【バングラデシュ】北東部のタマビルからインドのダウキへ陸路で国境越え。出国税の支払い方法など

お茶の産地としても有名なスリモンゴルを後にしてインドに向けてさらに北を目指しました。
北東部の都市シレットを経由してインド国境のタマビル、そして陸路でインドのダウキへ国境越えした時の様子をレポートします。

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シレットの銀行でTravel Tax(出国税)支払い

バングラデシュを出国する際に必要なのがTravel Tax(出国税)です。
出国税の支払い証明書を持たずに国境のイミグレーションに行くと、ちゃんと取得するように言われたりして揉めるという情報がありました。
イミグレーションでも支払いは可能のようですが、余分な手数料を取られたりするので、できればちゃんと銀行で支払っておくことをオススメします。

出国税の支払いはソナリ銀行などのバングラデシュの大手バンクで取り扱っています。

今回僕はスリモンゴルからバスでシレットまで行き、そこでソナリ銀行で支払いをちゃんと済ませた後、国境を目指しました。
国境で未払い指摘されて面倒なことになるのも嫌だったので・・・。

スリモンゴルでシレット行きのバスに乗る

▲スリモンゴルでシレット行きのバスに乗るところ。この時も親切なおじさんに助けられた。ほんとヘルプフルなバングラデシュの人々です。

シレットのバスターミナルに到着したら「Zindabazar」というエリアにあるソナリ銀行へと向かいます。
バスターミナルからオートリキシャで70タカ取られましたが、たぶんぼったくりですね。
歩いても20分くらいなので、荷物が多くない人は歩いて行ける距離です。

シレットの街並み

▲ソナリ銀行Zindabazar支店の近くの交差点。陸橋は「Bondor Foot over bridge」と呼ばれ、ちょっとした名所になっている。

シレットのソナリ銀行

▲ソナリ銀行の入口。

中にいる職員にTravel Taxはどこ?と聞くと教えてくれます。
この銀行の場合は3階の奥の方に窓口がありました。他の支払いで来ている客も多く、列に並ぶ必要がありました。

シレットのソナリ銀行

▲支払い窓口の様子。小さく「TRAVEL TAX」の張り紙が。分かりづらっ!

窓口でパスポートを提示、職業や父親の名前などのお決まりの質問があり、会計で500タカ支払って無事納付完了です。

シレットのソナリ銀行

▲こちらが支払い証明書。これで一安心。

2019/6/4追記)
Tamabilに行く途中の集落、JaintiapurのSonali BankでもTRAVEl TAX支払い可能。土曜日もOPEN。

marieja様、情報ありがとうございました。

シレットからバスに乗って国境のタマビルへ

再びバスターミナルに戻り、タマビル行きのバスを探します。
バスターミナルと言っても道路沿いや広場に雑然とバスが止まっていて、どこに行けばいいのかさっぱり分かりません。

シレットのバススタンド

▲おっちゃんが手招きしてたので近寄るが、タマビル行きのバスではなかった。

行き先表示が掲げられているわけではないので、ここでも人に聞きまくって乗るべきバスを探します。
バングラデシュでは本当にこういうことが多いです。

7〜8人くらいに尋ね回ってやっとタマビル行きのバスを見つけました。
ローカル臭満載のマイクロバスで国境を目指します。

シレットのバススタンド

▲タマビル行きのバスの車内。年季が入ってます。

バスに揺られること数時間。タマビル付近に到着。
Google Mapを注意して見ていたのですが、この辺りはBanglalinkの電波も入りづらく地図もぼやけてしまう場合があります。
結果的にイミグレーション付近からだいぶ過ぎ去った場所で慌てて降りることになりました。

▲タマビルの国境付近(MAP内ポイントで示したところ)でバスを降りるべし。何も言わないとそのまま遠くに運ばれちゃいます。

ちゃんとバスの乗務員に「India Border」などとはっきり伝えておくと分かりやすいところで降ろしてくれます。
「外国人だから国境で降りるって察してくれるだろ」なんて思っちゃいけません。察してくれる人なんてごくわずかですから。はっきり目的を伝えること、これが大事です。

タマビルの国境付近

▲バスを降りて国境へ向かう途中の様子。

バス通りから国境までは徒歩で移動しますが、舗装されておらずダンプカーも行き来してとても不安になります。
採石場みたいなところですが、構わず進んでいくとインドとの国境、イミグレーションが見えて来ます。

タマビルの国境付近

▲バス通りから10分ほど歩いて行くと「Tamabil Land Custom」のゲートが見えてきます。ここがインドとの国境エリア。

バングラデシュ出国→インド入国。タマビルでの国境の越え方ガイド

まず最初に道の右手にあるイミグレーションオフィスで出国の手続きを行います。

バングラデシュ・インド国境

▲イミグレオフィスの外観。

出国カードに必要事項記入し、係官からのいくつかの(お決まりの)質問を受けます。
生年月日を見て僕のことが随分若く見えたらしく「ルック・ソー・ヤング!アハハ!」と和やかな雰囲気で事が終了。

