SIMフリースマホをインドで活用。AirtelのSIMカードのアクティベーション方法など(追記あり)

2月の日本の寒さから脱出するべくやってきましたインド!
かれこれ4度目の来訪となります。いやになることも多いけどやっぱりまた来たくなっちゃう不思議な魅力の詰まった国です。
今回もSIMフリーのスマホ(iPhone6)を持って行き、現地のSIMカードを入れて通話&データ通信(3G/4G)をやってみました。
購入時の様子やアクティベーションのやり方などをレポートします!
※2017/2/22 追記「州によってはローミング扱いとなる」
インド「Airtel」社のSIMカードをデリー空港で購入
インドの首都、デリーの空港でAirtelという電話会社のSIMカードを買いました。
入国審査を終えて荷物を受け取り、到着ロビーに出ると赤い看板の「Airtel」ショップを発見。
▲光っちゃって写真では見えづらいですが、Airtelの看板発見。
タイの空港のショップなどではプランの一覧表みたいのがわかりやすく掲げてあったりしますが、ここにはそういうものは一切なし。インド人のおっさんが一人で客の相手をしてるので「インターネット用のデータSIMがほしい」と告げます。
▲プランの一覧表など一切なし。スタッフらしきおっさんが一人で対応している。
最初にパスポート提示を求められ、続いて分かりづらい英語で「シックス・ジービーでいいか?」みたいなことを聞かれました。つまりデータ6GB分のデータ通信が行えるSIMということです。
今回は妻のSIMカードも1GBだけ購入しておこうと思ったので、6GBと1GBのを二つ欲しいと告げました。
この辺のやりとりもインドなまりの英語がしっかり聞き取れず、ほぼおっさんにお任せ状態でSIMカードを入れ替えてもらいました。
あと顔写真もその場で撮影されました。
SIMカード購入にかかった金額は?
僕の6GBのSIM(1ヶ月有効)が1300ルピー、妻の1GBのSIM(同じく1ヶ月)が800ルピーという金額でした。
これとさらに500ルピー(SIMカード自体の料金?)が追加され、二人で合計2600ルピーもかかりました。
このキリのいい金額に不信感を抱きつつもインドの金銭感覚がつかめていない状態だったので「こんなものか?」と思いつつそのまま支払うことにしました。
▲おっさん手書きのレシート。妙にキリのいい金額。
この時はよくわからん状態でしっかり確認しなかったのがいけなかったのですが、実際は自分の希望通りのプランじゃなかったってことに後で気づきました。(それについては後述。)
Airtel SIMカードのアクティベーション
その場でSIMカードを入れ替えてくれて、日本で使っていたSIMカードは無造作に紙のケースに入れられました。
▲電話番号を書かれた紙のケースに日本のSIMカードを入れてくれた。
ショップのおっさんが早口のインド英語でスマホのアクティベーション(SIMを有効にするための認証確認)について説明してくれました。
大雑把に以下のような流れです。
- 2時間たったら電話番号「59059」にかける。
- 音声案内に従って、最初にパスポート番号の下4桁を入力。
- その後認証番号として生年月日の生まれ年4桁を入力。
- そのあとしばらくしたら電話が使えるようになる。
余談ですが、街中のAirtelショップでもSIMカードは購入できるようです。ただしアクティベートするための登録書類を用意したりインド国内の別の携帯番号が必要になったりと特有の面倒くささがあるようです。
ところがデリーの空港で購入する際はパスポート提示のみで簡単にSIMカードが手に入るとのことで、旅行者の多くはこのおっさんのお世話になっているんじゃないかと思います。
話を戻します。
SIMを入れてから15分ほどしたら「Airtel」の表示が現れて、ベリフィケーション(スマホにデータが正しく読み込まれること)はうまくいきました。あとはアクティベーションがうまく行ってくれればいいのですが・・・。
かなり不安な気持ちを抱きつつ、とりあえずこの日の宿に移動。
2時間経過してアクティベーションをトライ。→なんとか成功
空港から地下鉄に乗ってニューデリー駅へ。
駅周辺は相変わらずのカオスっぷりで、ああ、インドにやってきたなー、という実感が湧いてきました。
駅近くの宿にチェックインして一息。SIMカードを購入して2時間ほど経過しました。
いよいよアクティベーションをやる時がきました。
教えてもらった番号「59059」に通話してみます。
すると女性の声で音声案内が始まります。
ガイダンスの流れとしては
- 英語の案内を希望の場合は「2」をプッシュ。
- その後英語でガイダンスが進み、アクティベーションのための認証番号入力を求められます。
- ここでAirtel店員に教えてもらった通りパスポート番号の下4桁を入力。
- さらに進んで最後に生年月日の生まれ年4桁を入力します。
すると「15分くらいしたら使えるようになりますよ〜」みたいな音声が流れ、通話終了。
15分したら念のため再起動。
するとちゃんとネットにもつながり無事アクティベーションが成功したようです。
同じように妻のスマホ(iPhone4s)も同じようにやってみました。
認証番号入力のところで、てっきり妻自身のパスポート番号下4桁を入力するのかと思い、何度かトライしましたがエラーになってしまいました。
しかし何度か試しているうちに僕のパスポート番号と生まれ年で二人分のアクティベートに対応しているんじゃね?ってことに気づき、そのようにしたらちゃんとうまくいきました。
