ハンガリーLCC「Wizz Air」のチェックインで大失態

4日間のブダペスト滞在を終え、今度は飛行機でイタリアに向かいます。
ブダペストの空港「リスト・フェレンツ国際空港」への行き方
地下鉄2号線で「Deák Ferenc tér」駅まで行き、そこから3号線に乗り換えて終点の「Kőbánya-Kispest」駅まで行きます。
▲ずっと地下を走ってたけど、終点は地上でした。
改札を出て、階段を下ると空港行きのバス乗り場があり、そこで200Eというバスに乗り込みます。荷物を持った人がいっぱいいたのですぐ分かりました。
▲駅の階段を降りたらすぐバス乗り場がありました。
バスの中で運転手からチケットを買い、車内の刻印機で刻印。あとはゆったり空港まで。
割とすんなり空港にたどり着くことができました。
▲バスの運転手さんからチケットを買いました。
▲空港到着。バスを降りたところ。
ブダペストからイタリアのナポリまではLCC(格安航空会社)でハンガリーの航空会社でもあるWizz Airを予約していました。
2人で諸費用、荷物代込みで36,000フォリント、だいたい16,000円くらいでした。
当初は陸路でイタリアまでとか考えてたのですが、時間的に無理があり、バスや電車を乗り継いで行くより断然安いのでLCCはかなりおススメです。
Wizz Air
※ちなみにこのサイトをGoogleとかの翻訳機能を使うとおもしろいことになります。Wizzっていう言葉がね・・・。
※2016年7月追記 Wizzという言葉がなぜか「小便」と翻訳されておもしろいことになっていたのですが、現在は改善されたようです。
空港で時間つぶし
空港に早めに着いたので、チェックインまで結構時間がありました。
買い物しながら余ったフォリント通貨を使いきったり、PC作業したり、カフェでお茶したりして時間をつぶしました。
オンラインでチェックインも済ませてあるので、まあ余裕かなと。
▲LCCの出発ロビー。広々しててきれいです。他の国際線は別の場所みたい。
▲出発便の案内が随時表示されています。
E-ticket印刷し忘れ。これがチェックイン時の大失態
ようやくチェックイン開始の表示が出たので、カウンターの前に並ぼうとします。
しかし事前チェック係のお姉さんから
「ボーディングパスをお見せください」
と言われたので、iPhoneにデジタルデータとして保存していたパスを見せました。
▲Wizz Airのチェックインカウンター前。
ところが、
「これではダメです。印刷したものは?」
と聞かれたので、「はぁ?何言ってんの?これでOKでしょ!」
と半ば強引に列に並ぶ。
お姉さんが何か叫んでたけれど、ガン無視。
まあちょっと大人げない行動だったけど、いつもアジアのLCCとかはiPhoneのPDF画像とかでOKだったので、問題ないだろと考えていたのです。
・・・しかし、彼らの対応はそう甘いものではありませんでした。
チェックインの際、カウンターで同じようにiPhoneを見せると、まったく対応してくれない。
「印刷したボーディングパスかe-ticket」がないと先に進ませてくれないのです。
▲チェックインカウンターのおばさん。きびしかった。
そんなはずはないと、チェックインカウンターを無視してゲートの方に向かおうとします。
既にオンラインでチェックインは済ませていたので大丈夫かもしれないという気持ちを抱きながら。
しかし結果は同じ。
やはり印刷した紙がないと通してくれませんでした。
「このデジタルの時代に印刷なんて!アジアじゃどこでもやってくれるよ。」
と、ダダをこねても無駄。
そうこうしているうちに時間だけは過ぎて行く。
気が付いたら搭乗時間の15分前。
ヤバい・・・。
さすがに焦って再度カウンターに戻って交渉してみます。
しかしカウンターのおばさんは無情にも
「印刷したものがないとダメです。どこかで印刷してきてください。」
の一点張り。
押しても引いてもダメ。
仕方ないので
「じゃあどこで印刷できるんですか?」
と聞いても
「さあ。どこかそこらへんでやって来てください。」
と無茶苦茶そっけない対応。
うーん。テルチ駅での非情な窓口の対応を思い出してしまった。
https://www.luisaq.com/1470.html
ここも一度ダメだと言ったら融通は効かずとことんダメなんだなと察知。
近くにインフォーメーションカウンターがあったのでそこで印刷してもらおうと思ったけど、首を横に振るばかり。
どうなってんじゃー!
空港の近くに印刷できそうな場所が見つからず、時間ももうほとんどない。
チェックイン時の痛いペナルティー
泣きつく気持ちでまたカウンターに戻ってみました。
もう他の乗客はチェックイン済みで誰も残っておらず、うちら2人だけでした。
「なんとかチェックインしてくれ~!」
「分かりました。ではボーディングパスの印刷代として一人30ユーロ頂きます。」
・・・は?今なんと?
一人30ユーロ。2人で60ユーロ!
