【台湾南部の秘境】原住民族ルカイ族の村1泊旅行。霧台と神山の見どころ・食べどころ

台湾南部、屏東の町からバスで2時間ほど。
台湾の先住民(原住民族)ルカイ族の住む集落「霧台郷」に行って来ました。
今回は霧台郷の中の霧台部落・神山部落の見どころ、グルメスポット、ステイ中の楽しみ方などをお伝えします!

霧台への行き方についてはこちらの記事をご覧ください!

(当記事は2019年3月の情報です。)

霧台ってどんなところ?

霧台部落は標高約1000メートルの山あいの村。屏東県で最も標高の高い集落であり、原住民族ルカイ族の故郷としても知られています。年間平均気温は17〜18℃で、真夏でも過ごしやすい気候です。
山々に囲まれているので周辺は谷間があったり滝があったり、自然がいっぱいの静かな環境に満たされ、多くの旅人を魅了しています。
都会から隔絶されたこの場所は、ルカイ族の伝統と文化に満たされた桃源郷のような場所とも言えますね。

霧台・神山の風景

のどかな田園風景とスレート(平べったく切り出した石)を積み合わせた独特な石造りの建物も特徴的。

霧台・神山の風景

民宿に泊まったりホームステイなども可能で、ルカイ族の生活体験を味わうこともできます。
(ただしシーズンオフなどはクローズしているところも多いので注意が必要。)

霧台・神山部落の宿情報はこちら

ルカイ族の居住するエリアは、佳暮(Jiamu)、大武(Dawu)、吉露(Jilu)、阿禮(Ali)、好茶(Haocha)、そして霧台(Wutai)の各部落に分かれており、それらを総じて「霧台郷」と呼んでいるそうです。
観光客が多く訪れる「霧台部落」はルカイ族の芸術的なキリスト教会や伝統建築が立ち並ぶ場所なので、アートビレッジとして保護・整備されています。

霧台部落のおすすめスポット

霧台は歩いて一周できちゃうくらいこじんまりした集落です。
なんといっても異国情緒ただよう石造りの建物や小道が魅力的ですが、そこに暮らす何気ない人々の暮らしぶりも見所と言っていいかも。観光地然としたものより異国の日常風景に惹かれる人は、ぜひゆっくりと霧台、そして神山の集落を歩いてみてください。

霧台のおばあちゃん

▲お土産のカゴなどを作るおばあちゃん。

霧台のかわいいトラック

▲ナンバー無しのかわいいトラックと何度かすれ違った。

霧台の食堂のおばさん

▲宿を探していた時に親切に教えてくれた食堂のおばさん。

霧台の郵便局のポスト

▲霧台の郵便局。独自デザインのポストがいい感じ。

旅先で現地の日常風景の中に浸るのも旅の醍醐味の一つですね。
観光名所的なところや食堂・カフェなども多すぎず・少なすぎず、小さい集落の中にギュッと詰まっています。

ルカイ文化広場

バス停から階段を上ったところにある見晴らしの良い広場。
ルカイ族の風貌を模した人形が設置されていて旅行者を迎えてくれます。

霧台・文化広場

▲何かのイベントの準備か、広場を囲むようにテントが設置されていた。

その傍らには小学校(霧台國小)があり、子供達が元気に通う姿をみることができます。
ルカイ族の末裔でしょうか。こんな山の中にも、ちゃんと子供達が当たり前の日常を過ごしています。

霧台國小

▲霧台國小の入口と、その隣にある魯凱文物館の石看板。

小学校の横には魯凱族(ルカイ族)文物館があり、その外観の装飾にまず目を奪われることでしょう。
ここはルカイ族の伝統的な手工芸品や日用品、民俗的な価値のある文化財などが展示されています。

魯凱族(ルカイ族)文物館

▲スレート石が積まれた荘厳な雰囲気漂う文物館入口。

ルカイ族文物館
開館時間:毎週火曜~日曜(月曜休館)
9:00~16:00
入場料:20元/1人(住民、65歳以上は無料)

霧台基督長老教会(キリスト教会)

石畳の道を歩いて行くとひときわ目立つデザインの建物があります。
三角屋根に十字架があることからキリスト教会だというのはすぐに分かりますが、石で組まれたその外観は他ではなかなかみることができない斬新なデザインとなっています。

霧台基督長老教会

この教会は地元霧台の芸術家、杜巴男(Du Ba Nan)さんによってデザインされました。
デザインコンセプトは「ルカイ族の団結」と「家族」だそうで、がっちりと組まれた石壁と人物を模した石像にその精神が現れているようでうす。
この教会は杜巴男さんの遺作にもなり、今でも追悼の意を込めて訪れる人が多い場所となっています。

霧台基督長老教会の石像

▲礼拝堂の入口は階段を上がった2階部分。屈強な男たちの石像がお出迎え。(鍵が閉まっていて中には入れなかった。)

霧台のグルメ

霧台で食べたものをメモ的にご紹介!

