旅先でGoPro Hero7 Blackを使ってみて良かったと思った5つのこと
2週間ほどフィリピンを旅行してきましたが、今回はGoProの最新機種 Hero7 Black を携えてあれこれ撮影してきました。
ここ1年ほどハマっているPOV(Point of View:自分目線)で今回も撮ってきました。
というわけで今回はGoPro Hero7 Blackで旅人目線動画を撮影した感想、良かったところを挙げていきたいと思います。
良かったところ(1) 何と言ってもHyperSmooth機能
HyperSmoothはGoPro HERO7 Blackに新しく組み込まれた目玉機能の1つ。3軸電子手ブレ補正が内臓されていてジンバルやスタビライザーを使わなくてもかなり安定した動画を撮ることができます。
GoPro Hero7が発売されて公式サイトの紹介動画を見たとき、これ絶対ジンバル使ってるよね?と思わせるほどブレがなく滑らかだったのが衝撃的でした。このHyperSmoothのためにHero7 Blackを購入したっていう人も多いんじゃないでしょうか。
GoProを手に持って歩きながら撮影した様子
▲揺れないように意識したわけじゃなく、普通に手に持って撮った映像です。
どうでしょう?本当にジンバルでも使ってるかのように滑らかですよね。
ところで旅の間は左の胸ポケットにクリップマウントを差し込む形で固定し、いつでもどこでもサッと撮影できるようにしています。
このスタイルは以前と変わらずです。
しかしマウントの位置が体の真ん中じゃない分、歩く動作に応じて画面が左右にガクガク揺れるというデメリットがありました。前バージョンのHero6の時は安定化をはかるため妙なガクガク感が出てしまい、ちょっと難ありだけど仕方ないと諦めてました。
しかし!進化したHyperSmoothではそれもクリアになりましたよ^^
左胸あたりにマウントして歩いた時の様子。Hero6とHero7 Blackでの15秒ずつの映像
HyperSmoothが機能する解像度とフレームレートの組み合わせは?
解像度とフレームレートの組み合わせによってHyperSmoothが無効になったり安定化自体が効かないようになります。
解像度 | フレーム レート | 安定化 |
---|---|---|
4K 4:3 | 30/25 | 安定化機能なし |
4K 4:3 | 24 | 標準安定化 |
4K | 60/50 | HyperSmooth |
4K | 30/25 | HyperSmooth |
4K | 24 | HyperSmooth |
2.7K 4:3 | 60/50 | HyperSmooth |
2.7K 4:3 | 30/25 | HyperSmooth |
2.7K 4:3 | 24 | HyperSmooth |
2.7K | 120/100 | 安定化機能なし |
2.7K | 60/50 | HyperSmooth |
2.7K | 30/25 | HyperSmooth |
2.7K | 24 | HyperSmooth |
1440p | 120/100 | 標準安定化 |
1440p | 60/50 | HyperSmooth |
1440p | 30/24 | HyperSmooth |
1440p | 24 | HyperSmooth |
1080p | 240/200 | 安定化機能なし |
1080p | 120/100 | 標準安定化 |
1080p | 60/50 | HyperSmooth |
1080p | 30/25 | HyperSmooth |
1080p | 24 | HyperSmooth |
960p | 240/200 | 安定化機能なし |
960p | 120/100 | 標準安定化 |
720p | 240/200 | 安定化機能なし |
720p | 60/50 | HyperSmooth |
▲HyperSmooth が適用される解像度(source:HyperSmooth とは?)
僕はメインの設定として1080p/60fpsを使っていましたので、特に設定いじる必要はありませんでした。
4k/60fpsでもHyperSmooth対応なので高画質を求めるユーザーも安心ですね。
良かったところ(2) 手軽にモーションタイムラプスが撮れるTimeWarp
タイムラプスはこれまでのバージョンでも撮れたんですが、あとでPhotoshopやlightroomなど編集ソフトを使ってペラペラ漫画のように画像をつなぎ合わせる必要がありました。
またブレが出ないように撮影中も三脚などを使ってなるべくカメラを動かさないように注意しないといけないのも大変でした。それらの手間を考えると面倒臭さが勝ってしまいタイムラプスはあんまり撮る機会がなかったんです。
しかーし!GoPro Hero7 Blackはそれらの面倒くささをチャラにしてくれます!