バングラデシュ・インド国境

▲オフィス内で出国カードに記入してるところ。

続いて道の左手にあるカスタムで出国税の支払いです。

バングラデシュ・インド国境

▲「Tamabil Land Customs Station」という看板の建物。

前述の通り支払い証明ををしっかり持っていたので、ここも難なくクリア。
あまり事前に支払う人がいないのか、とても感心されお礼まで言われました。なんだかなー。この面倒臭いシステムをなんとかした方がいいんじゃないでしょうか。

バングラデシュ・インド国境

▲支払い証明書がないと、ここで一悶着あるんじゃないかと思います。

これらが完了して初めて国境を越えられます。

インドのダウキへ。入国手続き

バングラデシュ出国手続きが終わりスタンプを押してもらい、晴れてインドへ。

バングラデシュ・インド国境

▲インドの入国ゲートまで歩いているところ。

ゲートをくぐる前に銃を持った警備員からパスポートチェックや簡単な質問を受けます。
ゲートをくぐったらもうインドですが、まずは入国審査を受けるため坂を少し上った左側にある建物に入ります。

バングラデシュ・インド国境

▲柱が青く塗られたこの建物がイミグレーションオフィス。

奥の部屋が入国審査室となっており、係官にパスポートを渡してしばらく待ちます。
他にも手続き中の人が何人かいました。

バングラデシュ・インド国境

しばらくして自分の名前が呼ばれ、質問を受けた後に無事完了。
出口で別の係官の手続きを受け、それが終わったらインド入国完了です。
それほど面倒なことはなく、割と短時間で済んだのでホッとしました。

国境付近は両替できない?

別のブログで国境付近で両替できたという情報を見つけたのですが、僕はできませんでした。
国境の警備員や客待ちしているタクシーの運転手などに聞きましたが「ここにはない」という返答のみ。
ダウキに入った時間が夕方5時過ぎだったので、それも関係してるのかな。

両替は道を上って行った場所にある集落でやってくれる商店があります。
またATMも一つだけあるのでそこでキャッシングも可能です。

2019/6/4追記)
「タマビルの国境付近にあったバス停の近くの野菜売りの露店で両替できました。最初100タカで70ルピーでしたが、ごねると80ルピーになりました。」
以上、marieja様より情報頂きました。ありがとうございます。

ダウキの新しいゲストハウス 「Lamin Guest House」

到着した時間が遅かったので別の町への移動はやめ、この日はダウキで泊まることにしました。
Google Mapで見つけたこちらのゲストハウスにチェックインしました。

Lamin Guest House

2017年の10月にオープンしたばかりで新しく綺麗なゲストハウスですが、すでに人気の宿となっており、この日もシングル・ダブルともに満室。
しかしファミリールームが空いていたので、その一室を使わせてもらいました。
オーナーのチャンさんは若くて仕事ができる感じ。英語もペラペラでいろいろと今後のルートについて相談に乗ってくれました。
(翌日はルート・ブリッジを見に行こうと思ったので、車のチャーターなども手配してくれました。)

僕は日本人宿泊者第一号ということで、とても親切に対応してくれてありがたかったです。

Lamin Guest House

▲オーナーのチャン・ラミンさん。

ラミン・ゲストハウス(ダウキ)

  • シングル 1500ルピー
  • ダブル 2000ルピー
  • ファミリー 5000ルピー

Lamin Guest House

▲掃除が行き届いたきれいな室内。
宿泊費は少々高めだけど、それに見合った滞在ができると思います。

以上、バングラデシュのタマビルからインドのダウキへと国境越えした時のレポートでした。
旅する人のお役に立てれば幸いです。

旅インフォ

目安としてこの記事における旅のデータとかかった金額を記載しておきます。

旅のデータ
旅行時期 2018/3/5(月)
エリア シレット〜タマビル〜ダウキ
同行者 なし(一人旅)
交通手段 バス、その他
宿泊 Lamin Guest House(ラミン・ゲストハウス) シングル1泊1500ルピー(約2470円)
旅の費用
項目 バングラデシュ・タカ 日本円換算
(2018年3月)
朝食 パイナップル 10 13
バス スリモンゴル〜シレット 120 155
オートリキシャ シレットバスターミナル〜ソナリ銀行 70 90
バングラデシュ出国税 500 645
昼食 魚カレー、チャイなど 260 335
バス シレット〜タマビル 60 77
旅の費用
項目 インド・ルピー 日本円換算
(2018年3月)
夕食 ターリー、パラタ、チャイ、水500ml 120 198

LUIS’s TRAVEL VLOG(旅の動画)

バングラデシュ(タマビル)→インド(ダウキ)国境越え 出国税の支払い方法など

▲スリモンゴルからシレットへ移動。ソナリ銀行で出国税の支払い。シレットからタマビルへバスで移動。バングラデシュからインドへの国境越えなど