インドで入院した時の看護師がどうみても看護師に見えないおっさんばかりだった件

もう今から8年ほど前になるけど、夫婦二人で初めてインドに行った時(実質新婚旅行)、タージ・マハルでおなじみのアーグラーという町で二人揃って食中毒になり、病院送りとなりそのまま4泊ほど入院しました。
その時の看護師がほぼ普段着のおっさんばかりで、なんだかいろいろ面白かったので振り返り日記として書き留めておきます。

食中毒になった経緯や病院送りになった流れなどは当時書いたブログでどうぞ~↓

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メインの医者以外の看護師がどう見ても普通のおっさんばかり

泊まっていたホテルに病院の医者が往診に来てくれ、「こりゃあかん。病院に行くぞ」ということに。

で着の身着のまま、何も荷物を持たずそのまま病院へ。
医者が乗ってきた車に同乗させられ、彼が経営する病院へ。

医者の診察室で症状のこととか保険について英語で一通り説明を受けました。僕はこの時かなりグロッキー状態であまりよく覚えてません。
ただこのお医者さんはエリートっぽくとてもまともそうに見えたので安心しました。

で、そのまま入院と相成ったわけですが、日常の世話をしてくれる看護師がどうみても街中でチャイでも引っ掛けてそうな普通のおっさんばかりで、とても不安になりました。

「痛い!」「No-itai!」と無理やり点滴針を刺すおっさん

食べ物もろくに喉を通らなかったので人生初の点滴をする羽目になったのですが、点滴針を刺してくれる看護師も普段着のおっさん
点滴がなくなったら随時取り替えてくれるのですが、結構そのやり方が粗雑で、針を刺すときとかかなり痛かった
点滴の取替の時、妻が耐えかねて「痛い!痛い!」と唸り声を上げるのですが、おっさんは「No itai!」(痛いじゃない!)と一蹴。大丈夫なんだろうかと思いつつ、おっさんはさっさと仕事を終えて退室していきました。

誰なんだお前は!?と思わせるおっさん

病院のベッドで寝てるといろんなおっさんが代わる代わる様子を見に来てくれます。
食事を運んできてくれる人、点滴を替えに来る人、掃除の人、往診に来てくれる人など。だいたいその役割は決まってるようで少しずつ誰がどの役回りなのか分かってきました。
しかし4泊目だか最後の方で、朝目覚めると目の前に知らないおっさんが立っていました。「ん?誰だ?」と寝ぼけ眼で見ていると「Morning, Your arm!」朝だ。腕を出せ。と。
なんだ藪から棒に!
どうやら脈診係のおっさんの代理で来た人っぽい。普段着なので何者か分かりませんでした。
言われたとおり腕を出すとやっぱり脈を測りに来たようで、脈を押さえながら腕時計を見ていました。
しかし寝起きでこんな早い時間に脈診に来るのはいつもと違うね~と妻と話しておりました。
しばらくすると、いつもの脈診係のおっさんが現れました。
「あれ?いるんじゃん。さっき別の人に測ってもらったよ!」と言うと「I don’t know」と言われまたしても腕をとって脈を測りだしました。
このおっさんはいつものおっさんなので安心でしたが、さっき来たのは何者だったのだ?という朝でした。

シャワーを浴びたいと言ったら点滴を刺してる腕にゴミを巻かれた

点滴係のおっさんはちょっと苦手でした。上に書いたように結構強引な感じで、あまり患者思いではない。

着の身着のまま入院となったので、着替えやら洗面用具やら何もない状態でした。(ホテルの部屋にすべて放置したまま出てきたため)
最初の2日くらいは我慢できたのですが、3日目ともなると頭も痒くなってせめてシャワーを浴びたいという気分に。
しかし点滴を刺したまま水に濡らしたらヤバイんじゃないかと思い、おっさんに聞いてみました。
「シャワーを浴びたいんだけど・・・」
「お?そうか。腕をカバーしないといけないな。」
とおっさんがキョロキョロと辺りを見回すと、おもむろにゴミ箱から透明のビニールのゴミを取り出し、妻の腕にグルグル巻き始めました
「おいー!それゴミだろー!?
No Problem!
と、ツッコミもむなしく、ゴミを腕に巻かれた妻は哀れな姿でシャワー室へ。
ほんと、インドってすごい。

退院の日、別れの挨拶かと思ったら違った

退院の前日にホテルに荷物を取りに行き、入院から5日目、いよいよ退院の日。
最後の朝食までしっかりと出してくれてうれしかったです。
すっかり回復したのでこの日はアーグラーの遺跡見学に行こうという計画を立ててました。

そして荷物を持って部屋を出ようとすると、あの点滴係のおっさんが現れ、不意に片手を差し出してきました。
(別れの挨拶か・・・おっさん、世話になったな。)と少し感慨深くなりました。そして握手をかわそうとすると・・・
「No!観光に行くなら荷物はそのまま置いておけ。」

片手のジェスチャーは肩をすくめて「何をやってるんだおまえは。」というアメリカ人がよくやりそうなshrugというアクションです。

via GIPHY

僕はそれを握手かと勘違いしたわけです。まあそのまま握手しましたけど。

合理的な方法を好むインド人的な発想で、どうせこの病室は今日いっぱい使えるのだからホテルの部屋みたいに使っていいぞという計らいでした。
退院したのだからさっさと出たほうがいいよなーという日本人的な遠慮深さとは対照的ですね。笑

今回のケセラセラ おもしろかったがインドで入院は二度とゴメンだ

他にもいろいろおもしろいことがあったと思うのですがなにせ昔の話。
覚えているインパクトのあった出来事のみ記しておきました。
最初に診察してくれた白衣の医者以外はみんな普段着で、病院関係者なのかどうかも見分けが付きません。日本では考えられないようなことが日常茶飯事なのがインドですので特に気にしませんでしたが。
慣れてくると皆フレンドリーで4日間の滞在だったけどいい思い出になりました。

しかしインドで入院は二度とゴメンだ~

追記:あとで確認して気づいたけど入院中は患者用の着衣を着てたんだったー。今回イラストでアレコレ描いてみましたがいかがでしたでしょうか。

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