【台湾南部・屏東市】屏東駅の行き方、おすすめレトロ宿、庶民的な屏東夜市を食べ歩き

屏東市

屏東市(Píng dōng)は高雄から列車で20〜30分ほどで行ける地方都市です。
市内には日本統治時代の面影を残すレトロな街並みが見られるほか、夜にはローカル色満点の夜市「屏東夜市」が開かれ、地元の人に混じって市場を散策しディープな市場メシも堪能できます。

また、三地門や霧台など先住民族の村への足がかりとなる拠点の町でもあります。
今回は霧台へ向かう前に屏東の町に一泊しましたので、その時の様子をレポートしたいと思います!

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屏東への行き方

高雄駅(高雄車站)または新左営駅(新左營站)から屏東へ乗り換えなしで行ける列車が1日に何本も出ています。

高雄周辺の列車マップ

▲高雄駅に掲げられてあった路線MAP

台湾鉄道の時刻表を調べられる日本語のサイトもあります。

参照

高雄駅の自動販売機で屏東行きの切符を買う

日本のみどりの窓口みたいなサービスカウンターが駅構内にありますが、高雄〜屏東間は自由席かつ短距離。いちいち窓口に並ばずとも自動販売機で購入できます。

高雄駅で屏東行きの切符を買う

▲日本の都市部ではあまり見られなくなったボタン式の切符販売機。このボタンを押す感覚、なんだか懐かしい。

高雄→屏東
列車名:自強号
48元

車内は日本の通勤列車みたいに普通な感じでした。

台湾・自強号の車内

高雄を出発して窓の景色を見ながら25分ほど。あっという間に屏東駅に到着しました。

屏東駅構内の様子

▲屏東駅の駅構内。新しくて綺麗!

屏東駅外観

▲2015年、線路の高架化とともにリニューアルした駅舎。立派です。

屏東の宿泊

高雄や台南ほどじゃないけど、外国人旅行者も気楽に泊まれる宿泊施設も各種あります。

屏東駅周辺MAP(booking.com)


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屏東駅周辺ホテルのセール情報(booking.com)


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1950年代の屏東市の生活体験ができる宿!?

僕が屏東で泊まった宿は「Experience of the Country Life」台湾名が「50年代屏東市郷下人家生活体験」という長ったらしいネーミングのお宿でした。

読んで字のごとくなのですが、1950年代風の家屋で当時の生活を体験できるという趣旨らしいです。
実際はそんなディープな体験ができるというよりは、単に「レトロな雰囲気を漂わせたアットホームなお宿」といったところです。

屏東駅から「Experience of the Country Life」までのルートMAP

地元住民が普通に生活をしている路地を進んで行くと宿の入口があります。

屏東市街の路地裏

▲お宿のすぐ隣の路地。本当に周りは普通の民家ばかり。

古民家を改装したような作りですが、中はリフォームされていてとても新しくて綺麗。
レトロな家具や置物などが展示されており、落ち着ける空間でした。

屏東のレトロ宿

▲敷地内の一コマ。ところどころレトロなアイテムが散りばめられています。

屏東のレトロ宿・客室内

▲部屋の中はコンクリート打ちっぱなしな感じでクールな内装でした。

ご主人も女将さんも気さくな人たちで、英語はほとんどNGですが、Google翻訳などを使ってコミュニケーションできましたw

自転車も乗っていいよとのことだったのでお借りして、街に遊びに出かけました^^

レンタル自転車で屏東の街を滑走

▲宿の自転車を借りて夜の屏東シティーを走る。

屏東観光夜市

屏東駅から歩いて5〜6分ほど。
大通り(復興路)を渡って民族路に入るとそこはもう夜市が賑わうエリアです。
だいたい18:00くらいから賑わい始めますが、昼でもやっているお店があり、活気の絶えない場所です。

