【ベトナム北部】カットバ島の過ごし方~レンタルバイクで島内周遊

カットバ島

昨年11月にベトナム北部の景勝地、ハロン湾に浮かぶカットバ島に2泊3日で行って来ました。
ハノイからバスとフェリーを乗り継いで4時間半ほどでたどり着けるプチ・リゾートとして知られるカットバ・アイランド。
島での過ごし方やオススメのスポットなどをご紹介します!

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ハノイからカットバ島への行き方

バスとフェリーを乗り継いで行けるジョイントチケットを利用すると大変便利です。
こちらの記事に詳しく行き方を書きましたので参考までどうぞ!

安宿やおいしいレストランが集中する中心街「カットバ・タウン」

島の南部にあるツーリスト向けのエリアがあり、滞在するにはもってこいです。
というかバスで連れてこられる場所がここなので、必然的にこの辺りに滞在することになります。

カットバ島のオススメ宿

海岸沿いの大通り「Một Tháng Tư」と山の方に向かってU字にのびるストリート「Núi Ngọc」沿いに旅行者向けの宿が集中しております。

Booking.comで検索してみるといろいろなクラスの宿がチェックできますよ。


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僕が宿泊したのはU字ストリートの途中にある「Thanh Trung Hotel」というところ。

カットバ島のホテル

▲source:booking.com

新しくて清潔で、とってもアットホームなホテルでした。
スタッフさんも英語ペラペラでいろいろと世話を焼いてくれます。
後述しますがバイクもここで借りました。

カットバ島のオススメレストラン

旅行者も気楽に入れるようなお店がたくさん並んでますので紹介しきれないくらいですが、僕が行ったお店で美味しかったところをご紹介します!

Yummy Restaurant

U字道路の山側の途中にあるズバリなネーミングのお店。
安くて美味しくてメニューが分かりやすい!スタッフも英語が分かり外国人に人気のレストランです!

Yammy Restaurant

▲イカのショウガ炒めポテト添え。激ウマでした。

Yammy Restaurant

▲店内の様子。外国人が好みそうなたたずまい。

外国人向けのレストランはたくさんあるのですが、少し高かったり味がいまいちだったり、欧米よりのメニューしかなかったりでイマイチな場合が多いのですが、このお店はそのどれもクリア!海鮮料理、ベトナム料理、ハンバーガーなど欧米人好みの味、いろいろ揃っててどれも安い。
2日目の夜にこのお店を発見したけど、最初から知ってたら毎食通ってたかもしれん・・・。
オススメです!

Nhà Hàng Thanh Huyền

ハーハンタンフエン?なんて読むか知らないけど、安いローカルフードが食べたくなったらここがいいかも。
ツーリストエリアから少し離れたカットバマーケットの近く、道の角にあるレストランです。

カットバ島 料理

▲エビ焼きそばと貝のにんにく蒸し、そしてビール。痛風セット。たまにはいいでしょう♪♪

Sweet Potato Cat Ba

バイクで出かけた時に立ち寄ったお店。
タウンから離れて内陸へと向かう道の途中です。

欧米人が好みそうなピザやサンドイッチ、肉料理など。
もちろんベトナム料理や海鮮などもいろいろ。小さなお店だけどカジュアルで入りやすいお店です。

Sweet Potato

▲半端な時間だったので軽くサンドイッチを食べました。

ローカル感満載のカットバ・マーケットで朝ごはん

旅行者で賑わうカットバ・タウンから少し歩いたところにローカル色満載の市場があります。
朝ごはんがてら歩きに行って来ました。

▲U字道路のあるツーリストエリアから海沿いに少し歩いたところ。

カットバマーケット

▲カットバ・マーケットの入り口

野菜や果物、カニやエビ、シャコ、カキなど魚介類、日用品や雑貨、乾物などあらゆるものが売ってます。ベトナムのよくある地元の人向けの市場ですね。

カットバマーケット

食堂もあるので朝のフォーをいただきました。

カットバマーケット

▲海沿いの市場らしく魚介類も入ってておいしい。値段は30000ドン(約150円)です。

バイクを借りて島を周遊

ハロン湾で一番大きな島と言えど、カットバ島はそれほど大きな島ではなく、バイクなら頑張れば南北往復(片道20~25kmくらい)できちゃいます。
泊まってたホテルでバイクを借りられたので、滞在2日目の朝から午後にかけて島内周遊のバイクツーリングに出かけました!