HyperSmoothがタイムラプス撮影に効果的に働いて、ブレのないモーション・タイムラプスが取れちゃうんですよね。
これがおもしろい。
いろんな場面でTimeWarpを撮ってみた
タッチパネルでモードを変更するだけで、とっても簡単お手軽に撮れちゃいます。
▲モードボタンをポチポチ押して簡単にタイムラプスモードに設定変更できる。
▲タイムラプスモードで左下のマークをTimeWarpに設定。これで準備OK!
タイムラプスモードで撮影すれば、自動的に画像をつなぎ合わせて上のような動画が生成されます。4Kにも対応してるので高画質を求めるユーザーも満足できるんじゃないでしょうか。いやはやほんと簡単便利!
旅動画でもちょっとしたアクセントにもなり、いろんな場面で使える機能だと思います。
良かったところ(3) 動画だけなじゃい。くっきり見栄え良く広角に撮れるスーパーフォト
これもHero7 Blackに新たに備わった機能。撮影時の光量や被写体の動きになどを分析して、HDRやノイズ低減など画像処理が自動で行われます。
スーパーフォト機能をONにして写真撮影すると広角でコントラストのはっきりしたキレイな写真を撮ることができます。
以前は旅先にミラーレスの一眼レフカメラを持って行ってましたが荷物がかなりかさばるのが難点でした。
望遠や広角レンズなど持っていくと、僕みたいな自称ミニマリストのバックパッカー的にはちょっと厳しい荷物量となってしまいます。
そのため最近の旅での写真撮影はスマホ(iPhone)で妥協しておりました。
ボカシのきいたアーティスティックな写真を残しておきたいというなら一眼レフ&レンズは必須ですが、それほどこだわりのない身軽さを追求するバックパッカーならば、スマホカメラに加え、GoProがあればそれで事足りるのではないでしょうか。
動画だけじゃなくて写真もキレイに撮れるとあらば、もう重くてかさばるカメラを持っていく必要もありません。
▲小型のミラーレス一眼カメラでさえも「荷物」と感じてしまうミニマルな旅人はGoProだけで十分かも。
良かったところ(4) シュノーケル程度ならハウジング無しでも問題無し
GoProシリーズはこれまでも水中ハウジング無しで(生身のまま)水深10mまでの防水性能を備えていました。
で、今回GoPro Hero7 Blackでそれを試すべくセブ島の海に潜ってきました。
しかし、シュノーケルだと深くても5mほどしか潜れず、スキューバだと逆に10m以上の深いところにも潜る可能性があるので壊れたら悲惨。
なので今回はシュノーケルで3〜4mほど潜って検証するに至りました。
ハウジング無しのGoProでジンベイザメを撮影
生身のGoProです。キレイですよね。シュノーケル程度ならハウジング必要ありません。
(なお、使用後は真水でしっかり洗っておきました。)
ちなみにスキューバダイビングの際は20mほど潜ったのでしっかりハウジングを装着しました。
ハウジングを装着してスキューバダイビングした時の映像
水底が砂地だとやっぱり透明度低くなりますね。それでもそこそこキレイに撮れていると思います。
良かったところ(5) タッチパネルの操作性がアップして素早く設定できる
GoPro Hero7 Blackではタッチパネルのインターフェースも改善され、より直感的に扱えるようになりました。
タッチパネルの反応があんまり良くないという意見もあるようですが、スマホのような快適さを求めたらキリがないですよね。
僕は全然気にならず、むしろ全然使いやすいじゃん!と関心しております。
▲タッチミスによる誤動作を防ぐためのロック解除。
▲直感的に分かりやすいインターフェース。
▲解像度とフレームレートの変更も非常に明確で分かりやすい。
▲シチュエーションによってビデオ設定を変更することはよくあること。プロチューン設定もサクサク操作できるデザインになっている。
今回のケセラセラ
GoPro Hero7 Black。僕は今回の旅の前に買っておいて本当に良かったと思います。
もちろん旧バージョン(GoPro Hero6以前)でも安定した映像を撮ることができます。
しかしHero7 Blackで実現したHyperSmoothとTimeWarp機能は、これまでのバージョンにはない新たな特徴と言えます。ちっちゃかった悟空が身長伸びてみんなを驚かせた時くらいの進化でしょうか(違)。
とにかくGoProシリーズも新たな時代に突入したと思わせるくらいのバージョンアップと言っても過言じゃないかも。
公式サイトから購入すると64GBのmicro SDカード(SanDisk Extreme 64GB microSDXC)まで付いてくるのでお得です!
迷ってる方、この機会にGoProワールドに足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
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