冷えは大敵!ヴァータ体質の人が旅する時に気をつけるべきことアレコレ
しばらく新潟に遊びに行ってて、まんまと風邪をひいてしまったLUISです。久しぶりの絶不調なり・・・。
疲れがたまったり寝るときに体が冷えてしまったり、ちょっとしたことが風邪っぴきの原因になります。そういえばインドやタイを旅していた間も風邪ひかないようにアレコレ気をつけていたなーと、ふと思い出しました。
今回は旅の間に風邪をひかないように気をつけるべきことを書いていきたいと思います。
アーユルヴェーダで自分の体質を知る
そうは言ってもいろんな体質の人がいるので、ここはアーユルヴェーダの教えに従って一つの体質に絞りたいと思います。
人間には「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」という3つの性質(ドーシャ)があり、それらのバランスが崩れると体調を崩したり風邪を引いたりする原因にもなります。
それぞれ以下のような特徴があります。
- ヴァータ・・・乾いた、軽い、動きやすい、痩せた、自由な、活動的な
- ピッタ・・・暑がり、汗っかき、中肉中背、野心家、集中力、勇気
- カパ・・・ふくよか、体力がある、湿気に弱い、忍耐力、思いやり、のんびり
僕と妻の場合そろってヴァータ体質で、「動きすぎる」「乾き」「冷え」「風にあたる」などが重なると体調が悪くなる傾向があります。
なのでとにかく疲れたらしっかりと休んで、水分をしっかり補給し、体を冷やさないように、風に長時間当たらないように気をつけるべきだと判断してます。
今回は僕みたいなヴァータが強い人に向けた内容です。
汗っかきで暑がりのピッタ性質の人や、体力があって湿気に弱いカパ体質の人にはあまり参考にならんかも。
体を冷やさないようにする
ヴァータ体質の人はどんな場面でもとにかく体を冷やさないように注意したいところです。
ご飯を食べに出かける時は上着を必ず持ち歩く
エアコンがガンガンかかっているレストランに入ってしまった時のことを考えて、上着やストールなどを必ず持ち歩くようにしました。
本当はエアコンの店は入りたくないのですが、どうしても食べてみたいレストランの場合は「装備」を整えて挑みます。インドやタイなどの暑い国では「エアコンの効き具合=おもてなし度合い」という変な尺度がありますので、サービス精神旺盛な店ほどガンガンに冷やして客を迎え入れてくれます。
料理が美味しくても体が冷え切って手足が冷たくなるという事態も考えられるので、アームウォーマーやレッグウォーマーも忘れずに装備して行くといいでしょう。
▲エアコンのレストラン。他の客も皆長袖が多い。
夜行バス、寝台列車、飛行機は完全防備で
これもインドやタイなどの途上国であるあるですが、AC(エアコン)付きの夜行バスや寝台列車は狂ったようにエアコンをかけて冷蔵庫並みにしてくれます。これもオモテナシなのかもしれませんが、喜んでいるのはピッタ体質っぽいガタイのいい人(どこでもTシャツ・短パン)だけで、大概はみんな寒がっています。
ヴァータっ気のある人はここでも上着、靴下、マフラー・ストールなどを完備して、エアコンの冷えにやられないようにしたいところです。
できることならノン・エアコンのバスや列車を選ぶことをお勧めします。こちらの方が値段も安くて個人的には万々歳です。
飛行機もエアコンがきつい場合があるので、装備は完全にした状態で搭乗します。もし暑かったら脱げばいいだけの話ですからね。
▲エアコンバスは防寒着が必須アイテム。
宿泊先のベッドで掛け布団を追加オーダーする
安宿では掛け布団がなかったりシーツ一枚くらいだったりすることがあるので、遠慮せずに宿のスタッフに声をかけ毛布一枚を追加でもらうようにします。
1年中暑いと思ってた南インドでさえ、朝晩が結構冷える時があり、そんなときに薄っぺらな掛け布団一枚で朝方寒気がするなんてこともありえます。宿によっては「毛布なんてない!」と言われることもありましたが、予備のシーツやタオルくらいは何かしらあるはずですので、遠慮せずに注文しましょう。
▲薄い掛け布団一枚だけじゃ寒い。そんな時は追加でブランケットをもらおう。
ホットシャワーのある宿を選ぶ
中級以上のホテルに泊まる人には関係ない話かもしれないけど、節約バックパッカーが泊まるゲストハウスなどはシャワーからお湯が出ないこともしばしば。