カットバ島バイクツーリング

▲ちょっと画像見切れちゃってますが、借りたのは100ccのバイク。レンタル費用は1日4ドル。宿泊ホテルのバイクなので特に手続きも必要なくデポジットやパスポート預けも不要。

まずはガソリンスタンドで給油。
カットバタウン周辺にいくつかあります。内陸へ向かう途中の道で2リットルだけ給油しておきました。

▲真ん中らへんのPetrolimexで給油。2リットル40,000ドン(200円ほど)

以下、バイクで行けるオススメスポットをご紹介します。

ホスピタルケイブ(病院洞窟)はちょっとしたダンジョン

ベトナム戦争中、爆弾攻撃から守るために作られた強固な洞窟内の病院です。1963年から65年の間に中国の支援のもと建設され、終戦の1975年まで絶え間なく使用されました。ホーチミンなどの重要人物も一時この場所で身を隠していたようです。
当時の状況を再現するマネキンが置かれたり、人工的な石壁と自然が織りなす鍾乳洞が残されており、ちょっとしたダンジョンに入り込んだ感覚を味わえます。

カットバ島バイクツーリング

▲ホスピタルケイブの入り口。看板があるので分かる。駐車場にバイクを止めて(5000ドン)、歩いて洞窟へ向かいます。

あまり整備されてないネイチャーな小道を歩いていくと洞窟の入口にたどり着きます。
ちょっと分かりづらく、最初は別の関係ないところをさまよってしまいました。

カットバ島

▲洞窟入り口の様子。えっ?ここ!?という感じの場所です。アドベンチャー!!

階段を登り切るとマネキンが置いてあってギョッとしますが、料金徴収の係員がいますので、入場料40000ドン(200円ほど)を支払って中に入ります。

カットバ島

▲あくびで出迎えてくれた入口の係員。入場料を支払って中へ。

カットバ島

▲強固な壁に囲まれた洞窟病院。うっすら明かりが灯されているけど薄暗くて不気味。

カットバ島

▲鍾乳洞が残されている場所も入って歩くことができる。這いつくばって奥まで行ってみたけど閉塞感が半端ないのですぐ脱出。

15分ほどで一通り見ることができます。基本真っ暗なので閉所や暗所が苦手な人はやめておいた方がいいかも。

カットバ島 ホスピタルケイブ(病院洞窟)
オープン時間 8:00-17:00
入場料 40000ドン(200円くらい)

カットバ国立公園

島の中央部に広がる自然豊かな国立公園。トレッキングするにはもってこいです。
僕は時間がなかったので今回は断念。

公園内には幾つかのハイキングコースがあり、島を見渡せる山頂まで登れる道もあるそうです。
ただし徒歩での移動なので早朝から夕方まで時間を取る必要あり。長いコースで18kmにもなるそうなので体力に自信がある人はチャレンジすると良いかも。

トレッキングは単独でも行けますが、自然の動植物などのことに詳しいガイドをつけるとより知識が深まります。(ただし英語のみ)
公園入口のパーキングは幹線道路の分かりやすい場所にあります。僕がバイクで通った時も欧米人の旅行者が大きめの荷物を持ってトレッキングに向かう最中でした。

カットバ島

▲カットバ国立公園のハイキングコースからの景色。(source: Wikimedia Commons

カットバ島北部のインスタ映えする桟橋

国立公園はスルーしまして、向かった先は北部のフェリーターミナル。特に理由もなくとりあえず端っこまで行ってみるか、ということで。
フェリー乗り場に向かう途中でおもしろいところがあったのでご紹介。

