【中国雲南省】シャングリラ→昆明→河口(ベトナム国境)。寝台バスと列車で大移動した1日

昆明から始まり大理→麗江→香格里拉(シャングリラ)と続いた雲南の旅もいよいよ大詰め。ラストはシャングリラから一気に昆明に戻り、さらにベトナム国境の河口まで行くことになりました。
バスと列車を乗り継いで北から南へ一気に移動した時の様子をレポートします!
シャングリラで昆明行きバスを予約
市街地の北にあるバスターミナル「香格里拉汽车客运站」の窓口でチケットを購入できます。
▲シャングリラのバスターミナルがあるビル。
昆明ステーションの入口は北側のみ!南側に出る地下鉄駅の出口に注意
西部バスターミナルから地下鉄3号線に乗ったら途中の東風広場駅(东风广场站)で2号線に乗り換え、3つ目の駅が昆明ステーション「昆明火车站」となります。
ところが地下鉄の駅の出口は昆明ステーションの南側にあるんですよね。
だからどうしたの?南口から入ればいいんじゃないの?と思っちゃいますよね。しかし中国はやたらとセキュリティーにうるさい国。
なんと南側は全面閉鎖されており、北側からのみ入れる仕組みになっています。
▲地下鉄駅を出たらすぐ昆明ステーション南口に出ます。アクセス楽だなーと思ったら南は全面閉鎖されておりましたとさ。
ということで遠回りして北側に行かなければいけませんでした。
幸い荷物を持った旅行者らしき人たちについていったらちゃんと北側に出ることができましたが、何故こんな不親切な作りになってるのかとクレーム入れたくなっちゃいます プンスカ!
▲昆明ステーション南側の左端に北へ抜ける地下道アリ。ここを抜けるとちゃんと北側に出られました。ややこしや。
中国で列車を予約するのはCtripがめっちゃ楽です
昆明に限らず中国本土で列車を予約したい場合、中国最大のオンライン旅行代理店「Ctrip」を使うといろいろ楽です。
モバイルアプリは「Trip.com」という名前ですが、機能は同じ。無料なのでとりあえずダウンロードしておいても良いかも。
↓詳しい予約方法は別記事にまとめました。
Ctripで列車チケットを予約し支払いが完了したら予約内容確認画面でチケットの詳細を確認できます。
▲アプリの予約内容確認画面。11月初め、実際にチケットを購入した時の記録です。
この画面の一番上「乗車券受取情報を確認」という青いボタンをタップすると、このような画面が表示されます。
この画面とパスポートを駅の窓口で提示すれば乗車券と引き換えてくれます。
- 料金※:硬座 54.5元、硬臥 108.5元、軟臥 161.5元
- 出発時間:11:06、16:08、22:55(夜行)、12:30
- 乗車時間:5時間~7時間
金額や時間はCtripで検索したもの(2017年11月)です。変わることがありますので、直接Ctripでご確認ください。
※ 硬座:一般車両、硬臥:寝台車両、軟臥(コンパートメント寝台)
予約したチケットを昆明駅で乗車券に引き換え
さて、話は戻りますが、昆明駅の北口から駅の窓口にたどり着くまでが結構大変でした。
まず駅の敷地内に入るのに厳重なセキュリティチェックをくぐり抜ける必要があります。
▲まるで空港並みのセキュリティーチェック。荷物検査とボディーチェックなど結構厳重にやってました。
ようやく敷地内に入ったら今度は駅の建物へ入るエントランス(改札)があります。
その前に乗車券を引き換えてもらうために窓口へと足を運びます。
昆明ステーションの場合は改札の右側に何列も人が並んだロビーがありますので、その先にチケット売り場の窓口があります。
▲真ん中が改札、右奥にチケット売り場のロビーがあります。
チケット売り場はとにかく人が一杯でこれだけでも気が萎えます。列が幾つもあってどこに行ったらいいのかさっぱり分からん。
▲いったいどこに並べばいいのか・・・わけが分からずしばらく呆然としてました。
それぞれの窓口に中国語で何やら表示されています。そのうちの一つはそれほど人が並んでいなかったのでGoogle翻訳のカメラ機能で文字を読み込み解読したところ「妊婦や病人、軍人優先のレーン」とのことでした。
まあいいかということで並んでみたらすぐに窓口にたどり着け、Ctripの引き換え番号を提示して問題なく乗車券引き換えをすることができました。
▲Ctripアプリの画面を見せて乗車券を発券してもらっているところ。なんとかなって良かった。
インド並みのわけわからなさでしたが、なとかなりました。
予約せず直接窓口で買うとなると結構大変そうだなーという印象を受けました。中国の列車チケットはCtripがマジでおすすめです。
ちょっと手数料取られますがそれでも利用価値大ですわ。
昆明から河口へ向けて列車で移動!