屏東駅から屏東夜市までのMAP

屏東夜市の特徴は何と言っても「食べ物屋さんが多い!」ということ。
市場というと雑貨や衣服などを売るブースがバランスよく配置されているイメージがありますが、この夜市はとにかく「食」がメイン。そして地元の人たちが日常的に利用する市場なので、価格はとても良心的!
ふらりと訪れたツーリストも十分楽しめる夜市となっています。

屏東夜市

▲大通り「復興路」を渡った先にある「民族路」が夜市のエリア。人の量が格段に増え、道の両脇にずらりと賑やかなお店の看板が並んでいるのですぐに分かります。

どの店も「老舗感」が漂っていて、どこに入っても名店の予感!
その中でも行列ができるお店、人がいっぱい入っているお店は人気店なので、味もコスパもかなり期待できます。

屏東夜市

屏東夜市

屏東夜市

▲どこに入ろうか迷う…。

シンプルな鶏ささみ丼が美味しい「鶏肉飯」

僕が最初に入ったのは「鶏肉飯」。
その名の通りチキンライスのお店です!

屏東夜市・鶏肉飯

▲お客さんもいっぱい入ってて人気店なのが外からも伺える。

ここでは鶏ささみ丼と臓物スープ的なものを頂きました。

屏東夜市・鶏肉飯

スープの方も豚の内臓だと思うのですが、臭みもなくコリコリした食感がおいしい。刻み生姜もたくさん入っていてすごくアッサリ。日本の味噌汁みたいに台湾ではポピュラーなサイドメニューです。

鶏肉飯
鶏ささみ丼+臓物スープ
70元

おかわりしたいところだけど、次のお店へハシゴします。

ツルツルの肉入り混ぜソバ「手工麺」

大通り「復興路」から民族路へ入ってすぐ左側にあります。
「手工麺」と堂々と掲げられた屋台風のお店。
カウンター席の向こうでおばちゃんがせっせと麺を茹でている姿に惹かれ、席についてみました。

屏東夜市・手工麺

屏東夜市・手工麺

▲おばちゃんが目の前で麺を茹でてくれる。

手工麺、すなわち手打ち麺をさっと茹で、味付け肉と刻みネギ、もやしを乗せてつけ汁をかけただけのシンプルなラーメンです。
つけ汁の量は少ないので見た目汁なし麺のようです。

麺のメニューが大小のみ。麺の種類は太麺や細麺などが選べます。僕は細麺の大を注文しました。

屏東夜市・手工麺

丼の底に盛られたつけ汁と麺をからみ合わせて混ぜソバのようにして食べます。

屏東夜市・手工麺

▲麺の茹で汁をもらえるので、それを残ったつけ汁と合わせて締めのスープに。

ひっきりなしにお客さんが入れ替わるので、ここも人気店なのでしょう。

ボリューム満点の台湾かき氷スイーツ「進來涼」

民族路を150mほど進むと民權路という通りに出ます。この通りにはスイーツショップがいくつかありましたのでそのうちの一軒に入ってみました。

屏東夜市・スイーツ・進來涼

▲民權路の途中にある「進来涼」に入ってみよう。

ガラスケースにズラリと備えられている台湾スイーツの数々。
この中から好きな具を選び、盛り付けてもらいます。

屏東夜市・スイーツ・進來涼

▲寒天や白玉、小豆やお芋など、種類が豊富。この中から5種類選ぶ。

出来上がったのがこちら
屏東夜市・スイーツ・進來涼

▲かき氷ドーンです。

屏東夜市・スイーツ・進來涼

▲氷をかき分けて行くとようやく中の具がお目見え。

すでにお腹いっぱいの状況だったけど、デザートは別腹。おいしく頂きました!

進來涼
台湾かき氷(5種の具材)
40元

この他にも魅力的なお店がたくさん!
もう何泊かできるのなら絶対毎晩通ったと思います。
観光客ズレしていない、垢抜けない雰囲気漂う屏東夜市。ぜひ屏東市を訪れた際はぜひお試しを!!

Luis旅Vlog

墾丁→高雄→屏東(墾丁で朝ごはん・高雄で鉄板焼き・屏東のレトロ宿・屏東夜市)