【フィリピン】サマール島からレイテ島へ移動。タクロバンの見所スポットを一挙紹介!
首都マニラからルソン島、サマール島、レイテ島、そしてセブ島へ4つの島を船とバスで旅してみましたので、各地のおすすめスポット、行き方などをまとめています。
ルソン島からセブ島までの陸路&フェリーでの道のりはこちら
(A)マニラ→(B)レガスピ|夜行バス:13時間ほど
(B)レガスピ→(C)マトノグ→(D)アレン|バス〜フェリー:8時間ほど
(D)アレン→(E)カルバヨグ→(F)タクロバン|Grand Toursミニバス:7時間
(F)タクロバン→(G)オルモック→セブ|Grand Toursミニバス、フェリー:5時間ほど
今回はサマール島北部からレイテ島へ移動し、タクロバンでの滞在や見所スポットについてお伝えします!
サマール島とレイテ島の移動はミニバスが主流
ルソン島では大型バスで長距離を移動しましたが、サマール島に入るとツアー会社が運営するミニバス(ハイエースのようなワンボックスカー)がメインの移動手段となります。
主要都市を結ぶGrand Toursが便利
サマール島北部のアレンからカルバヨグを経由し、レイテ島最大の都市タクロバンに滞在、その後セブ島への船が発着するオルモックまで行きましたが、これらの移動はすべてGrand Tours社が運営するワンボックスカーでした。
▲Grand Tours社が運営するミニバスルート。(Source:VS GrandTours)
サマール島北部のアレンからレイテ島最大の都市タクロバンへの移動
宿泊していたアレン近郊のダプダプという場所からトライシクルに乗ってGrand Toursのチケットオフィスへ。
▲アレンのミニバスチケット売り場。
ここからいっきにタクロバンまで行っちゃおうかと思ったのですが、直行便はないらしく、途中のカルバヨグという町を経由しないといけないようです。
料金:100ペソ
朝5時から夕方6時まで、ほぼ1時間おきに運行、所要約1時間半
1時間半ほどでカルバヨグに到着。
Grand Tours社のバスターミナルで次の目的地へのチケットを購入します。
▲カルバヨグのターミナル内にあるチケット売り場。
料金:140ペソ
朝5時から夕方6時まで、ほぼ1時間おきに運行、所要約4時間
▲Grand Toursのワンボックスカー。途中でタイヤ交換してるところw
レイテ島のタクロバンはどんな町?
レイテ島北東部ある港湾都市で東ビサヤ地方で最も人口の多い町。
カンカバト湾とサン・ファニーコ海峡の間に突き出たコブみたいな半島が繁華街となっており、ホテルやレストランなどが集中しています。それほど大きな町じゃないので徒歩でもぐるっと一周できちゃいます。こじんまりとした町の雰囲気を楽しみつつ、おいしいシーフードやBBQ料理などを味わうのもいいですね。
▲街中の果物屋さん。
また、タクロバンに限らずレイテ島全体が太平洋戦争の激戦地となり、数多くの戦争メモリアル関連施設(慰霊碑や記念碑など)が島内各地に点在しています。タクロバンを拠点にして戦没者追悼の旅をする日本人も少なくないようです。
タクロバンの宿泊
市街地がある半島のコブの付け根辺りにホテルが多く、目的にあった滞在ができます。
Booking.comなどの予約サイトに登録されていないホテルも結構あり、ググるといろいろ出てきます。
参照
僕はGrand Toursのバスターミナルや市場にもほど近いプリムローズホテル(Primrose Hotel)に宿泊しました。
一番安いオーディナリールームに泊まりましたが、通りに面した4階の部屋で共有のバルコニーから通りを眺めることができます。ここで街ゆく人々の様子を見ながらマンゴーを頬張るのもまた乙です。
ただしエレベータがないので階段上るのが大変です。
▲4階の共用バルコニーでマンゴーを頬張る。
- オーディナリールーム 700ペソ(エアコンなし)
- シングルベッドルーム 1100ペソ
- スタンダードダブルルーム 1500ペソ
- スイートルーム 1600〜1700ペソ
- トイレ・シャワー付き1泊の価格(朝食込み)
タクロバンで訪れるべき場所
タクロバンに来たらここには行っておけ!という場所をご紹介。
タクロバン公共市場(Tacloban Public Market)
港の近く、海沿いに展開する市場。野菜や肉や雑貨などあらゆる品物が売られていますが、中でもシーフードのマーケットは必見。海から上がったばかりの新鮮な魚介類が所狭しと並べられていて、見て回るだけでも楽しいですよ。
サン・フアニーコ橋(San Juanico Bridge)
サマール島とレイテ島を結ぶ全長2600メートルのループ橋。日本の援助で建造されフィリピンで最も長い橋としても有名です。
海の上をS字を描くようにかけられ、その景色はかなり雄大。写真映えスポットとして観光客にも人気の場所です!