これには開いた口がふさがらなかったです。
「どうしますか?搭乗時間まであと10分もありませんよ。」
と半分脅迫じみた対応。
ブチ切れてダダこねるか、もっと強気に出て負けさせるか・・・
素直に60ユーロ払うか・・・。
払えない金額じゃないけど、こんなことで無駄遣いしたくない。そんなお金があればおいしいもの食べてもうちょっといいところに泊って・・・アレコレアレコレ。
・・・。
結果、超泣く泣く60ユーロ払いましたよ!
時間がもうちょっとあったら他の手段を考えたんですが、迫りくるタイムリミットに気持ちが焦って、もう面倒だ!という気持ちになってしまい、ノックアウト。
▲Wizz Airは融通がききません。まあこちらが悪いんだが・・・。
もう2人して茫然自失です。
無事にゲートを通過でき、搭乗もできたのですが、飛行機に乗ってもイタリアに到着しても2人とも終始無言。
こんなに悔しい思いをしたのは久しぶりでした。
▲ゲートを通過して搭乗するところ。LCCなのでちょっと離れた倉庫みたいなところが搭乗口になっています。
▲ようやく搭乗開始。天気は晴れ晴れ。しかし悲しくてあんまり記憶にないっす。
LCC「格安航空会社」を利用する際の心得
あとでしっかりとWEBサイトを確認したのですが、ボーディングパスは印刷したもの以外は無効ってちゃんと書いてあるんですね。
完全にこちら側のミスです。
LCCはいろんな手間を省いてあれだけ価格を抑えているわけで、乗る側にしてみても手間をかけないように規則どおりに動かないといけません。
基本、WEBでチケットを購入する際はしっかりと規約を読み、その規約に同意した人のみが購入できるわけで、「ボーディングパスの印刷」のところを見逃していた自分らが完全にアウトなわけです。
Wizz Airのサイトを見てもちゃんと「ボーディングパスを印刷してない人はペナルティが課されます」というようなことが書かれてありました。。。トホホ。
逆に60ユーロという金額だけで済んで良かったと考えてもいいかもしれません。
例えばアイルランドの有名なLCC「ライアンエアー」などはペナルティとして40ユーロも徴収されるなど、必ず何かしらの罰則があるようです。ヒエ~・・・。
参考:【注意報】ライアンエアー•ボーディングパス(必ず印刷→持参)
結論。「LCCは安く乗せてもらえるんだから規約はちゃんと読んでしっかり守るべし」くらいに捉えた方がいいでしょう。
今後のいい教訓になりました。
っつーか、チケットをちゃんと印刷していけばいいだけの話だけどね。
そうそう、タイで良く乗るAir Asiaも確かバンコクではiPhoneでのボーディングパス提示がOKでしたが、それも空港によって出来るところと出来ないところがあるそうです。
バンコクの空港はたまたまそれがOKだったから、いつも大丈夫と錯覚したんでしょうね。
いろいろ勉強になります。
ディスカッション
コメント一覧
最低ですね。日本人の恥さらしもいいとこです。
すいません。
正直言って、いい歳してアジアではこうだからとか、ブチギレてゴネるだとかそういう考えが浮かぶ訳が分かりません。
挙げ句の果てにカウンターのお姉さんを無視して大人げない対応って、、、
子供っぽいの間違いですよね。
日本人の恥なのでまともに話も聞けないならヨーロッパに来ないでください。
LCCも様々ありますから、要するに「郷にいれば郷に従え」とのことであります。欧州圏やオーストラリアなどでは、事前オンラインチェックインかつ印刷した搭乗券が殆どの航空会社で必須であります。これはビザチェック(出国1次審査)と言われるものであり、カウンターにて渡航に必要な書類(国境越えの場合はパスポートはもちろんのこと、有効期限確認も実施)を確認する為であり、その際に印刷搭乗券にチェック済の証明印を押します。この証明印が無いと搭乗不可となるわけであります。万が一到着した空港の入国審査で問題があった場合は輸送した航空会社の責任で、その問題者を出発空港に送り返さないといけない事であり、その費用は全額航空会社負担となります。これを防ぐ目的で欧州圏などの航空会社では印刷搭乗券などの物理的の搭乗券による証明が必要な訳であります。また同時に搭乗券記載者と実際の搭乗者が同一人物なのか本人確認も同時に実施していると思われます。ちなみにこの本人確認については日本のpeachやSKYMARK(厳密にはLCCではない)では、わざとオンラインチェックインを実施せずに、当日搭乗者全員に空港にて専用の端末でチェックインを実施し、その際に本人確認も同時実施することで、なりすましなどの不正搭乗を水際で防いでいるのであります。なので今回の航空会社のケースとは全く異なるケースであります(事前チェックインは不用[オンラインチェックインを実施しないため物理的に不可能]だが、必ず空港にてチェックイン兼本人確認が必須なので、国内線であっても旅程表[予約確認書※航空券に準ずる書類 ただし媒体は不問]に加えて本人確認書類が必須である事)。LCCはもちろんのこと、フルコストの航空会社であっても、航空会社のルールは各社ごとに千差万別であり、実際に利用する航空会社のルールをよく熟知することが最も重要なことな訳であります。