内陸からちょうど海に出た海岸沿いのエリア。ここに謎の桟橋があり、歩いて渡ることができます。

カットバ島

こんな感じのハンドメイド感抜群のウッディーな桟橋が200メートルくらい続いてまして、ギシギシ言わせながら歩くことができます。

この先に何があるんだろ?とワクワクしながら歩いていきましたが、何やら人の家っぽいのがあるだけでこれと言って何もなかったですw

カットバ島

▲桟橋の先にあった家。ここの住民がわざわざ橋をかけたってことですかね?

なかなかインスタ映えする写真が撮れるので、余裕があればぜひ訪れてみてください。

キャノンフォート

カットバタウンのすぐ近くにキャノンフォート(砲台の砦)があり、島の名所の一つになってます。
タウンから歩いても行けますが、バイクだと坂道も楽々なのでツーリングのついでに行ってみました。

カットバ島

▲キャノンフォートの入口。ここで入場料を支払いそのまま中へ。坂を登りきったところにパーキングがあります。

もともとこの場所は第二次世界大戦中に日本軍が作った砦で、その後のベトナム戦争中にも使用されたということです。

カットバ島

▲戦時中の様子を再現するマネキン人形。平和な今からするとちょっと滑稽にさえ見えますね。

敵の攻撃から身を守るために壕が張り巡らされ、ちょっとした迷路みたいになってます。規模はそれほど大きくないので簡単に歩いて回れます。
ここからのハロン湾の景色がすばらしく一見の価値あり。

カットバ島

▲独特な地形の島々。曇ってたのが残念!

他にも景色がいい場所やゆったり過ごせる場所がいっぱい。
ハノイに来て暇だなー、ちょっと近場で自然いっぱいで落ち着ける場所ないかなー?という人はカットバ島オススメです!

旅インフォ

目安としてこの記事における旅のデータとかかった金額を記載しておきます。

旅のデータ
旅行時期 2017/11/6(月)~8(水)
エリア ハノイ~カットバ島
同行者 なし(一人旅)
交通手段 バス、フェリー、レンタルバイク(カットバ島)
宿泊 Thanh Trung Hotel
旅の費用
項目 ベトナムドン 日本円換算
(2018年2月概算)
昼食 魚トマトフライドライス ほうれんそうのにんにく炒め 110000 531
夕食 あさりガーリックグリル エビ焼きそば ビール 125000 603
水 1.5l 15000 72
朝 チキンフォー 30000 145
ガソリン 2l 40000 193
ホスピタルケイブ入場料 40000 193
ホスピタルケイブ駐輪場 5000 24
コーヒー(カットバ島北フェリーターミナル) 25000 121
昼食 ツナサンド(Sweet Potato Cat Ba) 65000 314
夕食 イカ生姜炒め べジ炒飯 ビール(Yammy Restaurant) 125000 603
朝食 市場フォー 30000 145

旅の動画

旅人目線で撮影した動画です。

中国-ベトナムの旅 14 ハノイ→カットバ島 / Trip to China-Vietnam 14 / Hanoi-Cat Ba Island

▲ハノイからバスとフェリーを乗り継いでカットバ島へ。カットバタウン周辺を散策。

中国-ベトナムの旅 15 バイクで周遊 カットバ島 / Trip to China-Vietnam 15 / Cat Ba Island

▲カットバ島でバイクを借りて島内周遊。ホスピタルケイブ、キャノンフォートなどを巡る。夜はタウン周辺を散策。

中国-ベトナムの旅 16-17 カットバ島→ハノイ→成田 / Trip to China-Vietnam 16-17 / Cat Ba Island-Hanoi-Hong Kong-Narita

▲カットバマーケットで朝ごはん。バスとフェリーでハノイに帰還。ハノイ町歩き。翌日Uberでノイバイ国際空港、香港経由で帰国。