段々明確になってきてるのだと感じます。

スリランカ、コロンボの線路

▲アディオス、レイバン・サングラス!(スリランカ・コロンボの線路にて)

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それは今の自分にとって本当に必要なものなのか?

そうやって突き詰めていくと、まだまだ手放すことのできるコト・モノがいっぱいあります。
ワタクシ自称ミニマリストですが、さらにシンプルな生き方をしたいと思っています。

で、「シンプルな生き方」で検索したらこの本がヒットした。

読んでみたら心にもヒット。

  • 身の回りの物、本当に必要なもの?
  • ものに振り回されない生き方って?
  • 質素、清潔、秩序を重んじる楽しみ方
  • etc…

こんな風にシンプル生活へのベーシックな考え方から始まり、住まい、ファッション、時間管理、食事、ひとづきあい、自己管理など、様々な分野で「シンプルに生きる」ノウハウをわかりやすく説明してくれてます。
いかに重荷を減らして自由にシンプルに毎日を送れるかを、上から目線じゃないわかりやすい言葉で語りかけてくれるような本です。
いわゆるハウトゥー本というよりはシンプル生活に対する考え方、哲学を教えてもらうという意味ではおススメの本かと思います。

著者は生粋のフランス人女性らしいのですが、日本在住30年以上ということで、日本人が本来秘めている「心の慎ましさ」がそこらへんの日本人以上に分かっていらっしゃるのではないでしょうか。

この本、美容やボディケアの分野などにも言及していて女性向けの本ではあるのですが、僕みたいなミニマル思考な男性が読んでも非常に面白かったです。
堅苦しさはなくて分厚くもないのでスラスラ読めますし、「シンプルに生きる」そんな目標を掲げている人にはバイブルにもなりそうな一冊!

今回のケセラセラ

サングラスに4万円もかけたなんて(←やっぱり金額は気になるw)、今思うとちょっと考えられないんですが、買った当時はまだ今ほどミニマル志向じゃなかったということでしょう。
シンプルな生き方をグッと突き詰めていくと、本当に今必要なもの以外は持ちたくないという思考になります。

もし自分の過失で最近失くしてしまったり壊してしまったものがあれば、「これは自分の身の丈に合うモノじゃなかった」と割り切って忘れ去ります。
逆に身の丈に合っていて本当に必要で大事なものは、すぐには壊れたり無くなったりしないものです。
そのモノに感情があったなら、きっと「ここは居心地いいにゃー」と思って所有され続けているのかもしれません。

ちょっとトンデモな話になりそうですが、モノを処分するときの一つの判断材料としてとらえるといいかもしれません。

ケセラセラにシンプル生活、楽しみましょう~~