香腸
葉っぱに巻かれた豚肉ソーセージをそのままガブリといただきます。

霧台のソーセージ葉っぱ巻き

道端でおばちゃんが蒸し器に入れて売っており、思わず買い食いしましたが、とってもおいしかったです。(一つ25元)

泡麺
霧台集落から少し離れていますが、見晴らしの良い食堂があったのでそこでランチ。
カフェや軽食がメインのようであまり食べものメニューがなかったのですが、黒板に「泡麺」と書いてあったのでそれを頼みました。
「泡麺」ってこの地方の名物なのかな?とその時は勝手に思ってたのですが、あとで調べてみると要するにカップヌードルやサッポロ一番的な即席麺のことみたいですね。

霧台のラーメン

即席麺を調理して出してくれました。野菜と卵を入れてくれてボリュームもありなかなかの満足度。
景色も良くて一人でゆっくりできました。

食べたのはこちらのお店↓

古巴浪咖啡
営業時間:9:30〜17:00



夜はどこも閉まってるので早めに!
集落の中にはいくつか食堂やカフェがありますが、夕方5時や6時に閉まってしまうので夜は宿で出される食事か、事前に何か買っておいて部屋で食べるしかありません。
僕の泊まっていた宿(接待家庭)では食事が出なかったので、夕方6時ごろ、暗くなる前に慌てて買い出しに出かけました。

案の定ほとんどのお店が閉まっていましたが、バス停の前の食堂が運良く開いておりました。
メニューは見当たらなかったのですが、お姉さんがいろいろと教えてくれてよくわからないながらもいくつか頼んでみました。

霧台の豚肉ソーセージとちまき

▲豚肉のソーセージと雑穀を葉っぱで巻いたちまき。

霧台の料理、食事、スープ

▲野菜たっぷりのスープ。不思議な味がしたが美味しかった。

18:00を過ぎてもやっていたので助かりました。
このお店が開いてなかったらひもじい夜を過ごすところでした。

霧台の食堂

▲バス停のすぐ横にあるこちらのお店。サイドメニューもいろいろあります。

神山部落のおすすめスポット

霧台集落から下り坂を歩いて20~30分くらいの場所にある神山部落もいくつかの見どころがあります。
霧台部落と同様にスレートの石を組み合わせた独特な建築物も各所で見られ、同じルカイ族の地であることが分かります。

▲霧台から神山へ車道(台24線)をバイクで下りて行った時の様子。

展望台

神山集落の外れに谷を見下ろす展望台があります。
あまり整備されてないのか、ちょっと草ボーボーでしたが雄大な景色を楽しむことができます。

神山の展望台

▲展望台と左奥は崖っぷちの絶景ポイント。

神山の展望台の景色

▲崖っぷちから谷間を眺めることができる。(転落注意!!)

神山瀑布

集落の端っこから谷の方へ伸びる小道があります。曲がりくねった山道をひたすら下って行くと神山瀑布への遊歩道入口に到達します。
僕は今回、宿でバイクを貸してくれたのでそれほど大変じゃありませんでしたが、歩いて行くには結構な距離です。
バイクでも「この先に本当にあるのかな?」と途中で心配になってきました。

神山山荘の脇道

▲民宿「神山山荘」の脇道をどんどん下って行く。

神山瀑布の遊歩道

▲宿で借りたバイクでなんとかたどり着いた神山瀑布の遊歩道入口。

霧台部落のバス停からは合計で3.4kmほど。

結構な距離かと思ったけど、登山やハイキング好きな人なら余裕で往復できるかと思います。

神山瀑布の遊歩道

▲崖に無理やり作られたような遊歩道を歩いて行く。鬱蒼と茂る森の先に滝があるらしいのだが…。

遊歩道は手すりやフェンスなどがしっかり整備されていて安心して歩くことができます。
5分ほど歩くと道が開けて滝の流れを間近に見られる絶景スポットに出ます。

神山瀑布の遊歩道

▲ようやく滝の見学ポイントに到着。

滝はまあまあな感じでしたが、滝壺の水がすごく澄んでいて魚が泳いでいるのが見えました。マイナスイオンたっぷりの空気を味わうことができます。
フェンスの向こう側は立ち入り禁止なので滝壺まで行くことができませんが、この景色だけでも壮観です。

神山瀑布

神山のおやつ

神山集落では愛玉とあんぱんを食べました。どちらもおいしかったのでお店をご紹介します。

神山愛玉氷
ひっそりとした集落なのに、異常なほどの行列ができているお店がありました。
ここは霧台郷の中でも有名な愛玉(オーギョーチ)屋さん、その名も「神山愛玉氷」です。
ここの愛玉を食べるためにわざわざ遠くから訪れる人もいるそうです。

神山愛玉氷

▲神山愛玉の周りには車やバイクでいっぱい。ドライブの途中で立ち寄る人も多そう。

早速列に並んで10分くらい待つとやっと順番が回ってきました。
愛玉のメニューはいくつかの種類がありましたが、レモン小米愛玉を頼んでみました。

神山愛玉

レモンシロップとタピオカのようなモチモチが入った見た目も清涼感のある一品でした。
お店の2階は展望ラウンジみたいになっていて、霧台周辺の山の景色を楽しみながら愛玉を味わうことができます。

神山愛玉氷

神山愛玉氷
営業時間:9:00〜17:00
定休日:月曜日

佳人香草工坊
路地を散歩していたらパン屋さんを発見。親切なお店のおばちゃんにお茶を勧められ、しばし休憩。
他の台湾人旅行者の方々もベンチで休んでいて、「あら、日本人が来たよ」みたいな感じで盛り上がってました。

神山・佳人香草工坊

▲ガレージみたいなところでパンを売っている。

パンの種類はそれほど多くないように見えましたが、ここは香草(ハーブ)のペーストを使ったパンで有名らしいです。

神山・佳人香草工坊のパン

あんぱんを買ってその場で食べてみましたが、アンコの他に何か爽やかな風味がして美味しかったです。

神山・佳人香草工坊の猫

▲パン屋さんの猫。写真撮影にも気取らず応じてくれた(笑)

Luis旅Vlog


屏東からバスで霧台へ。霧台の宿でバイクを借りて霧台部落周辺を散策。さらに滝を見に神山部落周辺をツーリング。全体的にアクションカメラのGoProで撮影しています。

POV(旅人目線動画)を今後もたくさんアップして行くつもりです。
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