こうして無事に妻スマホのアクティベーションも成功。
ほっと一息です。
うまく起動しないときはとにかくスマホ再起動
デリーでは問題なくデータ通信が行え、Google MAPも使いまくり。
主に都市部などは4G(LTE)につながり、かなり高速なデータ通信が行えます。
しかし次に移動したウダイプルで使おうとしたら、どうもインターネットにうまく接続できない状態が続きました。
インド国内有効と言いつつ、州ごとにシステム?が異なるため、一度スマホを再起動した方が良いとネットで情報を得ていましたので、とにかく再起動してみました。
すると再び電波が有効になりネットにもちゃんと接続できました。
また、移動中などもたまに動作が不安定になり「No Searvice(圏外)」になったりします。
なかなかその状態から変化しない場合も再起動をかけると再び動作することがあります。
この辺の不安定さは説明つきませんが、なんかおかしくなったらとにかく再起動!と覚えておくと良いかも。
【追記】州によってはローミング扱いとなる
州間の移動でたいがいスマホを再起動すれば使えるようになるのですが、ムンバイやバンガロールのあるカルナータカ州から隣のタミルナードゥ州に入った時、何をどうやってもネットに繋がらなくなってしまいました。
1日経っても結局つながらず、Airtelのショップへ駆け込みました。データ接続の残高が1GB以上も残っているのになぜつながらないのか。店員さんも悪戦苦闘してました。(Airtelの店員でも分からないんだから自分がわかるはずない・・・)
結局1時間ほど二人の店員さんが僕のiPhoneをいじくり回して、ついに解決しました。
ローミングONにする時の注意
iPhone(iOS10)の場合ですが
「設定」→「モバイルデータ通信」→「通信のオプション」をONにするだけ。
通常はこれでOKらしいのですが、日本で普段入れていたSIMカード(IIJmio)の「プロファイル」が残っており、これを読み込んでいたためどうしても繋がらない状況だったようです。
「設定」→「一般」→「プロファイル」と進み、既存のプロファイルを「削除」することで見事に開通!
簡単なことでしたが、これを解読するのに店員さんがいろいろと調べてくれて助かりました。
6GB分をプリペイドしたつもりが1GB分しか入ってなかった件
上述の通り、デリーの空港で僕は6GB分のデータ通信ができるようにチャージしてもらったつもりでいました。
ところが購入してから1週間ほど経って、ある時から急にネットに繋がらなくなり、その後まったく使用できなくなりました。
実は仕事で緊急に100メガ以上のデータを送るためにテザリングしたんです。そのためなんらかの制限がかかったのかと最初は思いました。
でも6ギガのうちの100数十メガだから問題ないよなー、と悶々とするも状況は変わらず。
街中のAirtelショップに行ってデータを追加チャージ
翌日になっても事態は変わらず、ちょうど大都市ムンバイにいたため街中のAirtelショップに駆け込むことにしました。
そこで、データ通信がどのくらい使われたかチェックする方法を教わりました。
*121*2#
に電話をかけるだけです。
すると、あとどれくらい通信ができるかメガ数単位で表示されます。(1.8ギガ残っている場合は「Data:1800.0」という表示)
▲これは別の時のスクリーンショット。3行目にDATA:1880.2MBとある。つまり残りがあと1.8ギガほどということ。
この時、ショップの店員さんが言うには「もともと1ギガ分しか入ってなかったよ?」とのこと。
うーん、デリー空港のAirtelショップで6ギガを入れたつもりなのに・・・
おっさんに騙されたか、英語でうまくコミュニケーションとれてなかったのか。よくわからんけどとにかく今後使えないと困るので2ギガ分だけ追加チャージしてもらうことにしました。
▲ムンバイのAirtelショップでデータリチャージ。
2ギガをチャージして金額は592ルピー。
しっかりとしたショップの店員さんの対応なので安心です。
アクティベーションはその場でやってくれて、すぐに再びネットも使えるようになりました。
今回のケセラセラ
デリー空港でのAirtel SIMカード購入は面倒な手続きもなく旅行者にはうれしいですが、いかんせんプラン表も何もなく、インドなまりの英語を聞き取りながらのやりとりとなるためちゃんと自分の希望を伝えることが肝要ですね。
空港のショップでよくわからん場合は「シム・ワンジービー(ワンギガ)、プリーズ!」と伝えてとりあえず1GB分のデータだけチャージしてもらい、追加で必要な場合は街中のショップでリチャージするのが得策かと思いました。
一昔前は海外でスマホなんて考えつきもしなかったけど、今やどこでもネット環境が整っていて便利に使いこなせば旅も一層快適で楽しいものになります。
引き続きインドでケセラセラにSIMライフを楽しみたいと思います〜
ディスカッション
コメント一覧
ただ今インドで、この記事参考にさせていただき助かりました!
私の場合、アクティベートまで1日待てと言われました(゚ω゚)笑
ありがとうございます!
お役に立てて光栄です!
SIM購入場所によって対応が異なるのがインドっぽいですね。
コメントありがとうございました^^
ぼられてますよー
やっぱりそうなんですかね〜 この時金額が妙に高くておかしいなーとは思ってました。