宿泊するときにお湯シャワーが出るか出ないかをちゃんと確認しておきます。
インドで泊まったある宿は部屋にシャワーがあり、お湯も出ると言われたのに給湯器が故障していてまったくお湯が出ずじまい。こんな時は遠慮なくフロントに電話をかけまくり、部屋を変えてくれ!と叫ぶに限ります。(結局この時は他の部屋もお湯が出ないとのことでバケツにいっぱいお湯を汲んで来てもらって、それをちょびちょび使いました。)
お湯や温かいハーブティーを飲む
南国を旅行しているとついつい冷たいものを飲みがちで、気づかぬうちに体を冷やしてしまいます。
キンキンに冷えた水やビール、コーラや炭酸飲料、あるいはアイスやかき氷など、汗ばむほどの暑さの場合、体が欲していれば全然問題ないです。ただし飲みすぎ・食べ過ぎ・冷やしすぎになるのは防がないといけません。
たまには常温の水、できれば温かいお湯やハーブティーなんかを飲む習慣を心がけたいところです。
そこで、今回インドの旅でゲットした素敵なアイテムを紹介します。
電熱コイル〜(昔のドラえもんの声で)
水を入れたコップにコイルの先端を浸し、電源コンセントに差し込みます。
コイルから熱が伝わり、5分ほど放置しておけば程よい熱さのお湯の出来上がり!
朝晩が冷える2月のインドではかなり重宝しました。
街中の電気屋さんや雑貨屋などで打ってる場合があります。ちなみにこれは80ルピー(130円くらい)で購入。安い!
※ 電圧が違うので日本では使えません。
インドで買えるいろいろなハーブティー
白湯だけだとつまらないし飽きるので、いろいろとハーブティーを購入して楽しみながら旅をしました。
大きな町だとオーガニックショップやアーユルヴェーダ薬局があり、様々な種類のハーブティーを選ぶことができます。また、普通のスーパーマーケットとかにも数は少ないけどハーブティーが必ず置いてあります。
体を温める作用を持つジンジャーやトゥルシーが入ったハーブティーはほぼ毎日飲んでおりました。
▲いろんな種類のハーブティー。朝はコレ、寒い時はコレという感じで使い分けて飲む。
風に当たらないようにする
風に当たりすぎるとヴァータが乱れるともいいます。
扇風機をつけっぱなしにして寝ない
エアコンは論外ですね。寝る時暑いと感じても、朝になるとかなり冷え込んでいることがよくありました。
夜は汗をかいても扇風機をとめて、掛け布団をちゃんとかぶって寝ればこれを未然に防ぐことができます。
それで実は失敗して扇風機をつけっぱなしにして寝てしまったことがあり、まんまと風邪を引いてしまいました。風は風邪の元。油断大敵です。
夕方や夜に出かける時は上着が必須アイテム
暑い南国でも夕方や夜になると風が強くなり気温が下がる場合もあります。そんなときに半袖短パンという格好だと風を浴びて体が冷え、ヴァータの乱れにつながります。海辺の町などは特に注意が必要です。
風を防ぐためにウィンドブレーカーなど軽い上着を一着持ち歩くのが理想です。
▲イスラム色の強い地域では肌を露出させない文化があるのでかえって居心地が良い
疲れたら休む
ヴァータ体質の人はとにかく動きたがり。一箇所に止まっていられず、あちこち出歩きたくなります。
移動が続いたり、1日歩き疲れてクタクタになって宿のベッドにバタンキューということもしょっちゅうです。
そんな日が続いてしまうとヴァータが乱れていき、体調が悪くなって風邪をひく原因にもつながります。
時には1日何も予定を立てずにホテルや近くのカフェでゆったりし、リラックスすることも大事ですね。
そうすることでヴァータの乱れをリセットして、また気分良く旅を続けることができるわけです。
今回のケセラセラ
海外を旅してる時のことを思って書きましたが、国内旅行でも日常生活でも十分当てはまります。
まずはアーユルヴェーダで自分の体質を把握し、どんな状況になったら体調が崩れるのか自分自身で分かっていると対処しやすくなると思います。
僕は典型的なヴァータ体質なので、備忘録的にアレコレ記しておきました。
風邪を引いたり体調崩したりしたらせっかくの旅が台無しですからね〜
不調を未然に防いで楽しい毎日を送りたいものです♪
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