無事に乗車券もゲットし、待合室ロビーへ。
▲空港みたいにかなり広い出発ロビーです。
河口北への列車は定刻の12:30に出発!
▲プラットホームにて。旅情をそそる。
硬座(一般車両)は現地の人でいっぱいです。旅行者っぽい人はほとんど見かけませんでした。
僕の座席には赤ちゃんが!w(゚ロ゚)w アレ!?
家族で移動してるみたいで、みなさん臨機応変に席を交換っこして思い思いに座ってますね。
▲結局違う座席に座らせられましたが全然OKっス。
▲頻繁に清掃員がやってきてゴミを回収してくれます。常に車内が清潔に保たれておりゴミも全然落ちてません。
▲列車職員がしきりに物販がんばってたけど見た感じ誰も買わなかった・・・。
ちなみに車両と車両の間はトイレとかありますが、喫煙ルームになっておりまして、煙草の煙が客席に流れる仕組みになってます。中国の残念なところは禁煙の意識が薄いところや!
それからお湯が出るのでカップラーメンとかお茶とか食べたり飲んだりする時に使えます。
▲おいっ!客席でタバコ吸うな!!・・・しかし誰も注意しない。列車職員と談笑する始末。
さておき。建水を過ぎた辺りから棚田など農村の風景も多くなり緑も濃くなります。徐々に熱帯に近づいているんだなーとジワジワ実感。
そして途中の駅でどんどん人が降りていき、やがて満員だった車内もがら空きに。
▲そして誰もいなくなった・・・。気兼ねなくPC作業もできるくらいスカスカに。ほぼ貸切状態。みんな河口までは行かないのね。ポツネン
6時間ちょっとかけてようやく河口北駅に到着。すでに日も暮れかかってました。

河口北駅から市街地へと移動する方法
河口北駅を出るとすぐ目の前に何台かミニバスが停車しています。
おそらく列車の到着時間に合わせて待機していたのだと思いますが、これに乗って行けば市街地へと運んでくれます。
▲ちょっと写り悪いんですが、河口北駅を出たところ。ミニバスがいっぱい待ってました。
運賃は2元。へんなボッタクリ客引きなんかもいませんでした。
昆明と河口北を結ぶこの路線、実は2015年1月に開通したばかりで、この河口北駅も新しい駅みたいです。
それまでは昆明から河口までは山々の間を遠回りする列車かバスで1日かけて行かなくては行けなかったようで。
本当に中国はどんどん進化し、どんどん便利になっていきます。
▲ベトナムとの国境に建てられた「中国河口」のモニュメント。夜でも半袖で過ごせるのがうれしい。
チベット族の町シャングリラから1日かけてベトナム国境の町、河口へ。
ちょっと強行軍でしたが無事にたどり着けたのを記念して打ち上げ!(一人で)
▲この旅初のビール!アルコール度数3.5%の雪花啤酒はあんまり飲めない僕にはちょうど良かった。
昨日の今頃はシャングリラでブルブル震えてたのに、一気に南下してこの日はベトナム国境の河口で汗かきながらビール飲んでる・・・。
中国の風土、気候、人々の多様性を改めて感じることのできた1日でした。
旅インフォ
目安としてこの記事における旅のデータとかかった金額を記載しておきます。
エリア | 香格里拉→昆明→河口 |
---|---|
同行者 | なし(一人旅) |
交通手段 | 長距離バス(香格里拉→昆明)、地下鉄(昆明)、列車(昆明→河口北) |
宿泊 | 云河大酒店(Yunhe Hotel) ダブルルーム 70元/1泊 |
長距離寝台バス 香格里拉→昆明(事前購入) | 208 |
---|---|
トウモロコシ、グリルソーセージ(途中のパーキング) | 10 |
列車チケット 昆明→河口北(Ctrip予約 手数料込) | 84.5 |
朝食 鍋焼き鶏肉米線(昆明西部バスターミナル) | 15 |
マクドナルド コーヒー、エッグチーズマフィン | 6 |
水 500ml | 2 |
昼食 乗っけ盛り(昆明ステーション) | 15 |
河口北駅 ミニバス | 2 |
夕食 米線(トッピングいろいろ)、雪花ビール | 22 |
中国で個人旅行をするとき、飛行機や列車のチケット、ホテルなどの予約などオンラインで行えるCtripがとても便利です。
中国では宿もオンラインで予約できます。宿の検索はBooking.comなどが非常に便利です。
Booking.com
旅の動画
旅人目線で撮影した動画です。
中国-ベトナムの旅 10 鉄道で移動 昆明→河口 / Trip to China-Vietnam 10 / Kunming-Hekou
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません