GoPro新バージョンHero8発表!どこが進化したのか?旅Vlogerは買うべきか?

goprohero8

10月1日にGoProの新バージョンHero8 Blackと360度カメラの新バージョンMaxが発表されました!
Hero8は拡張モジュールビルトインマウント充電バッテリーの装着位置など外見上の変更、そしてHyperSmooth2.0TimeWarp2.0など中身のグレードアップと、なかなか魅力的な進化を遂げました。
今回はHero8がHero7と比べどんなところが進化したのか、ざっくりとチェックしてみます。

金額も前回の7発売時と同じ5万円くらいなので早速プレオーダーした人も多いかと思います。が、僕はまだしてません。
というのも僕みたいに旅とか自分の音楽ライブ撮影くらいにしか使ってないユーザーからすると、もうちょっと様子見しようかなーと判断したからです。その理由についても触れたいと思います。

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先取りYouTuberさんたちの動画

GoProから招待されたっぽいYouTuberさんたちが早速Hero8のレビューをしてくれてます。早いなぁ。でもとても参考になります!

Hero8では主にどの辺が進化したのか?

前バージョンのHero7 Blackと比べてどの部分が進化したのでしょうか?主なところをご紹介します。

HyperSmooth2.0

Hero7でも度肝を抜かれたHyperSmoothですが、8ではさらに安定感を増し、ほぼ100%近くブレが抑えられています。こんなの数年前まではジンバルなしでは考えられなかったけど、GoPro8では見事に実現してます。

さらに8では「ブースト」という機能も追加され、ONにするとさらに安定した動画撮影が可能になるとのこと。

自転車やバイク、スノボーなどアクティブに動く人はかなり利用価値がありそうです!

マイクの性能もUP

Hero7ではサイドと上部だけにマイクが付いていましたが、8ではカメラ前面にマイクが搭載され音をよりクリアに拾うことができます。
自撮りで喋りながら撮影するVlogerにはかなり嬉しいポイントですね。

GoPro Hero8 Black

TimeWarp2.0

2.0 のインテリジェント機能により撮られている環境と明るさなどから TimeWarp のスピードを自動調整してくれる

早送りやスローモーションっぽい動きを自動でやってくれるっていうことですね。まさにインテリジェンス。

また新たな機能として「リアルタイム撮影」というのが追加されました。

TimeWarpを撮影中に「リアルタイム」をONにすると通常撮影モードに切り替わり、OFFにすると再びTimeWarpに切り替わるという機能。
早送りのようなTimeWarp映像の中でクローズアップさせたい部分だけリアルタイムに切り替えるとそこだけゆっくり(通常の速度)で撮影されるというワケです。
これまでは後で編集が必要な部分もGoProの中で全部そういう処理をやってくれるという感じですね。うまく使えばよりクールな映像が撮れそう。

拡張モジュールが別途リリース。外付けマイク、反転モニター、ライト

音声をもっとクリアに撮りたい、自撮りしてる時などモニターを見ながら撮りたい、暗いところでもライトを照らして明るく撮りたい。
そんな要望に応えるべくオプションモジュールを接続する形で実現してます。

GoPro Hero8 Black

これはどうなんでしょうね?
GoProはあのコンパクトさが売りなはず。外付けオプションを合体させるとGoProらしさが薄れるのでは。
それでも思い通りの映像が撮りたいっていうユーザーのために考案されたシステムなんでしょうね。

拡張が必要な人だけカスタマイズで取り付ければいいので、選択肢が広まったという意味ではグッドアイデアです。

起動が早くなる

上で紹介したYouTuberさんのレビュー動画ではボタンを押してから起動する時間が0.5〜1秒くらい早くなった感じです。
Hero7まではパワーボタンを押して数秒待たないと起動しないのですが、それが結構ストレスに感じることもあります。「今この瞬間を撮りたいのに!」っていう時もどかしいですよね。
それが改善されたのは嬉しいことです。

フリーズしなくなる?

これもレビュー動画でコメントがありましたが、実際どうなのか不明です。
10人ほどでHero8でいろいろ撮影したけど誰1人フリーズをすることなく快適に使えたということなんですが。
もしそれが本当ならとてもうれしいですね。Hero7までは本当によくフリーズしてその度にバッテリーを引っこ抜いてリセットしたものです。
(ただし最新のソフトウェアにアップデートしてからそういうことが激減しました。ハードじゃなくてソフトの問題だったのかな。)

一番気になる改良ポイントはコレ!「ビルトインマウント」

これまでのGoProの常識=フレームケースにいれてマウント。しかしHero8はGoPro本体に折り畳み式フィンガーが組み込まれ、わざわざフレームに装着する必要がなくなりました。
いや〜この発想はなかった。さすがGoPro!

しかもバッテリーとSDカードの装着位置がカメラ下部ではなくて横になったため、マウントつけたままそれらを取り出し・交換できたりするわけです。

フレームをパチっと留める部分が硬くて手で開ける時結構力がいるの、なんとかならないかなーと思ってたところ。フレーム自体をなくせばいい、という発想、ステキです。

ここはあんまり進化してない?

期待してたけど、ここはあんまり進化してないっぽいところをざっとおさらい。

HyperSmooth暗所撮影

暗いところでも綺麗に撮れるのか?→変わらないらしい

GoPro最大の弱点、「HyperSmoothでも暗いところではブレが出てしまう。」
ここが改善できたら間違いなく「買い」だったのですが、今回のバージョンアップでも改善されず。残念!

「This is Action (only under the sunshine)」
GoProは光眩しい青空のもとで思いっきり遊ぶ時に撮るのに特化した撮影ツール、という方向性は変わらず。夜もアクションしたい人はジンバル(Karma Grip)使ってHyperSmoothをカットして撮影すればそこそこ綺麗な映像が撮れます。

タッチパネルの操作のスムーズさ

これもあまり変わらないようです。
しかしHero7でもそれほどタッチディスプレイの動作でストレスを感じることはなかったので、それほど問題じゃありませんね。

バッテリーの持ちもそれほど向上してない?

8では新たな機能が追加されたため従来のバッテリー(Hero5〜7バージョン)だとパワー不足になるそうで、その点も改良されたのだとか。
ただし従来のバッテリーでも一部機能が制限されるだけで通常通り使えるそうです。
肝心のバッテリーの持ち具合ですが、これも今のところ不明。まあ改善されたとしても劇的変化とはいかないと思うので、やはり予備バッテリーは常備することになるのでしょう。

今回のケセラセラ 旅動画撮影くらいなら7のままでいいかも

Luis
Luis
あんまりアクティブじゃない旅Vloger的にはGoPro Hero7 Blackのままでいいかも

というのが僕の結論です。
僕は主に旅の動画を撮ってますがだいたいゆっくり歩きながらPOV(自分目線動画)を撮る程度。

  • 走り回ったりカヌーで沢下りしたり自転車やバイクでオフロード攻めたりするわけでもないので、8でグレードアップしたようなHyperSmoothまでは求めておらず。
  • 期待していた夜など暗所での撮影もほとんど進化してなさそう。
  • TimeWarpのリアルタイムモードも面白そうだけど、実際そんなに頻繁には使わなそう。
  • マイクの性能がアップしたけど劇的な変化ではない。というか音声はこれまでもそんなにこだわってなかった。

というわけで、お財布の都合もあるし、しばらくは様子見したいと思います。
日本で発売してすぐにYouTubeにレビュー動画が満載されると思うので、それを見てからじっくり判断していこうと思います♪♪