かく言うワタクシ、カルバヨグからミニバスに乗ってタクロバンに向かう時この橋を渡るのでとても楽しみにしてたのですが、あろうことか居眠りをしてしまい…まったく景色を見ることができませんでした(T_T)
Hello there San Juanico Bridge! Made a quick trip to Eastern Samar for our I-Witness episode on May 21. pic.twitter.com/3XjJrIBoEd
— sandra aguinaldo (@sandraguinaldo) 2016年5月15日
タクロバンシティからはタクシーを使うか、カルバヨグ方面へ向かうバス、ジプニーに乗ればこの橋を通ります。町からは所要20分ほど(ジプニーで15〜20ペソ)
ヨランダ記念碑(Yolanda Memorial Monument)
2013年11月8日に襲来した台風ハイヤン(フィリピン名はヨランダ)はタクロバン全域に多大なる被害をもたらしました。この時に高潮で流されてきた船(エヴァ・ジョセリン号:M/V Eva Jocelyn)の船首部分が現在はヨランダ記念碑として残されています。
この場所で犠牲者へ向けて静かに哀悼の意を表するもよし、タイタニックのケイトウィンスレットみたいなポーズで写真を撮るもよし。タクロバンの観光名所の一つとして静かに佇んでいます。
マッカーサー上陸記念公園(MacArthur Landing Memorial National Park)
太平洋戦争終結前の1944年10月20日、日本軍に占領されていたフィリピンを奪還するため、マッカーサーと6人の指揮官たちが上陸した場所。
上陸の時の彼らの姿が反撃の象徴としてモニュメントになっており、写真撮影スポットとしても人気。
360VRs of MacArthur Landing Memorial National Park in Leyte. #HeritagePH #pamana360 https://t.co/HUyr9zSvat pic.twitter.com/HvHOBbCoEr
— Fung Yu (@Firefly360) 2016年5月19日
タクロバンのダウンタウンから南下したところにあるパロ(Palo)方面行きのジプニーに乗り、フィリッピン・サイエンス・ハイ・スクールの辺りで下車、そこから海の方へ延びる道を歩くとすぐ。
周辺にはお土産屋もレストランもありません。
リモン峠の戦没者慰霊碑
レイテ島の戦いで最も激しい戦闘が行われた場所がリモン峠。
タクロバンからオルモックへ向かう途中にあります。
▲MAPで見るとこのあたり。海の見える丘と茂みに囲まれた場所。周りには何もない。
日本人としては是非とも立ち寄って手をわせに行きたい場所なのですが、町から離れたかなり半端な場所にあってアクセスもしづらいのが難点です。
タクシーでいく場合はリモン峠というと通じない可能性があるので、地図を見せて「Japanese Shrine」もしくは「Breakneck Ridge(ブレイクネック・リッジ:米軍側の地名の通称)」というと連れて行ってくれるはずです。
▲Googleストリートビューで見た場所。青い看板脇の小道を上っていくと日本語で書かれた慰霊碑が設置された場所に出る。
数多くの戦死者を出したレイテ島の戦い。
タクロバンやレイテ島各地を訪れる前に戦争に関する本や映画などを見ておくとより理解が深まるかと思います。
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▲戦時中にこの島で起きた実際の出来事をモチーフにしています。悲惨な場面が数多く出て来ますが、レイテ島の戦いがどんなものだったか知るのにはうってつけの作品。
LUIS’s Travel Vlog アレン〜タクロバンの移動、タクロバンの市場歩きなど
Walk around Tacloban Public Market | ミニバスで到着したタクロバン・市場歩きなど
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コメント一覧
この記事を見て来年初めてレイテに行こうと決意しました。
繁華街がどこなのかわからず困っていたけど
おかげで良くわかりました。