【GoPro Hero7 Black】暗所のHyperSmooth問題→ソフトウェアv1.61で改善
2週間のフィリピン旅行にGoPro Hero7 Blackを持っていき、いろんな場面で大活躍!もうサイコー!
・・・みたいな記事を前回書きましたが、弱点もあります。
一番残念に思ったところは光の少ない暗所でHyperSmooth撮影するとモーションブラーがひどいこと。
画面の節々がぼやけるというか光の滲みが出るというか、せっかくHyperSmoothでブレを抑えているのに、これじゃ元も子もないというくらいひどいものでした。
しかし旅の間にGoProのソフトウェア・アップデートのお知らせが来まして、すぐさまインストールしたところだいぶ改善されました。
今回はその辺のことについてお伝えしたいと思います。
GoPro Hero7 Blackの最大の弱点。暗所でのHyperSmooth
HyperSmooth、すばらしい機能です。ジンバルを使わずかなり滑らかでブレのない映像が撮れるのは非常に魅力的です。
ただし!それは太陽のもと明るい場所に限った話。
そういえばGoProの公式プロモーションビデオも明るいところばかり映してますね。これは盲点でした。
今回の旅で夜の町歩きなど、光の届かない暗所で撮影したらこんな風になりました。
電子手ぶれ補正は確かに効いている感じですが、暗いところでは逆にそれが邪魔をして(?)ブレを吸収する際に光のにじみが生じてしまいます。
いや、これダメでしょ。ダメダメでしょ。
「ブレた動画は過去のもの」というのが最新Hero7 Blackのキャッチコピーにもなってますが、「ただし昼に限る」とか但し書き付け加えてほしいくらいです。
対策として夜はHyperSmoothが無効になる設定に変えた
前バージョンのGoPro6のときはこんな光の滲みが出るなんてことはなかったので、これは明らかにHyperSmoothに問題があると考え、夜とか暗い場所で撮影する際にHyperSmoothが無効になる解像度&フレームレートに設定してみました。
GoPro Hero7 BlackでHyperSmoothが無効となる組み合わせは以下の通り。
解像度 | フレーム レート | 安定化 |
---|---|---|
4K 4:3 | 30/25 | 安定化機能なし |
4K 4:3 | 24 | 標準安定化 |
2.7K | 120/100 | 安定化機能なし |
1440p | 120/100 | 標準安定化 |
1080p | 240/200 | 安定化機能なし |
1080p | 120/100 | 標準安定化 |
960p | 240/200 | 安定化機能なし |
960p | 120/100 | 標準安定化 |
720p | 240/200 | 安定化機能なし |
▲HyperSmooth が無効となる解像度(source:HyperSmooth とは?)
解像度1080p/フレームレート120で撮ってみた映像
確かにこの設定にすることでHyperSmoothが無効となり、標準の安定化機能のみが効いているように見えます。
ニュルニュルした光の滲みもないので、暗所ではこうするしかないのかなーと妥協の域に入って来ました。
(ちなみにISO感度限界値は最大の6400に設定しており、明るく映る分ノイズも多くなってしまっています。)
GoProソフトウェア・アップデートしたらだいぶ改善された
しかしせっかくのHyperSmoothというすばらしい機能を妥協して使わないようにするなんて、なんだかもったいない。Hero7 Black使ってる意味ないじゃん・・・そんな風に半ば憤慨していたところ、ジャストなタイミングでGoProソフトウェアのアップデートがリリースされたのでした。
公式サイトをチェックしてみると12月11日にアップデートがリリースされたようで、パフォーマンスとユーザビリティの両面でいくつかの改善がなされるとのこと。
HERO7 Black v1.61のアップデート内容は以下の通りです。
パフォーマンスの改善
- HyperSmooth (ハイパースムーズ) 安定化機能の強度を動的に調整し、低光量環境下で撮影したビデオのモーション ブラーを軽減できるようになりました。
- 高フレーム レート (2.7K120、1080p120、1080p240 ビデオなど) で録画する時のバッテリー寿命が長くなりました。
- カメラと GoPro アプリの接続性を改善しました。
- 音声コントロールの精度を向上させました。
- ライブ ストリームの安定性を強化しました。
ユーザービリティの改善
- HyperSmooth 安定化機能を使用した低速の流し撮り映像で、画像が途切れる問題を修正しました。
- アスペクト比 4:3 のビデオをカメラで再生する際に映像が引き伸ばされる問題を修正しました。
- 縦向きと横向きの検出機能を改善しました。
- 一部のビデオに赤い線が表示される問題を修正しました。
- 一般的なバグ修正とユーザー インターフェースの改善をおこないました。
1番の懸念材料だったHyperSmoothのモーションブラーを軽減できるということで、すぐさまGoProアプリを介してソフトウェアをアップデートしてみました。
リンク
旅先だったのでホテルのWifiを使って最新ソフトウェアをダウンロード。GoPro本体にインストールし、簡単にアップデート完了しました。
その後、夜間に撮影したHyperSmooth映像
(ISOは最大6400なのでノイズが多くなってます。)
冒頭に掲載した動画と比べると光のにじみ具合が格段に減ったように見えますね。
本当は同じ場所、同じ場面で比較すると違いが分かりやすいのですが、旅先だったのでご容赦ください。
今回のケセラセラ
まあ、だいぶ改善されたとはいえ完全にブラーがなくなったわけじゃないので…
あとはどこまで許せるか、ユーザー次第というところでしょうね。今後のアップデートでさらに改善されるかもしれませんが。
Hero7 Blackに限りませんが、暗い場所、光量の少ない場所で完璧な安定感を求めるのなら、安定化機能をカットした上でKarmaGripなどのジンバルを使うしか方法はなさそうです。
もしくは夜はなるべく動きの少ない動画を撮るようにするとか(GoProじゃなくても良い件w)
完璧を求めたらキリがないので、僕は全然満足しちゃってますが。
みなさんも是非楽しいGoProライフを!
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